【できれば釣った魚はリリースするか食っていただきたい】
アルプス山脈。今にも特撮で爆発しそうな山小屋から、FBIのアンドレーが滝和也に通信を送ります。アンドレー、どっかで見たような黄色いパーカーを着ています。
滝和也も一応FBIなのですから英語くらい喋れると思うのですが、アンドレーはなぜか日本語を使います。滝に気をつかったのでしょうか。
その電波を傍受するアルプスのショッカー。珍しい赤い骨戦闘員です。やっぱりこちらも無理やりカタコトの日本語を使ってます。無理やりカタコトってのも変ですが。
通信を終える間際、アルプスの方に怪人ギリザメスが現れ、アンドレーは予想通り山小屋の爆発とともに消されます。
アンドレの仇を取るために、滝和也はアンドレーが伝えてきたショッカー通信筒の受け渡し場所へおやじさんと張込みます。
おやじさん、本気で釣りし過ぎです。
ショッカーの通信筒を奪った滝は、それをおやじさんに渡します。おやじさんは車で移動しますが、その中にはすでにギリザメスが乗っていました。不自然な体勢で何分待っていたのでしょうか。ていうかアルプスから日本までの移動はやっぱり泳ぎでしょうか。ご苦労様です。
おやじさんは通信筒を滝に渡しますが、ギリザメスはおやじさんを気絶させ、車は崖に向かって走っていきます。運転してないのにカーブ曲がってますが。
すると現れる仮面ライダー。今週も声がとっても爽やかな仮面ライダーです。
仮面ライダーは車をギリギリのところで止めると、滝の救援に向かいます。崖下を見るおやじさん。「危うくオレが魚の餌食になるところだ」と言います。まあ魚に食われるのは落ちてお釈迦になった後なんですけどね。
滝和也はショッカーの検問に引っかかります。このシーンだけなぜか音楽が『変身忍者嵐』です。
そこへやって来る仮面ライダー。ショッカーのオートバイ部隊と対決です。仮面ライダーは、ショッカーの爆弾攻撃でやられたかに見えました。
「やった!」
「やったぞ!!」
「死体を探せー!!」
と完全に勝った気のショッカー。しかし仮面ライダーは生きていました。爆発させるタイミングがほんのちょっとだけ早かったために、仮面ライダーを仕留めることは出来ませんでした。惜しい、実に惜しい!
「ハーハハハハ」と笑う仮面ライダー。ここだけ妙に怪人チックです。
仮面ライダーは、死神博士の正体のなり損ない・ギリザメスと対決です。ちなみに肩の襟の部分が、死神博士のマントをイメージしていて、死神博士の正体として準備されていた怪人ということを表しています。また、本編で“金色のショッカーベルト”をつけた最初の怪人です。
ギリザメスは、ライダーキックをキック殺しで見事封じますが、肝心の通信筒は奪われます。「あきらめはせーん!!」とギリザメス。どこまで作戦の全容を知っていたかは分かりませんが、知っていたすれば名演技?です。
ショッカー通信筒の中の暗号文をFBIの本部に解かせる滝和也。どうでもいいですが東京近海の地図がすでに広げられているのはなぜでしょうか。
FBIのコンピュータが、あんな複雑な暗号文を10分で解いたことにいたく感心するおやじさん。もっとも、10分で解ける程度の暗号文だったともいえます。なんせ罠ですから。
ていうか滝和也、そこらへんのレーシングクラブにFBIの機械を普通に持ち込んでますか。
ショッカーの暗号文に従って、要塞島に向かう滝和也。またもや今にも特撮で爆発しそうな島ですが、そんなことを気にしてはいけません。
要塞島に次々と到着するショッカーの幹部たち。
モロッコ支部長
ジブラルタル支部長
シンガポール支部長
香港支部長
どうでもいいですが、どいつもこいつも随分安い幹部です。
島に潜入する滝和也と仮面ライダー。仮面ライダーは幹部会議に乱入します。しかし首領以下すべての幹部はマネキン。すべては罠でした。
どおりで幹部が全員安いわけです。
