【できれば始めに名乗っていただきたい】
犬を探すコウタくん、ものごっつい勢いで崖から転落しますが無傷です。超人でしょうか。
すると、崖の上に怪人クラゲダールが見えます。コウタくんは宇宙人だと思います。確かにパッと見、ステレオタイプの宇宙人が宇宙と交信しているようにも見えます。
クラゲダールが村の人を感電させているのを見て、現場に警官を連れて来るコウタくんですが、当然警官は信じません。
多分この警官、この後クラゲダールに襲われたものと思います。
コウタくんは友達にも宇宙人を見たと力説しますが、誰も信じてくれません。当然と言えば当然ですが、冷めたガキ共です。
怒って家に帰ったコウタくん、いきなりバットを手にします。危ない子供です。カルシウム足りてますか。
するとお母さんが来ます。コウタくんの他にもうひとり兄がいるそうですが、それにしては若いお母さんです。この匂いたつセクシーさは何でしょうか。
あと、コウタくんが崖から落ちたことをもうお母さん知っています。いくら田舎とはいえ、情報伝達が早いにもほどがあります。一体誰が見ていたのでしょうか。
兄のカメラを持ち出したコウタくんはショッカーの皆さんとクラゲダールを激写しますが、ショッカーに見つかり、クラゲダールの電気ショックでダウンです。
クラゲダールは「オレの電気ショックを受ければ1時間は気がつくまい」と、子供とカメラをほったらかしにします。声は女なのに一人称は男のクラゲダール。『カブト』のひよりさんも一人称は男ですが、この天と地ほどの違いは何でしょうか。
クラゲ型宇宙人の写真が、あっちゅー間に新聞紙上を賑わせます。子供がひとりで売り込んだくらいでは新聞社が相手にしないと思うので、おそらくこれにもショッカーの関与があったものと思われます。
写真を見る一文字隼人。ショッカーベルトをまいてる時点でショッカーの怪人だと気がついてほしいものです。
一文字隼人がコウタくんの家に行くと、セクシーお母さんを独り占めしようと滝和也がもういました。家には新聞に出てないショッカーの皆さんの写真が。「まさにショッカーの戦闘員!」と滝和也。さっきの一文字隼人にも、これくらい断言してほしかったものです。
一文字隼人と滝和也は、写真を撮った場所へコウタくんに案内してもらいに、さっさと家を出ます。
こんな素敵な奥さんをほっておくなんて馬鹿な奴らです。
バイクの走り中、唐突に音楽が流れてきたと思ったら、ショッカー戦闘員のお出ましです。そして「一文字隼人、死ねー!」と独特の声でクラゲダールが現れます。
一文字隼人は仮面ライダーに変身。主題歌イントロと歌の中間部を繋ぐという、第1作ではあまりないパターンの使用です。前述のバイクのシーンといい、もしかしたらこの回は、いつもと違う人が選曲をしていたのかもしれません。
「仮面ライダー、今度こそおまえの命はいただーく!」とクラゲダール。相変わらず脳天に突き刺さるような声プラス、変なイントネーションです。
それに対して「電気クラゲの化け物め、おまえこそ死ね!」という仮面ライダー。正義のヒーローが死ねとか言ってはいけません。
クラゲダールは「オレの名はクラゲダール、おまえの命はいただーく!!」と今頃になって自己紹介のついでに仮面ライダーに電気ショックをおみまいします。しかし、
「仮面ライダーの体は、5万ボルトの電圧にも耐えるのだ!」
と、最強のナレーションが入ります。クラゲダール、「仮面ライダー、また会おうぜ!」と孫悟空のようなセリフを残して去って行きました。
灯台の下のショッカーアジト。ショッカーは5000ボルトの電圧に耐える人間を選んで仮面ライダーストロンガー電気人間を作り、それで政府の要人を殺すのが目的でそうです。
そんなまどろっこしいことをしなくても、いつぞやの国会議事堂を2、3個吹っ飛ばせる火薬とかを使ったらいいように思いますが、ショッカーのプライドが許さないのでしょう。
クラゲダールはセクシーお母さんを狙います。悪人らしく障子をバリバリ破って登場ですが、普通に開けた方が時間のロスは少なく済みませんかクラゲダール。
ショッカーアジトに連れてこられたセクシーお母さんは、手術台にはりつけられますが、特に何か細工をするようには見えません。
単なる趣味でしょうか。
セクシーお母さんはダイナマイトと一緒に縛られています。「ライダーが助けに来るところをダイナマイトで吹っ飛ばすのだ」と言うクラゲダールですが、そんな特徴のある声で喋ってたらどこに隠れていても聞こえますよ。
来たのは滝和也ですが、滝でもいいから吹っ飛ばせと言うクラゲダール。随分適当な作戦です。そこへ現れる仮面ライダー。やはりさっきの会話を聞かれたのでしょう、仮面ライダーはダイナマイトを始末してクラゲダールと対決です。
滝和也おなじみの「ライダー!!!」の後、仮面ライダーは、あっちゅー間にアジト内です。クラゲダールはライダーキックをくらい、蜂女のような断末魔をあげて爆発です。仮面ライダーは捕われていた村人を助け出し、アジトを爆破します。
でも灯台まで吹っ飛ばさなくても良かったのでは。
滝和也とお母さんのところへやってくる息子とクラブのみなさん。ユリ姉ちゃんがとってもオサレです。
最後、なんだかよくわからない一文字隼人のニヤニヤ笑いとともに今回は終わりです。