【できれば飲み物は残さないでいただきたい】
前回を最後にひろみさんとミチちゃんの出番が終了。以降しばらく女性陣はユリとマリのふたりになります(ただ、第34話でひろみさんが唐突に再登場しますが…おそらく製作順と放送順が違うため)。もっともこの回と次の回はユリしか出てきません(クレジットにはしっかり山本リンダとありますが)。
またこの回は、サブタイトルに怪人名が入らない初めての回となりました。
雷鳴轟くなかを、城南大学の本郷猛の友達男と女がいい気にドライブです。すると空から砂が降ってきます。ワイパーで思いっきりガリガリやったので、あとの修理代というかガラスの交換代が心配です。
するとあり地獄が出現し、車と一緒に男女も砂に沈みます。修理代を心配する手間が省けました。
砂の中から地獄サンダー登場。声はライダー初登場の山下啓介さんです。日本の幹線道路をズタズタではなくズッタズタにするそうです。あと、頭を動かす度にヒゲみたいなのがプラプラするのがとってもキュート。
地獄サンダーがアジトに戻って来ると、なにやら戦闘員たちが落ち着かない様子。聞けばショッカー大幹部ゾル大佐が日本支部にやって来るとのこと。それを聞いて頭を抱える地獄サンダー。日本支部でデカい顔をしようと思っていた目論見が外れたのでしょうか。
あと、向かって左にいる黒戦闘員。随分太めですが戦えますか。
日本支部にやって来るゾル大佐。いきなり服装チェックです。覆面にタイツなので服装も何もないような気がしますが、どうやらベルトがずれていたようです。服装のたるみは精神のたるみだそうです。ショッカーから何か学べます私たち。
素人ではシッョカーの尻尾はつかめっこないと幹線道路の陥没を調べようとする滝和也と一文字隼人。随分プロ気取りです。
もっとも、プラス完全な素人一名ですが。
主題歌『レッツゴー!!ライダーキック』インスト2が初使用。このあとアリガバリ戦で使用されたくらいでパッタリと聞くことができなくなったバージョンです。個人的にはけっこう好きなんですけどね。
滝和也、主題歌のコーダをバックにお休みとはなかなかいい身分です。
滝和也をこっそり撮影する赤戦闘員。あまり意味のなさそうな葉っぱがとってもオサレ。
休憩の3人。「あたしせっかくスリル味わおうと思ってドッキリコンだったのに」とご不満のユリ。
ドッキリコンって何時代の言葉でしょうか。
テーブルにとっても分かりやすく仕込まれたマイクに全く気がつかない滝和也。プロ気取りが聞いてあきれます。あと、このショッカーの人、ちょっと劇団ひとりに似ています。
滝和也に変装というか変顔するゾル大佐。変装が得意ということで、アイパッチやヒゲもそのためフェイクなのでしょう。だとしたら泡がつかないように気をつかう前にアイパッチ外してもいいのでは。しかもヘタするとそこだけ変顔し忘れてパンダ状態という危険性も十分にあります。
通行止めの看板。3つも要らないのでは。もっともひとつは字が薄いうえに汚いのでほとんど読めませんが。
そこへ、おなじみのBGMにのって、滝和也のようなゾル大佐がバイクで突っ込んできます。その革ジャンは第3話で早瀬五郎が着ていたものでしょうか。滝和也のようなゾル大佐は、追いかけてきた警官たちを痛めつけるだけ痛めつけて、さっさと帰ります。
警官、拳銃持ってるなら使えばいいのに。
その警官たち、車でさっきと同じ顔と思いっきりすれ違ったのに全く気がつきません。ザルでしょうか。
地獄サンダーの登場で仮面ライダーに変身する一文字隼人。地獄サンダーのあり地獄に苦戦です。そこで仮面ライダーは、サイクロンを呼んで引っ張ってもらう作戦に出ます。あれだけ引っ張られてサイクロンが微動だにしないのはまあいいとして、地獄サンダー、「ケケケケケケ」と言って見てないで、手を出すなり足を出すなりヒゲを出すなりして少しは邪魔してはどうですか。
本物の滝和也を見つけたさっきの警官、大ケガしているわりには適当な治療でしかも随分元気で、滝和也を警察に連れて行きます。
女の子の前でいいカッコしたかったのでしょうか。
警察に来る一文字隼人とユリ、いつの間にかやってきた五郎。ここでもわざわざケガした警官が出てきます。いい加減治療に専念したらどうでしょうか。
「滝さん死刑になっちゃうの?」と言うユリに「滝は確かに何もしていない。無実の人間が死刑になるものか」という一文字隼人。まあショッカーの人はうなるほど殺ってますけどね。
あと五郎、何の指計算してますか。
牢屋の外から現れる一文字隼人。ところでそこ何階でしょうか。まあけんすい状態でずっといられるのは改造人間だからいいとして、外から見るとさぞかし愉快な光景だったことでしょう。
一文字隼人の真似をして登ろうとする五郎とユリ。そこにまたさっきの警官が通りかかります。そんなところウロウロしてないで治療に専念したらどうですか。
