【できれば迎えの車くらいよこしていただきたい】
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サボテン博士の松田さんのもとに、見たこともないサボテンが送られてきます。サボテン博士とは、誉められているのかそうじゃないのか、なんか微妙な呼び方です。
すると、サボテンが煙を噴いて、松田さんと奥さんは倒れます。松田さんはゲルショッカーの基地まで歩いていったようです。
ブラック将軍は、松田さんをサボテンのとコウモリの合成怪人サボテンバットに改造するそうです。松田さんの体にはサボテンのエキスがたっぷりと染み付いているのでいいのだそうです。コウモリとはあまり関係ありませんがその要素は無視しても良いようです。
ということは、コウモリのエキスがたっぷりと染み込んでいる人でも良かったということになります。まあそんな人いないと思いますが。
松田さん、随分簡単な手術でサボテンバットになりました。
サボテンバットは、地球平和科学者委員会の鈴木さんと、その後でやってきた女の人をサボテンにします。女の人、とっても声がセクスィーです。
直後にやってくる息子の鈴木さん。しかしあるのは2体のサボテンだけです。あと、カーテンをめくりながら「お父さーん」と言ってますが、そんなところには多分いないと思います。
鈴木博士と安岡博士が行方不明になったニュースを伝えるラジオ。当然アナウンサーの声は市川治さんです。
平和科学者委員会の大物二人が行方不明となると、鈴木さんのお父さんがサボテンになったという話もバカにできんなとおやじさん。
ということは、今までバカにしてたんですかおやじさん。
ゲルショッカーは、人間総サボテン化作戦を実行するそうです。日本をサボテンだらけにしてゲルショッカーに一体何の得があるのかさっぱりわかりませんが、まあやるというからにはやるのでしょう。
あと、日本中がサボテンだらけになることと、砂漠になることとは全く因果関係はないと思いますが。
サボテンバットを発見した本郷猛は仮面ライダーに変身。選曲が素敵!ですが仮面ライダーはサボテンバットを取り逃がします。
そこで会った人がくれたサボテンを本部に持ってくるナオキ。だから知らない人から物をもらっちゃいけないって、学校で教わっていないのでしょうか。
案の定、そのサボテンのトゲに刺されたおやじさんは、左手がサボテンになりますが、全身サボテンは逃れます。
「ぼくがあんなサボテンもらったばかりに」とナオキ。
全くもってその通りです。
本郷猛は、坊やのパパとママをサボテンにしたサボテンバットを再び発見、仮面ライダーに変身です。しかし、怪人の腕と引き換えに、自分もサボテンバットのトゲをくらってしまいます。
ワクチンを作るために自分の手を切ってくれと鈴木さんに頼むおやじさん。そこへ「研究に必要なら俺の手を使ってくれ」と現れる本郷猛。そしてボワーンという音楽とともに、サボテンになった本郷猛の右手がお目見えです。
「んーやられたー」と本郷猛。このままでは犠牲者は増える一方だと、サボテンの右手を差し出しながら真剣な表情な本郷猛。芝居が真剣になるほど、画面が可笑しく見えてしまうのはなぜでしょう。
そのころサボテンバットは、アリキメデスの声の人をはじめ、人々を次々とサボテンにしていました。ところでサボテン2000円って、高いのでしょう安いのでしょうか。
本郷猛たちがワクチンの研究をしていると、おやじさんが倒れます。おそらく毒が回りはじめたのでしょう。するとサボテンバットが邪魔しにきます。研究用の器具を壊すだけ壊したつもりでしたが、そのおかげで偶然ワクチンが出来上がります。サボテンバット、邪魔するどころか大サポートしてしまいました。
右手の治った本郷猛は仮面ライダーに変身。1話内で3度変身ポーズをとる回というのも珍しいです。
仮面ライダーとサボテンバットは、ゴロゴロサボテンが転がっている中で対決です。サボテンバットはライダーキックを受け、松田博士に戻りました。
サボテンバット、そんなサボテンはありませんよ松田博士。まあ、あなたがサボテンバットだったんですけどね。
それにしても、ショッカーライダー編と最終2部作の間にこのエピソードを持ってきたスタッフのバランス感覚に脱帽です。
予告編のナレーション、塚田監督でしょうか。2度目の登場ということになります。