【できれば額縁の裏に隠すのは避けていただきたい】
先週の続き、ショッカーライダー対仮面ライダーとの戦いです。その戦いを見て「ライダーが危ない!」とライダー隊。まあ全員ライダーなんですけどね。
「一文字、頑張れ!」「本郷、おまえこそ」と二人の仮面ライダー。名前で呼び合うのが良いです。
ショッカーライダーは、掟破りのミサイル攻撃。仮面ライダーにも標準装備してほしいものです。
戦いの隙に人質を奪還しようとするおやじさん。動き出す車においすがる戦闘員ですが、止まらずにそのまま運転すれば、耐えきれずにそのうち勝手に落ちてくれると思いますが。
小暮さんの助けでヘリに飛んだ仮面ライダーは、乗っていたエイドクガーを捕虜にします。ていうかこいつ、飛べないんでしょうか。毒蛾のくせに。
テープを奪還した小暮さんは「ここにしまっておけば、ゲルショッカーも気がつきますまい」と自慢げに額縁の裏にテープを隠します。へそくりの隠し場所じゃないんですけどね。まあ、相手の裏をかくという見方もできますが。
捕虜になって眠っているエイドクガー。何だかプリティー。
仮面ライダーは、おやじさんとともにライダー車輪の特訓です。後に書きますが、シナリオには存在しなかったシーンだそうです。おやじさん、高速でライダーを走らせるのは良いですが、そこに立っているといろいろと問題が起こりかねないので、円の外側にいた方がいいようにも思います。
千恵さんに「見ますか?」とエイドクガーを見せようとする滝和也。別に見せられてもねえ。
すると、エイドクガーが目を覚ましますが、タイミング悪く千恵さんに見られたため、また狸寝入りです。まあ毒蛾というかエイですが。
エイドクガーの電波をキャッチしたゲルショッカー基地。「ナメクジキノコ、出動準備!!」とブラック将軍が言うと、「キキキキキキ」とナメクジキノコが現れます。「今度こそ仮面ライダーを片づけてやる!!」と息巻くナメクジキノコ。
それにしても、何でこの組み合わせなんでしょう。ただでさえ緊張感がない生物をわざわざ組み合わせてます。基本ナメクジなのですが、ところどころにポコポコとキノコの山のようなキノコが生えています。まあマイナスとマイナスの組み合わせで、逆の意味での緊張感はあるかもしれませんが。
殺された家族の写真を見ながら「やっと私の長い旅も終わろうとしている」と心の中でつぶやく小暮さん。すると「そうだ、おまえの長い旅は終わるのだ」とナメクジキノコ。今のは小暮さんの心の声だったのですが、どうして聞こえたのでしょうか。人の心が読めるとは、恐るべきキノコというか恐るべきナメクジです。
ナメクジキノコは小暮さんに憑衣します。一方エイドクガーも、何やら怪しげな照明とともに、フェーフェー言いながら起床です。見張っていたアンチショッカー同盟員を倒し、「ゲルショッカー、変身せよ!!」と言って戦闘員に乗り移らせます。
ただ、うつぶせになってる人はいいですが、仰向けになっている男の上に男が乗るというのは、いささか抵抗があるというか、変な気分になるというか、今まで眠っていたものが急に目を覚ましたりはしないかとか、いろいろと問題が多そうです。
滝和也が戻ると、エイドクガーは逃げ出した後でした。「小暮さんもテープも無事だ」と言う滝和也。まあ小暮さんは無事ではないんですけどね。
小暮さんたちはテープをコンピュータにかけます。この番組でおなじみ、パンチ式です。
首領がいる場所へ向かおうとする一行の前に、エイドクガーが現れます。本郷猛と一文字隼人は仮面ライダーに変身です。が、画面から見て本郷が左で一文字が右だと、最初のピュインの時に手が当たりそうなので、逆位置の方がいいように思います。