あと、何気にユリに後ろからギューッとされている五郎に、激しい嫉妬を覚えます。
一文字隼人の部屋?にもどると、滝和也のようなゾル大佐がいます。とっても抑揚のない喋り方で女子供を追いはらいます。せっかくなのでユリ姉ちゃんは残しておきたい気分ですがそれはまあいいです。
あと、こうもあっさり部屋に侵入されるとは個人情報漏れ過ぎです一文字隼人。サボテン爆弾送られた部屋から変わってないのでしょうか。
一文字隼人、まさかショッカーの大幹部と二人っきりとは夢にも思ってなかったでしょう。それはいいとしてもゾル大佐、バイクに爆弾なんか仕掛けるより、狼男に変身して一気に勝負をつけた方が良くなかったでしょうか。
正体のバレたゾル大佐はさっさと逃げ、代わりに地獄サンダーが仮面ライダーのお相手です。地獄サンダーは謎の砂かけ攻撃などを見せましたが、ライダーキックで自分の作ったあり地獄に沈みました。
地獄サンダーが敗れて速攻ムカデ仕様になるショッカー基地。地獄サンダーあんまり期待されてなかったんだなと思いながら今回は終わりです。
>滝和也のようなゾル大佐
不幸なことに、このときの悪人メイクの写真が、後々、「滝和也」としていろいろな刊行物で使われ続けるんですよね…。
滝、たまにほかの写真があっても、目をつぶっちゃったりしてるし…(カルビーライダーカード131番)。
>ゾル大佐
キャラクターが不評で、初登場となるこの26話が放映される前に、すでに降板が決定済だった…ということを、去年講談社から出たファイルマガジンで知ったときには結構衝撃でした。初期のショッカーのムードには合っているような気もするのですが。
こんばんは、先日はコメント有り難う御座いました♪
最近、麻宮さまのレビューを拝読していると、もう1度ライダーを1巻からレンタルしたくなってしまいます(笑)。
江奈も今年はブログを始めたばかりでようやく半年乗り切ったという感じです、こんな私とお友達になって下さって、本当に有り難う御座いました(*^-^*)
また来年もどうぞ宜しくお願い致しますね麻宮さまも、良いお年をお迎えくださいませm(_ _)m
そうですか、滝和也ってテレビ以外のところで意外に憂き目に遭っているんですね。何もしてないのにもう疲れてますもんね、あのメイク。第1作は滝和也なしでは成立しないというのに。
ゾル大佐、不評だったんですか。それも意外です。ただ番組的には1クールで幹部交代というのは、たとえそれが結果的にそうなったとしても、良かったのではないでしょうか。正体が怪人というのも衝撃的で当時の視聴者の方は燃える展開だったでしょうし、後の展開における影響や功績は計り知れないものがありますしね。
後の地獄大使は、あれはあれで魅力的なキャラなんですがちょっと狙い過ぎの感じもあるし、なんとなくナチスっぽい感じのゾル大佐は、ショッカーの雰囲気にも合ってましたよね。
ををっ、月見家さんへのお返事を書いている間に江奈さんのコメントがっ。というわけで上のコメントは月見家さんあてです。
>江奈さん またライダー見たくなってきましたか!私のレビューでそう思っていただけるととっても嬉しいです。私も始めから順を追ってキチンと全話見るのはこれが初めてなので、苦戦していた初期から徐々に作品のカラーが変わっていくのをつぶさに観察するのは楽しいものです。
でも昔のビデオって、「○○編」って具合にいいとこどりして収録して、あとでその残りが収録されてたので、最終巻の98話目がサボテンバットの回になってちょっと笑いましたが。
いやいや、江奈さんのブログ、見た瞬間から「うをっ、こいつただ者じゃねぇ」って思いましたよ(笑)。
こちらこそありがとうございました。来年もよろしくお願いします。ご家族ともによいお年を〜。
初めまして。
特撮大好きな礼二と申します。
よろしくお願い致しますm(_ _)m
仮面ライダー大好きなので、TVシリーズ98話+劇場版2本のDVDを揃えてしまいました^^;
>主題歌『レッツゴー!!ライダーキック』インスト2
スカイライダーで、2号がゲスト出演した時の戦闘シーンに使われてましたよ。
>礼二さん
こちらこそはじめまして。ご訪問とコメント、ありがとうございます!
第1作の全DVDをお持ちとはうらやましいです。私は手元にDVDは持ってないのですが、せめて第1巻と最終巻くらいは持ってようかなと思ってますが。7話収録であの値段はコストパフォーマンス高いですしね。
>インスト2
そうでしたか。情報ありがとうございます。スカイライダーに関しては、第1クールは極力オリジナルの楽曲だけを使っていたのに、第2クール以降は怒濤のように旧作の流用が増えた事もあり、選曲についても折にふれ書く事が多くなると思います。
まあ、とりあえず今のところは、V3とアマゾンを完結させようと思ってます。
それでは、これからも当サイトをよろしくお願いします!