【ヘルメットが邪魔で耳から出て来れなかったりして】
オープニングのテロップ、「奇械人」が抜けて、ただの「ゴロンガメ」になっています。
銀色に黒バラマークのヘルメットをかぶった暴走族が次々と交通事故を誘発します。あ、今は暴走族って言っちゃいけないんでしたっけ。珍走族ですね。
何気に人間体イカロスが混じったりしてますが、この中の一人、なんだかいかりや長介に似ています。
するとオートバイ隊は、なぜか城茂にヘルメットをとってご挨拶です。何かシンパシーを感じたのでしょうか。まあある意味お仲間ですが。
城茂がオートバイ隊を追いかけようとすると、車に乗った人間体タイタンが邪魔をします。言うにことかいて「免許を取ったばかりでね」だそうです。ブラックサタンの大幹部が教習所で講習を受けたり道路実習しているところとか、ちょっと見てみたいです。
小西学園のバスの中では「ぼくらはみんな生きている 生きているから死んでない 生きているから歌うんだ」と大合唱。バスの中で歌う歌としてはいささか違和感がありますが、なぜか乗っている岬ユリ子ほどの違和感はないからいいです。
すると、さっきのオートバイ隊のがバスを取り囲みます。すると岬ユリ子が「私に任せて」と運転を代わります。この人大型免許持っているのでしょうか。代わらない方がいいように思いますが。
すると、バスは結局事故りました。半分はオートバイのせいですが、半分はそうでもないように思います。
そこへ自転車でお巡りさんがやってきました。ユリ子の無免許運転を取り締まりにきたのかと思ったら、オートバイ隊に用があるようです。自転車でオートバイには対抗できないので、身の安全を考えると、ここは相手にしない方がいいようにも思いますが。
すると、奇械人ゴロンガメが現れて、警官を溶かします。やっぱり逃げるべきでした警官。
目を覚ましたユリ子、「姓は岬、名はユリ子」だそうです。どっかの誰かさんのがうつったようです。
すると、回転ジェットでガメラがゴロンガメがやってきました。「何者だ貴様」とゴロンガメ。それに対し「レディに向かって貴様はないでしょ」とタックルですが、それはともかく、カメに貴様呼ばわりされる覚えはありません。
ゴロンガメの甲羅は、ガラパゴスゾウガメの甲羅を特殊加工したそうです。特殊加工という表現が妙に可愛いです。
タックルがゴロンガメに苦戦していると、城茂がやってきます。ゴロンガメがまた何者だと聞くと、「覚えたって無駄だぜ。おまえさんとのつきあいはこれっきりだろうからな!」と城茂。その茂に「いつまで減らず口叩いてんのよ!」とタックル。
全くもってその通りです。
城茂は「俺のお得意の電気料理を見せてやる!」と言いながら変身です。もうすこしすんなり変身できないものでしょうかこの人。あとスッポン料理は聞いたことありますが、カメ料理って実際にあるのでしょうか。
現れたストロンガー。ゴロンガメ、3回目の何者だです。今日のストロンガーの名乗りにも「聞け悪人ども!!」がはいっています。
ストロンガーと戦うゴロンガメですが、崖をよじ上りながら逃げます。カメのくせになかなか素早いです。
基地に戻ったゴロンガメはタイタンに怒られます。おまえの役目は分かっているかと聞かれ、暴走族を使って数多くの交通事故を起こすことだと答えます。それはいいですが、そもそもカメに任せて大丈夫でしょうか。
『俺は立花藤兵衛ェだ』にのって、おやじさんの登場。おやじさんのジーブ、無駄に調理道具積んでるように見えますが、その割に食っているのがパンというのはどういうことでしょうか。あと、前回のおにぎりに続いてパンもデカ過ぎます。
すると、さっきのバイク野郎共が通り過ぎていきます。「お、俺が探している奴がいるやもしれん」と、暴走行為には目もくれず、ジープで追いかけだします。ジープの後ろ、ものごっついプラプラしてますが大丈夫でしょうか。
バイク野郎に追いついたおやじさんは、この体つきといい、目の輝きといい、俺が探していた奴にぴったりだと言います。サングラスした奴に目の輝きのことを言ってますが。
すると、バイク野郎共は、おやじさんが警察だと思いはじめます。このころはまだ大門軍団には入っていないはずですが。
おやじさん、バイク野郎共になすすべもなくボコられます。ショッカーの戦闘員をバッタバッタとなぎ倒していた日々は、遠い昔です。
すると、岬ユリ子がやってきておやじさんを助けます。「およしよ、みっともない。だいいちお年寄りの方に失礼じゃないの」とユリ子。ぼくらのおやじさんをいきなりお年寄り呼ばわりするあなたも、負けず劣らず失礼な気がします。
バイク野郎共をやっつけて、「これこそホントに失礼」とユリ子。可愛いです。
しかしおやじさんは、助けられて感謝するどころか、俺はあいつらを立派なオートバイ乗りに鍛え直すつもりだったんだとユリ子に文句を言います。そしてテントローをパクってバイク野郎を追いかけます。しかしおやじさん、ゴロンガメに体を借りられます。
あと、テントローを盗られたユリ子、思いっきり昭和のリアクションです。まあ昭和なのでいいですが。
おやじさん、いつの間にか族のヘッドになっています。すごいぞ、ぼくらのおやじさん!
救急車で運ばれる子供たち。どいつかが「すぐ治っちゃうよ」とか適当なことを言ってます。
すると救急車のラジオからニュースが聞こえます。暴走族は耳にマークをつけていると伝えます。耳はヘルメットで隠れているはずですが、どうやってわかったのでしょうか。
おやじさんをヘッドにしたバイク野郎は、救急車を狙います。おやじさん、ノリノリです。あと、ひとり族の人数が減ってますが、脱落者でしょうか。
救急車を救うべく、ストロンガー登場。ゴロンガメは人質作戦をとろうとしますが、それもあっさり失敗し、ストロンガーと対決です。
必殺の回転ジェットを見せますが、逆にストロンガーにアメフトのボールに見立てられて、地面に突き刺されてしまいます。文字通り手も足もでないカメは、ストロンガーに思いっきり蹴られます。
水の中に落ち、「ここまで来てみろー!!」とゴロンガメですが、電気人間相手に水中に逃げ込むのは、完全に自殺行為です。ストロンガーは水中に電気ストリームを放ち、ゴロンガメは一巻の終わりです。そういえば、一文字ライダーもヒルゲリラ戦でこんな技を使ってました。
ゴロンガメの最後を見て、だめだコリャみたいなリアクションをとる人間体タイタン。やはりカメに任せるべきではありませんでした。
子供を運ぶ救急車に「お願いしますよ」と言うおやじさん。まあ、やったのはアンタなんですけどね。
クロージングナレーション、「その旅は、終わりのない旅であろうか」という文言が入ります。『キカイダー』の「ジローは行く、果てしない戦いの道を」あたりを狙ったのでしょうか。