仮面ライダー第93話 8人の仮面ライダー

【できればお年玉は現金でいただきたい】

追いつめられた仮面ライダー。しかしハエトリバチの足をひっかけて、海に消えます。ゲルショッカーになって、これが何回目の相打ちでしょうか仮面ライダー。

「仮面ライダーは俺だ!!」とバカ笑いした後、テープを海に捨てようてするショッカーライダー。するとフェーフェー言いながらエイドクガーが現れます。

エイドクガーが、ニセのテープでアンチショッカー同盟を全滅させる作戦を伝えていると、さっきショッカーライダーにのされた滝和也とおやじさんがやってきます。

ショッカーライダーとエイドクガーはひと芝居うつと言って戦うフリをします。しかしショッカーライダー、かなり本気でエイドクガーを突き落としてますので、後で少しは手加減しろよこの野郎とか揉めないか心配です。

「ゲルショッカーめ、にせライダーまで作り出したのか」と滝和也。

まあ、あなたの目の前にいるのがそのにせライダーなんですけどね。一体いつになったら気がつくことでしょうか。

滝とおやじさんが去ったあと出てくるエイドクガー。ただそのタイミングで出ててくると、「あ、そうだライダー」と誰か戻ってきそうなので、あと10秒くらい待った方が良さそうです。

あとエイドクガー、ヒゲが錦糸卵みたいに見えます。

テープをコンピュータにかけるゲルショッカー。内容がパンチ式ではなく音声になって再生されます。コンピュータの性能はこちらの方が高いということなのでしょうか。

テープに首領の正体についての内容がないと知ったゲルショッカーは、本物のテープを奪うため、再びショッカーライダーをアンチショッカー同盟に送り込みます。

殺人音波を出すテープをコンピュータにかけるアンチショッカー同盟。仮にさっきゲルショッカーが持っていったテープをかけていたとしても、首領の正体は入ってないので、さぞかしがっかりというか拍子抜けしたことでしょう。

そこへやってくるショッカーライダー。「とにかく、ここのところはライダーに任せようじゃありませんか」とおやじさん。このシリーズ、妙におやじさんライダーに甘いです。

コンピュータが爆発した後、「本物はこれだ!」と、怪人が登場するような音楽で現れる一人の男。一文字隼人です。

滝「一文字、」
おやじさん「隼人!」

と仲良く分担です。事前に打ち合わせでもしたのでしょうか。

本物のテーブは俺が預かろうとショッカーライダー。すると「ライダー、いつからそのマフラーだ」と一発で気づく一文字隼人。

もしかして、一文字隼人が手袋とブーツの色を変えるとき、

一文字「なあ本郷、俺も手袋とブーツの色を変えようと思うんだけど、何色が良いと思う?」
本郷「そうか、それじゃ赤なんてのはどうだ?」
一文字「赤か、でもそれだと、マフラーの色とかぶるな」
本郷「バカだなあ、それがオシャレなんじゃないか」
一文字「そうか、それもそうだな。ハッハッハ」
本郷「ハッハッハ」

とかいう会話をしていて覚えていたのでしょうか。

一文字の言葉を聞いて「そういえば」と滝和也。この期に及んでそういえばも総入れ歯もありません。

まんまとテープを奪ったショッカーライダー。「少しばかり気づくのが遅かったな!」とショッカーライダーですが、どうせなので「あまりにも気づくのが遅くてチャンチャラ可笑しいぜ!!」とか言ってほしかったです。

仮面ライダーに変身してショッカーライダーを追う一文字隼人。今回から2号ライダーが乗るのも新サイクロンになります。また2号ライダーの1本ラインが、従来の太いものから、1号から1本抜いたような細い線になります。

「所詮ニセモノはニセモノだな!!」と2号ライダー。まあ厳密に言うと、あなたこそがまさににせ仮面ライダー第1号なんですけどね。

その頃ライダー隊本部では、相変わらずマフラーと手袋の色に全く気がつかない呑気な人たちが、仮面ライダーのお年玉に大喜びです。

ちなみに、ショッカーライダー2号の後ろに見える、ライダー隊の心得が一部確認できます。

…ライダーの対ショッカー作戦に協力すること。
…各地の情報を本部に通報し…

交通事故に気をつけること。
夜早く寝て朝早く起きること。
食べ物の好き嫌いをなくすこと。
歯を良く磨くこと。

後半の方は、ライダー隊とか全く関係ありません。

エイドクガーが出てくるショッカーライダーのお年玉にゴキゲンのライダー隊。全員エイドクガーの毒粉で眠らされます。エイドクガーの毒粉を吸えば、三日三晩眠るそうです。

そこへ本郷猛が現れます。ゲルショッカーのコンピュータは、本郷猛が生きている確率が高いとはじき出したそうです。クモライオンの時もそうですが、ゲルショッカーって妙にコンピュータに頼っています。

本郷猛は仮面ライダーに変身してエイドクガー・ショッカーライダーと対決しますが、本調子ではありません。「どうした仮面ライダー。いつもの元気がないなー」とエイドクガー。なんかこのセリフ妙に可笑しいです。

仮面ライダーは、エイドクガー返しとショッカーライダーニーブロックの前にあっさり敗退です。弱っ。

ゲルショッカーは、本物のテープと人質を引き換えだと要求しますが、小暮さんはテープを渡す気はありません。このシーン、『レッツゴー!!ライダーキック』のアレンジ曲が使われていますが、第1作の選曲としては珍しく、この場限りの編集がされています(“迫るショッカー地獄の軍団”の部分のフレーズが2回繰り返されています)。

あきらめて帰る一文字・滝・おやじさんのもとへ、先回りした千恵さんがテープを渡します。この人忍者でしょうか。

一文字隼人と滝和也が指定場所に向かっていると、本郷猛とでくわします。「ショッカーライダーが1号2号と揃えているのに、俺だけじっとしていられるか」と本郷猛。

まあ6人いるんですけどね。

指定場所のライダー隊メンバー。全員ばっちり起きてますが、確か三日三晩眠るんじゃありませんでしたっけ。

テープをヘリコプターで奪ったゲルショッカーは、人質を解放せずそのまま去ろうとします。すると滝和也、改造人間並みの大ジャンプでヘリのロープをつかみます。

そしてショッカーライダーが全員姿を現します。

「ショッカーライダーナンバーワン!!」

「ショッカーライダーナンバートゥー!!(←と言ってる)」

「ショッカーライダーナンバースリー!!」

しょっか〜らいだーなんばーほー!!

「ショッカーライダーナンバーファイブ!!」

「ショッカーライダーナンバーシックス!!」

ナンバーフォーだけ、何度聞いてもおかしいです。

「本物の強さを見せてやろうぜ」と一文字隼人。同じフレーム内で本郷猛と一文字隼人が変身。燃えるぜ!!

仮面ライダーをショッカーライダーが取り囲む中、ヘリから戦闘員が降ってきて、次週に続きます。予告編のナレーションは今回も市川治さんです。

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