エイドクガーは、2号ライダーのライダーきりもみシュートで、気持ちいいくらいの勢いで崖を転がり落ちて大爆発です。まあ人を眠らせる以外たいしたことはありませんでした。しょせんは毒蛾というかエイですか。
サイクロンで並走するふたりの仮面ライダー。素敵です
筑波山に着いた一行。「アジトの入り口はどこだ!」戦闘員に口を割らせようとしますが、間抜けな戦闘員のおかげで分かりました。
基地の中に入りますが、首領はいません。代わりに首領の声が、全てが仮面ライダーを抹殺するための罠であったことを教えます。
小暮さんはナメクジキノコの正体を現します。「俺はナメクジキノコだ!!」という怪人に「なんだと、ナメクジキノコだと!?」と本郷猛。その名前あんまり繰り返すと緊張感がなくなるのでオウム返ししなくていいです。
再びショッカーライダーと対決する仮面ライダー。一方、滝和也・おやじさん・千恵さんを狙うナメクジキノコ。見れば見るほど緊張感のない怪人です。
ふたりの仮面ライダーは、ライダー車輪を放つため、ショッカーライダーともども円を描いてぐるぐると回りだします。そのうちバターでも出来そうな勢いです。
そして仮面ライダーはそろってジャンプ。釣られて飛んだショッカーライダー6人は、空中で大爆発です。
ちなみにシナリオでは、ふたりの仮面ライダーの技で、ひとり、またひとりとショッカーライダーが倒されていくという内容になっていたそうです。つまりライダー車輪という技は存在せず、したがって特訓シーンもなかったことになります。映像としては、シナリオ通りに演出された方が凄みのあるシーンになったていようにも思えます。
二人の仮面ライダーは、その勢いであっちゅーまにナメクジキノコをやっつけます。ぶっちゃけたいしたことはありませんでした。まあナメクジとキノコですから。
結局首領の正体は分からず、ナメクジキノコがこれまた崖を気持ち良く転がって大爆発したところで今回は終わりです。
ショッカーライダーは、それぞれ電気、毒ガス、火炎など(その他はちょっと失念)の武器を持っているという設定があったそうです。
番組の最も終盤になって「にせライダー」が登場し、一文字=2号まで登場して当時はずいぶんと盛り上がりました。
ウルトラの主人公のようにまるっきりの好青年ではなく、「頼もしいお兄ちゃん」が自らの使命感で戦っているのがライダーの魅力でした。この頃の本郷・一文字のタッグにはシビレます!
「エイドクガー」と「ナメクジキノコ」は色がカブッテいるのが勿体ないです。「ナメクジキノコ」はイイにしても、「エイドクガー」はドクガらしい色だったら良かったのに‥‥。
>get_better4u さん
>ショッカーライダーの武器
そうだったんですか!電気や火炎はスーパー1の手袋みたいですね。いや毒ガスハンドってのはイヤですがw
その話を聞いて、ふと『メガレンジャー』に出てきたネジレンジャーみたいに、ショッカーライダーの正体も実は怪人だったりしたら面白かったかも。それだと3話続きでは終わらないか(笑)。
ウルトラマンは巨大化するので、その辺どうしても親近感がわきにくい面もあるのかしれませんが、ライダーは、ぼくらの町というかそこらへんの造成地で、もしかしたら今も戦ってるかもというリアルさもあるのが良いかもしれません。
にせライダーが機能するということは、もう仮面ライダーという存在が全国区で認知されたという証しでもありますね。
放送された頃はまだ私は生まれてもいませんが、当時の盛り上がりをリアルタイムで体験できなかったことは、仮面ライダーファンとしては悔しい限りです。当時見れた方がうらやましいです。
>エイドクガー
顔以外はどっちかというとエイの要素が強かったですね。毒蛾の怪人って、ドクガーラとか奇械人ドクガランとか派手な配色の怪人が多いですね。
じゃあ、サボテンバットでも出しますかw