【できればカニバブラーにもエヘエヘ言っていただきたい】
どっかのバカップルが「アハハハハ」と昭和の演出で追いかけっこをしています。まあ昭和なのでいいですが。
すると女の方が、殺人植物の葉っぱを見て「キレイでしょ?」と言います。さすが死亡フラグの立っている女は言うことが違います。
また完全昭和の演出で殺人植物を車の中に持ち込むバカップル。すると、植物が毒ガスを出し、バカップル一巻の終わりです。まあどっちゅーことはないですが。
そこを通りかかったバイクの男の人。そのヘルメットはかつてコニー田中さんがつけていたものではないですか。本人がつけてないと思ったら、もしかしてあなたがショッカーのアジトからパクりましたか。
さっきの葉っぱを見つけたバイクの人。するとショッカーの怪人トリカブトが現れます。「かわいそうだが、ショッカーの殺人植物を見たものは死だ」だそうです。だったらそんな物騒なものそこらへんに転がさないでほしいものです。
トリカブトは『ライダーかぞえ歌』の歌詞の通りに緑の毒液を吐きかけましたが、かけられた男の人は石に固められずに溶けてしまいました。服は溶けましたがヘルメットは残っているので、プラスチックには効果がないのでしょうか。
その現場をミツルくんが見ていましたが、お母さんには信じてもらえません。代わりに告げ口するのをショッカーに見られました。
ショッカーは人の集まる場所を狙い、殺人植物で全滅させる計画です。ところでG計画の“G”って何のことでしょうか。
ミツルくんは自作のイラストつきで「この怪人は人ごろしだ」という紙をそこら中に貼りまくっています。絵、なかなか上手です。正直我々が見ても何がモチーフになっているのかよく分からない怪人にも関わらず、的確に要所を表現しています。もしかして密かに天才でしょうか。
そんなミツルくんを、草葉の陰に隠れるように電柱から狙うトリカブト。しかしお母さん登場で殺りそこないます。ていうか、ショッカー怪人のくせに一般人にビビリ過ぎですトリカブト。
五郎から、ミツルくんのお母さんはミツルくんを病気だと思っていると聞き、「心配なんだろうなぁ」と言うマリ姉ちゃん。そういうあなたの先行きも負けず劣らず心配です。
ミツルくんのお母さん、突然和服になっています。どうやら病院には本当に行ったようです。となると、お気に入りの先生のところへ行ったのでしょうか。
ミツルくんの机、何気に少年マガジンが置いてあります。
また現れるトリカブト。今度は犬が吠えて邪魔しますが急に声がしなくなります。おおかた溶かしたのでしょう。
トリカブトはミツルくんを連れ去ろうとしますが、そこへ駆けつける仮面ライダー。ちなみにさっき滝和也が壊れた自分のバイクの代わりに一文字隼人のをパクってミツル君の家に行ってるので、おそらくタクシーを拾ったか、全力で走ってきたのでしょう。
トリカブト、仮面ライダーに毒液発射ですが、よく見ると毒液が飛ぶとき下に少し垂れています。まあ少量だし自分の毒液で溶けることもないのかもしれませんが、世の中には自分の毒ガスに耐えられなかったヤツや、自分の蟻酸で溶けたヤツもいますから、十分に注意した方が良いように思います。
結局、ミツルくんはトリカブトに連れ去られます。ところでその妙な自信はどっから来るのでしょう仮面ライダー。
クラブでは、五郎が怪獣サイン会に行きたくてソワソワして時間を気にしています。するとマリユリが帰ってきます。置かれていたお届けものと言うかショッカーの殺人植物を見て「ビューティフル!この花キレイね」と言うマリ姉ちゃん。やっぱり先行き不安です。
五郎の去ったクラブでは、案の定植物が毒ガスをシュワシュワ吹いていました。そこへ滝からの電話です。おやじさん、苦しんでいるわりには電話に出る余裕があります。その余裕で、さっさと窓開けた方が良いのでは。
クラブに急行する一文字隼人と滝和也。クラブの皆さんは幸い新鮮な空気を吸えば問題ないレベルです。毒ガスの威力を弱くしていたのでしょうか。五郎が危ないことを知った一文字隼人は、五郎たちの向かった怪獣サイン会の会場に急行します。
それにしても、どう考えても胡散臭い怪獣サイン会なるものにホイホイだまされるこの世界のガキ共って。
サイン会の会場に、怖い怪獣がいっぱい来ました。ムカデラスにアルマジロングにカニバブラーにモグラングです。「見たことがあるぞ」と五郎。そりゃそうでしょう。ムカデラスには思い出いっぱいのはずです。
あと、実際の状況はアレですが、怪人たち単なる営業のようにも見えます。多分当の本人たちも「せっかく生き返ったと思ったらこれかよ」とか内心不満に思っているに違いありませんが、一度死んでいる身分なので文句は言えません。
怪人たちは、無抵抗なガキ共をいたぶって去って行き、かわりにミツルくんと殺人植物を置いていきます。
外でトリカブトが、バカ正直に作戦決行時間の4時を待っていると、仮面ライダーの到着です。
殺人植物のリモコンをトリカブトから奪った滝和也は、子供たちを逃がそうとしますが、営業用再生怪人たちが行く手を阻みます。
ムカデラス、ちゃんとアフアフ言ってます。
しかし営業用再生怪人たちは、逆に殺人植物の餌食になるという、とってもみっともないオチで全員2度目のご臨終です。おつかれさまでした!
謎のタクシーなめ映像をまじえ、マンションで繰り広げられる仮面ライダー対ショッカーの戦い。よく見るとスゴいところでアクションしてます。大野剣友会、無敵です。
トリカブトは、ライダーキックで弱ったところを、ライダーパンチで屋上から突き落とされ、ガガガガガガガやかましい断末魔をあげながら思いっきり地面に叩きつけられました。
トリカブトのG作戦は失敗しましたが、結局Gの意味が分からないまま今回は終わりです。少なくともドクトルG上陸作戦ではないようですが。
ウチの長男は、トリカブトを「鳥」と「カブトムシ」の合成怪人だと思っていたようで、このあいだ「どこらへんが鳥で、どこがカブトムシなんだよ。全然わかんない」と悩んでいました。確かに「トリカブト」という植物はマイナーですよね。ネーミングもそのまんま。いわば「ヒマワリ」とか「チューリップ」なんていう怪人がいるのと同じことかと。
>月見家さん
ネオショッカーにトリカブトロンってのがいましたが、あっちがまだデザイン的には植物っぽいですね。
そういえば、私も鳥とカブトムシで「トリカブト」って思ってたような記憶があります。頭にはカブトムシの角がひん曲がったようなものが付いてますが、鳥ではありませんよねぇ、やっぱ。
トリカブトもマイナーなモチーフですが、私は昔、イソギンチャクの名称を「イソギンチャック」とだと本気で思っていた時期があります。そしてその間違いに気がついて、イソギンチャクを一生忘れなくなりました。子供はそうやって、仮面ライダーを通して、いろんな生物を学んでいくのですね(?)
あ、私の記憶が確かならば、『超神ビビューン』に“ヒマワリ”っていう妖怪がいたような…。
あと、チューリッブ怪人って、実際にいたら意外にインパクトがありそうですね。見てみたいです。
たくさんコメントありがとうございます。順を追ってお返事差し上げますのでしばらくお待ちくださいませ。
G作戦のGは、ジェノサイドのGでは?ガスのGとも思えるけど…。
>なおさん
なるほど、“genocide”ですね。
ショッカーのルーツを考えれば、それもありえますね。
まあ多分、単純に「ガス」なんでしょうけど…。