【ひと足違いでクワガタ奇械人に改造されてたりして】
灯台、管理人の交代でイーグルの江戸川総司令山根さんがやってきます。その灯台をブラックサタンの戦闘員が見ていると、後ろから普通に城茂が現れます。
逃げる戦闘員に「逃げても無駄だ!」と城茂。何の根拠があって言ってるのか知りませんが、そう言ってる間に追いかけたらどうですか。
で、逃げた戦闘員はタイタンの乗った車にひかれます。車の中から出てきて「何か事件ですか」と白々しく城茂に言うタイタン。まあ、アンタが主謀者だとは思いますが。
灯台に何かあると見た城茂は、管理人室の机を勝手に荒らして物色です。そこへ山根さんが戻ってきます。「失礼ですがアンタは」と城茂。
いきなり忍び込んで机荒らす方が100倍失礼です。
灯台から出てきて、怪しい点なしだとユリ子に言う城茂。怪しいのはあなたの行動だけです。
ホテルにいたキザ野郎がブラックサタンに関係あるのではと城茂。その見方は正しいですが、あなたも人のことをキザ野郎とか呼べる分際でないことは自覚していただきたいものです。
その城茂と岬ユリ子を見て「何だあいつら」と山根さん。ただのバカップルということで片づけましょう。
山根さんが戻ると、奇械人オオカミンがお出迎えです。「怪物!!」と言う山根さん。黒十字軍の仮面怪人は見慣れてても、奇械人は初めてです。
「怪物ではない、ブラックサタンの奇械人オオカミンだ」とオオカミン。
まあ、似たようなもんですけどね。
アマゾンでは十面鬼ゴルゴスの声だった沢りつおさん、怪人の声に帰ってきました。
あと、黒板の日付が「四月五日」から「四月十二日」に突然変わっていることはナイショです。
電話を受けるタイタン。耳はどこでしょう。
ホテルの前にカブトローを停める城茂。ぶっちゃけ邪魔なので移動していただけませんでしょうか。随分迷惑な奴です。
城茂は、改造された日のことを思い出しています。城茂は大学のアメフト部のキャプテンだったそうです。ポジションは明らかではありませんが、体型からオフェンスラインマンとかいうことは考えにくいので、普通にクォーターバックあたりだったのでしょうか。
城茂は、改造手術を受けるために、自分からすすんでブラックサタンの基地に乗り込んできました。ということは、そこらへんの人間が入り込めするような基地だったということになります。ブラックサタン、もしかしてザルですか。
城茂の願いが聞き入れられ、茂は改造人間になるための適応テストを受けます。ガラスに城茂が映っている演出がいいです。
科学者は奇械人に最適と言ってますが、ストロンガーの姿は他の奇械人に比べると明らかに異質です。おそらく、奇械人たちの上に立つ、大幹部的な改造人間で、その適合者をずっと待っていたのでしょう。
ということは、もしかしたら仮面ライダーデッドライオンになっていた可能性もアリということですか。
城茂の改造手術、1カットだけデューブネガから焼いた映像になってますが、これは第3話以降のオープニングで使用されるカットです。
城茂は、改造電気人間ストロンガーとして生まれ変わりました。
奇械人カブトムシでなくて本当に良かったです。
手術を終えた城茂は、大首領の前で宣誓式に臨みます。大首領の声、2週間前までナレーターだった声です。
しかし城茂は大首領を前にバカ笑い。狂ったかと言われても「正気も正気、大正気」とのたまいますが、その言い回しがすでに正気ではありません。城茂は、自己催眠装置で脳改造を逃れたそうです。イマイチ理屈がよく分かりませんが、まあそういうことのようです。
「このバカ者を始末しろ」と大首領。しかし、そう簡単に始末できるような改造人間は作っていないはずです。城茂はストロンガーに変身しようとします。茂を改造した科学者、おそらく自分の作った改造人間がどれほどの実力を持っているのか、見てみたいという気持ちが間違いなくどこかにあったはずです。
おそらくこの後、ストロンガーを改造した科学者たちは処刑されたものと思われますが、それが悪の組織の鉄則だとしても、理性的に考えればストロンガーの弱点も、城茂の弱点も知っている科学者は、ストロンガーを倒すために生かしておくべきでした。結局、ブラックサタンの力だけではストロンガーは倒せないまま終わるわけですから。
ストロンガーがある部屋に入ると、なにやら布の下で女の声がしてモゾモゾしています。めくると岬ユリ子がいました。
ストロンガーは岬ユリ子を助けますが、まだ本格的な戦闘力を備えていないこの時点で助けたことが、後々、文字通り致命的なことになろうとは、この時点で二人が知るよしもありません。
岬ユリ子に「あなた誰?」と聞かれ、少し考えて「仮面ライダーストロンガー!!」と答える城茂。
やっぱり勢いと思いつきで仮面ライダーを名乗ったようです。
そして現在。「それにしてもあのキザ野郎は一体何者だ」と城茂。だからあなたも人のことは言えないんだってば。
そんなことを考えているうちに、タイタンにまんまと逃げられます。何のためにはってたんだか。
そのころ灯台では、タンカーを爆発させて日本中の海を油だらけにしてやると、江戸川総司令のご乱心山根さんに乗り移ったオオカミンが企んでいます。
すると、娘のマリちゃんがお弁当を持ってきますが、半ば正体がバレてしまいます。もしかして奇械人の変身能力ってたいしたことありませんか。
「お父さんの顔に何かついているか」と山根オオカミン。顔にはついてませんけど、耳にはなんかついてますよ。
岬ユリ子がやってきたものの、タックルになってもオオカミンにはかないそうにありません。そこへ城茂の登場。ストロンガーに変身して、オオカミンを電キックであっさり倒しました。ラストバトルものごっつい短かったです。