【建物は大切に】
V3は、おやじさんを助けにライダー隊本部へ向かいます。ところでいつの間に作ったのでしょうかハリケーン。
地面に沈んでいくライダー隊本部。その沈んでいる建物の底から、ハサミジャガーが現れます。沈んでいく建物の巻き添えになる危険性もある登場の仕方です。まあそれはそれでかまいませんが。
ライダー隊本部のテレビに、ダブフルライダーが苦戦する映像が、デストロン通信衛星からの生中継で映し出されます。もっとも、建物がこの状態では電気は送られていないように思いますが、充電式のテレビでしょうか。
あと、映像があるということは、戦闘員の誰かが撮影しているということになります。余裕でカメバズーカの巻き添えになりそうです。
そこへ、仮面ライダーV3が現れます。「立花さんは預かる」とV3。しかしシーンが変わると、もうおやじさん呼ばわりです。なかなかフテぇ野郎です。さすが風見志郎。
本郷猛と一文字隼人もやってきたのでデストロンは退却しますが、風見志郎は戦闘員を深追いします。ところで違う方向にもうひとり逃げましたが、そっちはほっといてもいいのでしょうか。
戦闘員を捕まえる風見志郎ですが、戦闘員はすぐにハサミジャガーに消されます。ハサミジャガーを追う風見志郎。ハサミジャガー、シザースシザースうるさいのですぐにわかります。
しかし、ハサミジャガーが逃げ込んだ茂みからは、神父のような男が出てきました。変装のくせに「バケモノだ!」とぬけぬけと言ってます。「しまった、逃げられたか」と風見志郎。いやまあ、目の前にいるんですけどね。
風見志郎は、いつの間にかたててある両親と妹の墓参りです。そこへ純子さんがお花を持ってきます。どうやって墓の場所を知ったのでしょう。凄いサーチ能力です。
しかも、墓参りだというのにミニスカート。なかなか分かってるじゃないですか、いや、けしからん女の人です。
風見志郎が何かと戦っているのが分かるのでお手伝いしたいと言う純子さん。まあ何かというより、あのハサミ野郎なんですが。
風見志郎を見て「人が変わったみたい」と純子さん。まあ中身は変わってます。ていうか、まさに今が本当の風見志郎というか宮内洋です。
その純子さんを、デストロンが狙います。純子さん、第1話から気になっていたのですが、走り方がちょっと妙です。まあ可愛いからいいですが。
そこへ現れる風見志郎。変身ポーズを初公開。1号と2号とを組み合わせたようなポーズです。
自分の能力を把握していないV3に、本郷と一文字から助言が入ります。仮面ライダーどうしは、遠く離れていても意志は通じ合えるのだそうです。
ただそうなると、戦うときはいいですが、仮面ライダーといえども男です、女の子とあんなことやこんなことをしてても筒抜けということでしょうか。
「そこでキックだ!」「反転しろ!」「パンチ!!」とダブルライダーのコーチが入ります。どういう状況でふたりが戦いに参加しているのかは分かりませんが、はたから見ると、ちょっとアブナい人と思われそうです。
V3の投げで、どう見ても死んだようにしか思えない転がり方をしたハサミジャガーですが、どうやら逃げたようです。V3はV3ホッパーでデストロンの車を追います。
車に追いついたV3ですが、中身は空です。「デストロンといえども、白昼完全に消えるはずがないんだが」とV3。まあデストロンだからこそ白昼完全に消えるんですけどね。
教会に忍び込む風見志郎。やってることは完全にコソドロです。ていうか、そんなもの、常備しているのでしょうかこの人。
神父を追った風見志郎。神父はハサミジャガーでした。ハサミジャガーは、カメバズーカの体内に仕込んだ原子爆弾で東京を壊滅させる作戦を風見志郎にバラしますが、仮面ライダー特有の能力で、怪人の話はダブルライダーに筒抜けです。
それはいいのですが、だとしたら風見志郎、うっかり本郷や一文字の悪口も言えません。日常生活から神経使いまくりです。
ライダー1号2号にのされている戦闘員を発見するカメバズーカ。「おーい!!…アラァ??」とカメバズーカがびっくりしていると、ダブルライダーの登場です。
「カメバズーカ、貴様にこの東京の平和は乱させん!」とライダー1号。手袋を直す仕草とかが、やっぱり若干ストロンガーに見えなくはないですが、多分気のせいです。
ダブルライダーは、仮面ライダーの全エネルギーを出してカメバズーカを吸い付け、空中高くジャンプ、飛行します。
ちなみに、単独で空を飛べる仮面ライダーはスカイライダーだけですが、仮面ライダー(含む電波人間タックル)は、二人以上の力をあわせる飛ぶことが可能になるようです。
一方、仮面ライダーV3は吊り橋でハサミジャガーと対決。出番まで吊り橋にしがみついている戦闘員がとってもラブリーです。
V3に、「最後のコーチだ」と、また本郷と一文字の声が聞こえます。意外と余裕があるようですダブルライダー。
V3は、初めて倒す怪人だというのに、V3回転ダブルキックという複合技で、ハサミジャガーを倒します。これでいちおう“仇討ち”はできたことになりますが、V3、あまりこだわってないようです。
ライダー1号と2号は、カメバズーカとともに海に消えます。そして海上には、ものごっついキノコ雲が立ちのぼります。
ライダー1号2号が東京を死守したとナレーションが入りますが、原子爆弾だけに、その後の放射能汚染を激しく心配しながらこの回は終わりです。
レンタル版 仮面ライダーV3 Vol.1
第2話「ダブルライダーの遺言状」を含む
TVシリーズ第1〜6話までを収録。
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この『V3』第2話は、『仮面ライダー』通算100話なのですよネ。その記念すべきエピソードでダブルライダーが退場したというのが、何とも粋な計らいだと思います。
「空を飛ぶライダー」に激しく違和感を覚えました。キノコ雲は衝撃でした。1号・2号が死んだと思って悲しかったです。四国編で再登場した時には、本当に嬉しかった!
純子さんは当時の憧れの女性でした(*^o^*)
>get_better4u または 自由人大佐 さん
二人のライダーが、その技と力を新しいライダー・V3に託していったん退場、ライダーの意志を受け継いだ新しい仮面ライダーの活躍という展開は、素晴しいの一語ですね。
ダブルライダーがV3の能力のすべてを伝える前に退場したために、初期のV3は苦戦を強いられるという展開も実に説得力があって見応えがあるのですが、子供たちから見れば、毎回前編でV3がピンチになって終わるストーリーは、V3を弱く見せるというマイナス面もあったようですね。
今改めて『V3』を見てますが、前編のV3は確かに弱い…(笑)。その分カタルシスを後編に持ってこようという意図もあるとは思いますが。
私はリアルタイムで作品を見てないので、その感覚が正確につかめないのが残念ですが、やはり当時の視聴者の方は、あの仮面ライダーが死んだと思わせる展開に衝撃を受けたのでしょうね。それだけに復活の喜びもひとしおだったのですね。
去年、V3の劇場板を改めて見た時に、オープニングで3人のライダーが並走する映像を見て、かなりの感動を覚えましたが、当時の方はもっと感動されたのでしょうね。
純子さん、いいですねー。ルリ子さんもそうですが、黒髪のストレートというのが良いです。今改めて見る意外に天然な感じもしますが。
仮面ライダーって、やっぱり飛んじゃいけないかもしれませんね。「ライダー」だし。バイク乗ろうよ(笑)。