【取引材料は大切に】
おやじさんたちもデストロンもV3を探しています。おやじさんたちは、戦闘員の目をV3からそらすために、わざと目立って戦闘員をひきつけます。まんまと釣られる戦闘員。そんな雑魚を相手にしている場合ではないと思いますが。
それとは別に、バーナーコウモリの人間体の中田博久さんもV3を探しています。そこへ遭遇するタマミさん。食料の買い出しでしょうか。
タマミさんは風見志郎を発見します。その上をおやじさんとシゲルくんが通りますが、タマミさんはさっきのバーナーコウモリ人間体の仲間と思ったようです。子供連れですが。
風見志郎の夢の中に純子さんが出てきますが、この回の純子さんの出番はこれだけです。ちなみに前回とあわせても、この前後編で純子さんの出番は3シーンだけでした。
風見志郎が目を覚ますと、どう見てもヅラに付け髭の男とタマミさんがいます。あと風見志郎、いつの間にか下の服が変わってます。
風見志郎はタマミさんたちに地下室にかくまわれますが、風見志郎はそこでデストロンマーク入りの箱を発見します。
ヅラの付け髭の男は岡島博士でした。岡島博士はデストロンからダブルライダーによって助け出されたそうです。ダブルライダー、生きているんならやっぱり直接欠点とやらを教えてくれれば良いように思います。
しかし、山小屋の回りをデストロンが囲みます。風見志郎がそーっと出て行くと、戦闘員の急襲。良い選曲です。
あとバーナーコウモリ、あんな穴あきまくりの羽根でちゃんと飛べるのでしょうか。
風見志郎はV3に変身。バーナーコウモリと互角に戦います。「ガマボイラーの力も長い時間もたなかったのか」とバーナーコウモリ。ガマボイラーの力を当てにしているようでは、この怪人もたいしたことはありません。
ダブルライダーは、風見志郎に秘密を伝えるよう、岡島博士に博士に頼んでいたようですが、デストロンに追われる岡島博士は、それをデストロンとの取引に使うつもりだったようです。ダブルライダー、とんだ奴に秘密を預けちゃいました。
てか、生きてるんだったらやっぱり直接(略)。
おやじさんたちを探すタマミさんの前にバーナーコウモリが現れます。バーナーコウモリ、いちいちさかさにぶら下がるのは良いですが、木など全くない大荒野で戦う場合は一体どうするつもりなのでしょうか。
バーナーコウモリは岡島博士の猟銃で腕を撃たれ、あっさりと引き下がります。やっぱりたいしたことはありません。
風見志郎と岡島博士は、秘密の隠し場所に到着します。中身を見るには、どうやら地図の暗号が必要だったようですが、風見志郎は覚えていたようです。燃やしたことが仇にならなくて良かったです。
中に入っていたのはカセットテーブとイヤホンです。電源は乾電池でしょうか。まあ電源がなくなっていても、中身を抜いて別の場所で聞けばいいわけで、この場所で聞けるようにした気遣いが、むしろ危険な気もします。
あと、こんなものどこで吹き込んだのでしょうダブルライダー。
テープを聴く風見志郎。V3の4つの弱点について順番に語られているようですが、前3つの内容にはあまり反応せず、最後の弱点にだけ大いに驚きます。前3つは大したことがなかったのでしょうか。
ところで、聴いたテープは自動的に消滅するようにでも作られていたのでしょうか。
風見志郎と岡島博士が出ようとすると、岩が崩れ、岡島博士は閉じ込められます。
風見志郎はV3に変身、バーナーコウモリと戦います。閉じ込められた岡島博士は「かざみー」と呼び捨て。ずいぶん調子のいい人です。
バーナーコウモリは、さっき銃で撃たれた箇所が痛むようです。V3はバーナーコウモリごと逆ダブルタイフーンで岩を砕き、岡島博士を助けました。
ラスト、「残る3つの弱点とは何か?ガンバレ!それも乗り切れ!」とナレーションが入りますが、3つの弱点は乗り切るどころか明かされることもないまま番組は終わるのにな、と思いながら今回は終わりです。
あと、小屋の地下にあった箱の中身は何だったのかも気になるところです。
>残る3つの弱点とは何か?
このヒキはねぇ…子供たちのニーズとズレちゃってると思うんですよね。製作者側の思惑をそのまま出しているというだけで。見ている子供たち(あと、今の我々も)は「弱点とは何か?」なんて全然興味ないんですよね…デストロンに所属しているわけじゃあるまいし。リアルタイムで見ていた頃のかすかな記憶としても、この「26の秘密」がらみの内容に関しては全然乗れなかったような…。このあたりのスタッフの試行錯誤および迷走っぷりについても、マンガ「仮面ライダーをつくった男たち」で取り上げてほしいと思ったりして。
>月見家さん
そうですね、確かに子供の視聴者としては、V3がカッコよく怪人をやっつけるのを見たいのであって、デストロンに弱点をつかれてビンチに陥るのを見たいわけでしないですからね。
まあ、話を作る側に立てば、制約のあるヒーローの方が話は作りやすく、面白くもできるし、年長の視聴者となれば、そういう話もまた面白く見れるようになるんでしょうけれども。
私的には、自分を知らないV3→戦う度にピンチになる→新しい力を発見する→前より強くなる という話の展開は良かったと思います。
まあ、結果的にそれが「V3を弱く見せている」という製作者側の反省に繋がり、26の秘密もいつの間にか消滅する事になったんでしょう。
もう最終回なんか、明らかに逆ダブルタイフーン使ってるのに、V3ピンピンしてますもんね(笑)。
「仮面ライダーをつくった男たち」、いろいろ話には聞くのですが、私は未見です。いづれぜひ読みたいです。