さらにマネキンからは、改造人間の肉体組織を破壊するアンドロガスが噴射されます。苦しむ仮面ライダー。
すると、改造人間の肉体組織を破壊するアンドロガスがもくもくと立ち上る中、「ガブガルルルル、仮面ライダー、最後の仕上げだー!!」と現れるギリザメス。
オイこらちょっと待て、アンタは平気なんかい。
「5分だ、5分間だけ仮面ライダーを島から出すな。島は海底に沈む」とショッカー首領。それはギリザメスに対して、この島と一緒に死ねという非情な命令でしょうか。もっとも泳いで逃げられるのでしょう。サメですから。
仮面ライダーは基地を脱出、戦闘員と戦います。戦闘員のひとり、ものごっつい飛ばされました。
仮面ライダーはライダーキックの効かないギリザメスに対し、ライダーきりもみシュートを放ちます。ギリザメスは要塞島とともに海のもくずと消えました。
島を脱出して対岸まで泳ぎついた滝和也。「仮面ライダーは不死身なんだ」と言います。仮面ライダー、もはや心配すらされなくなっています。
続けてこの話も見ました。
>アルプスのショッカー
フォルクスワーゲンに乗り込んでましたね。演出が細かいです。日本ではショッカーもダークも黒のグロリアを使うことが多く、ガキの頃はグロリアを見ると「悪い奴のクルマ」だと思ったものです。
>なぜか音楽が『変身忍者嵐』
あ、あれ、そうなんですか。「嵐」…何回かしかみたことがないです。でも、たまにあるみたいですね。劇場版だったかストロンガーの終盤だったか、大勢のライダーが出てくる話で突如「バロム・1」のBGMが流れ、困惑した記憶があります(今にもアントマンが出てきそうで…)。
>ここだけ妙に怪人チック
まったく同感です。性格変わった感じがしますよね。おやっさんに「しっかりしろ!」とか「わかった!」なんて言ってましたし。爽やかな無礼者。
>そこらへんのレーシングクラブにFBIの機械を
あの壁の形状からして、前回破壊された滝和也の部屋かと思ったのですが、いかがでしょうか。滝の部屋ならばあの装備もまだ納得が行くかと。
>どいつもこいつも随分安い幹部
ここもまったく同感です。モロッコ支部長は10年ぐらい経ってから、ダイナマンのオープニングでダイナレッドにパンチを食らいます。
>アンタは平気なんかい
自分もまったくおんなじツッコミをしてました。アンドレの仇を討ちに行って、アンドロガスを食らうというのも…同一回でのネーミングかぶりは避けてほしいところです。
許可をいただいたとはいえ、調子に乗ってまた長文…すみませんです。でも、なぜか今ライダーを語りたいモードなのです(発熱中だからかも)。
>月見家さん
発熱中のところコメントおつかれさまです!体調が変化するとちょっといつもと違うことがしたくなりますよね。普段は出来ないモノまねができたりとかw
>フォルクスワーゲン
そういえばそうでしたね。車に目をつけられるとはさすがです。テレビ番組の影響って大きいですよね。『仮面ライダー』は自動車会社はスポンサーについてなかったと思いますが、協賛会社のある刑事ドラマなどは、悪人の乗る車は、なるべく古い車使ったりとかしてたみたいですね。本当は他社の車を使いたいんでしょうけどw
>『バロム・1』のBGM
その場面、『ストロンガー』の最終回で大首領が「デルザーふっかーつ!!」て言った後、怪人が復活して自己紹介する場面に思いっきりバロム1の音楽が流れたシーンのことかもしれません。
逆にバロム・1で仮面ライダーの音楽が流れていたケースもありますし。その辺は選曲スタッフのセンスなんでしょうか。
ちなみに『ストロンガー』の選曲は、正直あまり上手くないです。『ライダー』と『V3』は同じ人だと思いますが、非常に上手いです。
>ダイナレッドにパンチ
そうでしたか!!それは知りませんでした。デンジレッドにパンチを食らった人とは別人ですか?
