【できればもう少しクリーンなエネルギーを使っていただきたい】
この回、企画段階では参加していた市川森一氏が脚本を書いた唯一の回です(島田真之氏と共同)。
ルリ子さんとひろみさんの美女コンビが、ひとつのかごを二人で持ったりコーヒーカップに乗ったりして仲良く遊んでます。世の野郎共がほっておかないので変な奴らに注意してほしいものです。
ところでバイトはいいですか。最近さぼり気味のようですが。
植物園、ケンちゃんとお姉さんがサラセニアの前に来ます。ケンちゃんがさっさとどっかに行っているスキに、むっつむっつムチ振り回すサラセニアンがサブタイトルとともに現れ、歌の歌詞通りにお姉さんの首を絞めて地に潜りました。
ちなみに、ケンちゃん役の五島義秀くんは、後の『キカイダー01』でアキラくん役となります。
美女コンビの前に、お姉ちゃんがお花に食べられちゃったと泣きながらケンちゃんがやって来ます。
係員は相手にしなかったそうですが、その近辺で6人も蒸発しているならむしろ立入禁止にくらいしたらどうでしょうか係員。
ケンちゃんのアパートに行く本郷猛。姉と弟の写真に流れる曲。入り方がシブ過ぎます。
ケンちゃんの手を握る本郷猛ですが、痛いと言われオレは子供もあやせないのかと大変ショックを受けます。一瞬で赤くなったということは、力じゃなくて熱でしょうか。
落ちこんで去って行く本郷猛に、素早く復活したケンちゃんが飛行機の模型をくれます。
サラセニアのあった場所に来た本郷猛。そこにショッカーの急襲。本郷猛はケンちゃんのくれた飛行機で難を逃れます。わざわざショッカーの仕業だと知らせてくれるとは親切な人たちです。
ショッカーの車を追う仮面ライダー。エンディングでおなじみの映像です。
あと、仮面ライダーがジャンプして回転する度にマスクが脱げそうになるのがとっても気になります。
中村文弥さん、怪人の出番がない時は戦闘員でも大活躍です。
石橋雅史戦闘員が仮面ライダーの捕虜となります。何と贅沢なキャスティングでしょうか。
ショッカーのアジトでは、さらった人間に5万ボルトの電流を流して、耐えられたものを改造人間にするためテストをするそうです。
どうでもいいですが首領、一般人に作戦バラしまくってますが大丈夫でしょうか。
一人の男に電流を流すショッカー。5万ボルトに耐えられると見るや、10万ボルトに上げろという首領。さっきは5万ボルトでいいみたいなこと言ってたのに。首領もしかしてSでしょうか。
ケンちゃんはルリ子さんの部屋で寝ていました。子供とはいえ、ルリ子さんのベッドで寝るとはけしからんガキです。
そこへ本郷猛が捕虜戦闘員を連れてきました。いくら協力者とはいえ、戦闘員を女の子の部屋に運んでくるとはなかなかいい根性です。
あと、全くテレビを見る気が感じられないソファーの置き位置がとっても気になります。
捕虜戦闘員に「アジトを吐いてもらおうか」と言う本郷猛。「言いなさいよ」とルリ子さんも続きます。強気なルリ子さんもとっても素敵です。
捕虜戦闘員、なんだかいい見せ物になってます。
お姉さんがテストされる直前、アジトの警戒区域内に侵入する本郷猛。仮面ライダーに変身して戦闘員を蹴散らし、アジトに侵入します。
仮面ライダー、ジャンプして手術台に着地するのはいいですが、お姉さんの頭を踏んづけやしないかとちょっとヒヤヒヤします。
あと、科学者たちも仮面ライダーに立ち向かおうとなんだか身構えてますが、絶対にかなわないのでやめておいた方がいいと思います。
お姉さんを救出した仮面ライダーに手向かう科学者たち。見事に同士討ちです。だから言わんこっちゃない。
あと他に人が見当たりませんが、お姉さんが最後の一人だったのでしょうか。危ないところでした。
そのころ、ルリ子さんの部屋にサラセニアンが現れ、空気を抜くように捕虜戦闘員を始末します。ルリ子さん、これで人が死ぬのを見るのは3度目です。
ていうか、見物してないで逃げた方がよかったのではないでしょうか。
続いてルリ子さんたちに襲いかかるサラセニアン。しかし仮面ライダーが現れます。窓の外から目を光らせて。これはこれでちょっとコワいです仮面ライダー。
そしてルリ子さんの部屋に土足で上がりこんでの大格闘です。
夜の対決、第2話の反省があったのか、今回はいいライティングです。記念すべき初コールのライダーキックで、サラセニアンはビニールシートのようになって消えました。
怪人を倒し、仮面ライダーはサイクロンからもうもうと排気ガスを巻き上げて去って行きました。
お姉ちゃんとともに現れる本郷猛。行動が早過ぎです。
本郷猛のせいでルリ子さんが元の部屋に住めなくなったので、次の部屋を探すハメになったことを気の毒に思いながらこの回は終わりです。ちなみにこの回で初めて『仮面ライダーのうた』マーチアレンジがエンディングで使われ、以降定番となります。