【できれば黙読していただきたい】
オープニング、タイトルのところでゆらゆら左右に頭を動かす仮面ライダーがとってもラブリーな映像です。
第4話まで、オープニングの終わりはナレーションではなく、その回登場する怪人の動くシーンが使われています。
サブタイトル、なぜかルビが降ってありますが、これはお子様向けというより、あまり普段使わない言葉と漢字だったからでしょう。
このころからすでにスパルタなおやじさん。公道(多分)を使ってタイムトライアルです。お巡りさんに気をつけてください。
本郷猛が、ショッカー女戦闘員オートバイ部隊に囲まれます。網タイツでオートバイに乗るとは全くもって良く分かってる人たちです。
オートバイ部隊を追った本郷猛ですが、蜘蛛男の蜘蛛の巣に引っかかってしまいました。
本郷猛が気がつくとショッカーのアジト。有名なシーンです。すでに改造され、ショッカーの一員にほぼなってしまっている状態でした。あ、そこのあなた、「やめろージョッカー」とか言わないようにしてくださいね。
あと変なメイクの科学者のオッサン、イヤ過ぎ。
ちなみに、ここで首領の言う「知能指数600」というのが、いかにとんでもない数字かということは、「空想科学読本」に書かれています。
ショッカーの科学者たちは、デモンストレーションに本郷猛に風力エネルギーを与えます。思えばこれが、ショッカー壊滅の第一歩となったスカタンな行動です。
ショッカーの一員にほぼなってしまっている本郷猛に脳改造をしようとすると、電気が落ちます。科学者たちや戦闘員が発電質に向かっている間に、本郷猛は鎖を切り、現れた緑川博士とともにアジトを脱出です。
科学者たちが戻って来ると、当然本郷猛の姿はありません。
見張りくらいつけといたらどうですかショッカー。
どっからガメて来たのか、サイクロン(多分)に乗って逃げる本郷猛と緑川博士ですが、蜘蛛男の襲撃にあい、本郷猛は崖下に転落します。そして現れる女戦闘員。相変わらず網タイツです。
メイクはちょっとアレですが、襲われてみたい気もします。
そして野郎の戦闘員の後ろから現れる蜘蛛男。「ショッカーを裏切れば死だ。たった一人の娘もな」と蜘蛛男。まさかこの声があのモグラ獣人になるなんて、この時点では誰も知りません。
そのとき、主題歌インストの“ゴー!ゴー!レッツゴー!!”の部分とともに仮面ライダー登場!!シブい選曲です。
戦闘員を蹴散らす仮面ライダー。戦闘員の帽子がぽろぽろ落ちるので後で拾うのが大変です。
城北大学文学部。出て来るルリ子さんを、ひろみさんが「わっ」と脅かしますが、ルリ子さんさっさと行ってしまいます。ところでひろみさん、美女がそこで何分かくれて待ってましたか。
最近誰かに見られている気がするとルリ子さん。戦闘員が見ていました。蜘蛛男と通信する戦闘員。クモマーク入りの通信機です。『X』第11話のゴッドマーク通信機よりは、はるかにやる気が感じられます。
ルリ子とひろみさんを変な男4人組が取り囲んだところでおやじさんの車がやってきます。男たちはもういません。おやじさんはルリ子さんに、お父さんの居場所を書いたメモを渡します。
アミーゴ前、おやじさんとルリ子さんの服を来た女の人は降りて、車はどっかへ行きます。
どっちかというと『仮面ノリダー』の方でおなじみのアミーゴ店内(『仮面ライダー』で登場するのは第13話まで)、おやじさんとルリ子さんの服を来た女の人が入ると、戦闘員が急襲します。良い選曲です。しかし、ルリ子さんの服を来た女の人はひろみさんでした。
ということは、さっき車内で美女二人がいそいそとお着替えしていたことになります。ここは何が何でもじっくり観察したいところですが、おやじさんは運転しているのでそういうわけにはいきません。残念。
あと、あてが外れた戦闘員たちは、この後「あーあ、とんだ骨折り損だよ」とか愚痴りながらとっとと帰ったのでしょうか。
車で行ったのはひろみさんの服を着たルリ子さんでした。ルリ子さんはお父さんに会える嬉しさのあまり、メモの場所を言ってしまいますが、車についていた蜘蛛男のスパイグモに聞かれてしまいます。
もし、ルリ子さんが何も言わなかったらどうするつもりだったのでしょうか。まあどうせスパイグモの居場所は分かるはずなので、見つけるのがほんのちょっと遅れる程度だったのかもしれませんが。
倉庫に本郷猛と緑川博士がいました。緑川博士はショッカーを脱出したことを悔やんでいるようです。
倉庫の屋根を這い回る蜘蛛男。さすがクモだけのことはあります。
倉庫についたルリ子さん。なに着ても似合う人です。
本郷猛は、水を出そうとして蛇口を壊してしまいます。ところでそこの水道飲んでも大丈夫な水だったのでしょうか。
ルリ子さん、なぜか中に入らずにいきなり盗み聞きです。口の当たりにちょっと吹出物がありますがそれが逆にキュートです。
本郷猛が鏡に向かって物思いにふけっているスキに、蜘蛛男が緑川博士を襲います。本郷猛は糸をほどこうとしますが、そこをルリ子さんに見られて首を絞めているものと勘違いされます。そうこうしているうちに、蜘蛛男は毒針を発射。博士は溶けてしまいました。
本郷猛が父親を殺したと思うルリ子さん。ただ仮にそうだとしても、溶かせるはずはないと思いますが、そんな言い訳も今のルリ子さんには通じません。
「人殺し!」と言うルリ子さんを、本当の人殺しの蜘蛛男がさらっていってしまいました。
ルリ子さん、思いっきりトラックの荷台に乗ってます。素敵です。
本郷猛はベルトの風車に風を受けて仮面ライダーに変身です。
仮面ライダーは、カコイイ演出で戦闘員と対決。次々となぎ倒します。
ダムの雄大な風景をバックに、二人の改造人間が対決。良い映像です。蜘蛛男はかなわないと思ったのかいきなり逃げようとしますが、強力なジャンプ力を持つ仮面ライダーにあっさり追いつかれ、ライダーキックを受けて泡となりました。
ちなみに、記念すべき初ライダーキックは、コールなしの両足蹴りです。
戦いが終わり、おやじさんがダムまで車で来ました。ルリ子さんをお姫様抱っこする本郷猛。なんだか顔かすごくこわばってますが、それは演出でしょうか。それとも意外にルリ子さんがおも(略)。
エピローグ、期せずして最終回と同じ『仮面ライダーのうた』アレンジ曲が流れたところで今回は終わりです。
おはようございます。
楽しく拝読しています。
こちらの記事にもTBさせていただきます。
>カイさん
お読みくださって、ありがとうございます。
蜘蛛男は、今まで“扮装をした怪しげな人”という意味に過ぎなかった「怪人」という言葉を、人の姿をしながら人とは違う生命体というイメージに作り上げた、記念すべき怪人ですね。私もこの回のおかげでいまだに「蜘蛛」って漢字で書けます。
そういえば、確かにもともとは近藤正臣さんが主役に決まってたんですね。もしそうなっていたらどうなっていたか…。もしかしたら、このサイトも存在しなかったかも。
お姫様抱っこされたルリ子さんは気絶していたんですか。