【できれば住所は書いていただきたい】
ゲバコンドルの手術台。上に怪人たちの遺影があります。怪人の遺影というとジョッカーの基地みたいですが。
あと、遺影が写真ではなくイラストというのがとっても素敵。
しかもゲバコンドルの設計図が確認できます。
ゲバコンドルを動かすには、若い女の生き血が必要なのだそうです。何だか面倒くさいヤツです。
教会に、どっかのカップルがやってきて結婚式をしたいと言い出します。予約なしですが、ショッカーにとっては格好のエサなので拒否する理由がありません。
式の途中、急にBGMが変わって、ひやかしで見物していた子供の目の前で女の人が血を抜かれたようです。
戦闘員がさっきの女の人の血をビーカーに入れて持ってきます。2、3滴こぼれて乾いているところが妙にリアルです。
血を飲んでゲバコンドルが立ち上がると、科学者や戦闘員はやんややんやの大拍手です。何でしょうかこの団らんムードは。
アミーゴに滝和也から手紙が届きます、住所が書いてませんがどうやって届いたのでしょうか。もしかして持参ですか。
「そういえば猛さん、この頃顔見せないけど何やってるのかしら」とルリ子さん。
大人の事情です。
さっきの教会では、滝和也が結婚式です。この男が、特撮ヒーロードラマを代表する最強の名わき役になるとは、この時点で誰が想像したでしょうか。
あと、滝の奥さんはこの回の後ほとんど出番がありませんので、ある意味貴重な映像です。
上からのぞきこむゲバコンドル、滝の奥さんの血がほしいとダダをこねますが、戦闘員から列席者が多いからダメだとショッカーらしくないことを言われ止められます。
滝和也と奥さん、サイドカーで新婚旅行に出発だそうです。
何でしょうかあのサイドカーは。恥ずかしいにもほどがあります。
二人が恥ずかしいサイドカーでわざわざ砂利道を走っていると、いつの間にか奥さんがゲバコンドルになって、ちょこんとお行儀良く座っています。
滝和也、後の活躍など全く想像できない、見事なヘタレぶりです。そこへ仮面ライダー登場。滝和也は奥さんを助け出します。ただしこの非常事態でも逃げるのに使うのは、あのとっても恥ずかしいサイドカーですがこの際仕方がありません。
仮面ライダー、見事に地面に埋まったままCMです。何ですかこのシュールな展開は。
仮面ライダーが現れたことを知って、おやじさんは早速本郷猛に連絡を取ろうとしますが、本郷猛は電話に出ません。
多分まだ埋まってると思います。
通行人、看護婦さん、バレリーナと立て続けに女の人を狙うゲバコンドル。若い女の生き血と言ってましたが、最初の人はちと若過ぎやせんかい。顔の好みとかで選んでるのでしょうか。コンドルの分際で。
教会がクサいとにらんだおやじさんたちは、ニセの結婚式を計画します。それはいいのですが史郎くん、なんでわざわざおやじさんと被る方に動くのでしょうか。ただでさえ出番少ないのに。
ニセ夫婦はおやじさんとルリ子さんでした。ルリ子さん、花嫁衣装は素敵ですが、昭和46年でウェディングドレスにメガネの組み合わせはいささか不自然です。それとも時代の先取りでしょうか。
あと、その車のペイントどうにかなりませんか。恥ずかしいにもほどがあります。
トランクに押し込まれていたひろみさんと史郎くん。ひろみさんは100%不憫ですが、史郎くんにしても不憫なのか羨ましいのか判断に迷うところです。
なんでよりによって相手がこんなオッサンなのよと内心思っているルリ子さん、「本気になっちゃダメよ」とおやじさんに釘を刺します。
私なら200%本気になります。
そこへやっぱりショッカーの襲撃。おやじさんとルリ子さんは、とっても恥ずかしい車で逃げます。
車を追うゲバコンドルを追って、いつの間にか復活した仮面ライダーが登場です。
ゲバコンドルのパワーの前に苦戦する仮面ライダー。サイクロンを使っていったん逃げます。「逃げるのか、卑怯者」と言うゲバコンドルですが、コンドルに言われる筋合いはありません。
逃げると見せかけた仮面ライダーは、サイクロンでゲバコンドルに突進です。ゲバコンドルは衝突を避けるために飛びますが、それも読まれていました。空中でサイクロンアタックを受けたゲバコンドルは爆発して散りました。
ルリ子さんが調子にのってとっても恥ずかしい車を運転、滝夫妻は相変わらず恥ずかしいサイドカーに乗っているところで今回は終わりです。
第12話の次回予告から、“次回予告”というテロップの直後にサブタイトルが入ります。あと、予告のラストカットで仮面ライダーが明らかにコケているように見えますが、それは目の錯覚であることを付け加えておきます。