【千載一遇のチャンスは大切に】
棺桶に入れられたまま燃やされる風見志郎。しかし、炎によってダブルタイフーンが回りはじめたことにより、エネルギーが蓄積された模様。
「不思議だ、熱さを感じなくなった」と風見志郎。それは燃えていることに気がつかないということにもなりかねないので、それはそれで危険な感覚のようにも思いますが。
焼却炉の扉を開けるデストロン。イカファイアが勝った気でいると、V3のバカ笑いが聞こえます。「誰だ笑う奴は」とイカファイア。あの人しかいないじゃないです。
イカファイアと戦闘員が外に出ると、煙突の上にV3が立っています。登場の仕方としては理にかなっていますが、この時、V3の衣装を着た中屋敷さんが、50メートルある煙突の上に本当に立っていたそうです。
技斗を担当していた高橋一俊さんは、もし中屋敷さんが落ちて死んだら、自分も死のうと思っていたそうです。
V3はイカファイアや戦闘員と戦いますが、イカファイアはV3が戦闘員と戦っているスキに逃げます。もうV3ホッパーも効きません。
まあ、瞬間移動できるので無理もありません。
そのころ、おやじさんがフラフラ歩いてます。おやじさんは、一台の車を止めます。乗っていた少年はライダー隊の隊員らしく、立花会長と言ってます。ライダー隊の結成式で会ったそうです。ウニドグマの時に隊員になった子供と似ていますが、どうやら別人のようです。
ところで、少年ライダー隊って、結成式なんてやってましたっけ。確か本部開きのときは、レギュラーメンバーとナオキ・ミツルしかいなかったはずですが。
おやじさんはポケットから落ちたマッチを拾って「伊東温泉 かめや」と、書かれたホテル名を読み上げます。さすがおやじさん、テレビというものをよく分かってらっしゃる。
ちなみに、私が見た地上波の再放送では、このタイアップの部分がなぜかカットされていました。
かめやホテルに行ったおやじさんですが、テレビバエに催眠電波にかかります。このテレビバエの能力があるのなら、もう少し違う作戦も立てられたようにも思いますが。
隊員からの電話を受ける純子さん。受話器の位置がちょっと変です。
純子さんが外に出ようとすると、弟のシゲルくんがいます。純子さん、自分の弟だというのに「くん」づけです。
お父さんやお母さんには黙っててと純子さん。そういや、この姉弟の両親って、一度も本編に出てきませんでした。
シゲルくんは、黙っている代わりに見返りを要求している模様。グローブを見て「2100円かあ」と言ってます。5%の税込み価格でしょうか。
純子さんは、シゲルくんを少年ライダー隊に推薦してあげると言い、シゲルくんはそれでOKします。そんなつまらない見返りで本当に良いのでしょうか。
シゲルくんに本部を任せて出て行く純子さん。もしシゲルくんが来なかったら、本部はともかく、店開けっ放し、万引きし放題の状態にしたまま出て行くつもりだったのでしょうか。
シゲルくんが機械を適当にいじって困っていると、風見志郎が帰ってきます。シゲルくんの名前を聞いて「珠?純子さんの弟?」と風見志郎。
可愛い顔して、もうこんな大きい子供がいるのかあの女とか思われなくて良かったです。
かめやホテルについた純子さん。いきなり布団をひっぺがすと、おやじさんではなくテレビバエが寝ています。テレビバエが純子さんに催眠電波を出していると、V3がやってきます。
「2キロ四方の電波は妨害できるんだ!」とV3。ということは、純子さん一人助けるために、周辺住民のテレビラジオは乱れまくり、放送局には苦情が殺到していたことでしょう。この始末どうしてくれますか仮面ライダーV3。
風見志郎は、かめやホテルを探ります。監視の戦闘員をやっつけて、「こちら屋上監視班、ライダーV3発見!」と猿芝居です。ていうか、先週は風見志郎の声を作ったくせに、その声に気がつかなかったのでしょうかデストロン。
風見志郎は、戦闘員のマスクを拝借して戦闘員に化けます。マスクを剥がされた戦闘員、中にもちゃんとメイクしています。なかなか芸が細かいです。
あと、この時期はヅラだったという風見志郎、1カットでヘルメットが脱げません。風も大敵です。
ホテルに忍び込んで、まんまと戦闘員を外に出した風見志郎。ここでもやっぱり1カットでマスクを取ることができません。
おやじさんを助けようとした風見志郎ですが、テレビバエの催眠電波にかかったおやじさんは風見志郎をおそいます。そこへテレビバエとイカファイアの登場。テレビバエは催眠電波で風見志郎を眠らせます。
風見志郎を基地に捕え、「改造を始めろ!」とテレビバエ。いやいや、首領は「風見志郎の肉体組織を調べろ」て言っただけなんですけどね。
しかし、風見志郎は催眠電波にかかっていません。30分だけ自己催眠をかけていたそうです。「シャレた真似を!」とテレビバエ。確かにハエにはできない芸当です。
風見志郎はライダーV3に変身。このシーンでの使用で、第1作からおなじみ音楽のテープが切れたようです。以後この音楽は、裁断部分をつないだ状態で使用されます。
テレビバエの催眠電波に、「オレには通じないのを忘れたか」とV3が調子に乗っていると、今度は殺人電波をモロにくらいます。油断大敵です。
あとV3、相変わらず本当の眼じゃないところを押さえています。
外でテレビバエ・イカファイアと対峙するV3ですが、湖面を見ると、ボートでおやじさんが純子さんにナイフを向けています。指示とかタイミングとか、撮影が大変そうです。
手向かえば二人とも殺すと脅され、V3は二人の怪人にやられたい放題。しかし、怪人の一瞬の油断をついて、V3・26の秘密のひとつ、ライダー円心(遠心?)キックをお見舞いします。キックが秘密のひとつというのも何だかアレですが、まあそういうことのようです。
キックを受けてもまだ立っているテレビバエとイカファイアを見て「しまった、失敗か?」とV3ですが、二人の怪人は「フラーイ」「ファーイヤー」と言いながら倒れ、大爆発です。どうやらV3の早合点のようでした。
催眠の解けるおやじさん。そのおやじさんに、純子さんが抱きつきますが、おやじさんは「志郎に笑われるぞ」と言って抱きしめようとしません。なんともったいないことをするのでしょうか。
そこへ「チッ、オッサンのくせ若い女とイチャイチャしやがって」と言わんばかりの顔で、風見志郎がヌッと出てきて今回は終わりです。
次回予告、「壮烈なマシンガンの雨」と言ってますが、「銃弾の雨」ということなのでしょうか。まあ、マシンガンが降ってきても、とっても痛そうなのでそれはそれでイヤですが。