>ネーミングかぶり
確かにかぶってますねえ。私はアンドレと聞くとアンドレ・ザ・ジャイアントしか思い出さないのであまり気にしてませんでしたがw
もしかして、ギリザメスって改造人間じゃないのではw
もしそうだとしても(いや絶対に改造人間なんですけど)、改造人間には有害で普通の人間には無害な兵器ってわけでもないでしょうし(『V3』第1話とか)
『嵐』って個人的には好きなんですけど、あまり有名な作品ではありませんよね。
なんせ、本当の敵は劇中のキャラではなくて『ウルトラマンA』でしたから…。
でもウルトラマンエースの声と魔神斎の声って同じなんですよね。まあショッカーの首領ともいいますけどw
>月見家さんにつづきです。
>FBIの機械
あ、滝の部屋っぽかったですか。実はもう手元に映像がないので再確認できないのですが。
確か以前どこかの回で(すでに忘れてる)、明らかにレーシングクラブ内にFBIの機械があったことがあるので、その流れかなと思ってそう書いちゃいました。
ただ、もし滝の部屋だとすると、あのシーンユリやトッコもいましたから、女性陣しょっちゅう来ているということに…?
許せん、許せんぞ滝和也!! ww
>爽やかな無礼者
確かに性格変わった気がしますね。声の力って偉大です。2回限りでしたが市川ライダー十分に堪能しました。この回、結構好きな回です。
ちなみに市川声の怪人というと、ヒーターゼミかハンミョウ獣人を思い出します。ミミンガー!
ナイスタイミングで平熱に戻りました。
>その場面、『ストロンガー』の最終回で
それです! 私の記憶とぴったり。
選曲者のセンス…考えたことすらなかったです。麻宮さんの“音”に対する感覚の鋭さにはいつも感服しております。
>ダイナレッドにパンチ
これねぇ…自分で書いたのにちょっと不安になったんで、You Tubeで確認してきました。
で、案の定、自分、間違ってました!すみません…。モロッコ支部長はデンジレッドにパンチを食らってました。ダイナレッドに食らってる奴…誰だよ?
しかし、あの頃の戦隊OPってイメージが錯綜しますねぇ…(見苦しい言い訳)。
トミカリミテッドの黒のグロリア、今日、Amazonで注文しちゃいました(ここでのコメントがきっかけです)。
>月見家さん 熱下がって良かったです!
>ストロンガー最終回
やっぱりそうでしたか。あの回、足もげっぱなしのカニ獣人がカマキリ奇械人のカマをつけて「カニ奇械人!」って出てきたの妙に可笑しかったです。誰だよおまえ、みたいなw
あ、月見家さんのサイトでの話ですが、『奇っ械人』でOKだと思いますよ。
>音に対する感覚の鋭さ
いえいえ、そのように言っていただくほどのことはありませんが。
多分ねえ、選曲のことを書きだすとそれだけで10記事や20記事使っちゃいそうなんですけど、今はあえて話の中でちょこっと触れる程度にしてます。
個人的には、歴代の仮面ライダーで一番選曲が上手かったのは『BLACK』だと思います。次は第1作の手法が発展した形の『V3』ですね。
>パンチ
あ…デンジレッドの方でしたか。私もデンジマンのOPはわりとハッキリ覚えているのですが、ダイナマンは記憶が薄らいでいるので…。新たな謎ができましたね。
今のハイテク映像のOPも悪くはないですが、それを補ってあまりある、アイデア盛りだくさんの昔の戦隊OPも味わい深くていいですね。デンジレッドは氷柱割ったりしてましたが。
>Amazonで注文
しまった!アフィリリンク貼っときゃ良かった!ww