[獣人ヘビトンボ登場]
「たまには“モグラさん気をつけて”はないもんかねー」
おやじさん愛用のジーブが大変調子が悪いようです。おやじさんはポンネットを開けて中を見ます。
トカゲバイキングのトカゲは貼り付いていませんか。
そこへ「藤兵衛さん困ってるね。手伝おうか」と流暢な日本語が聞こえて来ます。おやじさんが振り向くと、いたのはアマゾンです。「アマゾンが喋れるわけないしな…」とおやじさん。「藤兵衛さん、耳悪いか」とアマゾンの追いうちです。どうやらマサヒコの指導でアマゾンはすっかり喋れるようになったようです。マサヒコが登場ですが、リツ子さんのバッグ確定のアルマジロを持っています。リツ子さん今頃困っているのではないでしょうか。
「アマゾン、ゲドン、さがす」と言うアマゾン。相変わらず助詞は省略気味です。
そこへリツ子さんがマサヒコに盗られたアルマジロバッグを取り返しに人間が溶けたというニュースを伝えに、なぜか自転車でやって来ます。一刻も早くアルマジロを取り返したかったのでしょう。
十面鬼の仕業だと思ったアマゾンはジャングラーで走ります。おやじさんも調子の悪いジープで。マサヒコを乗せて追いかけようとします。ジープはとってもアナログな直し方でエンジンがかかりました。リツ子さんはマサヒコからアルマジロを取り返して一安心です。
百合ケ丘駅上空を、十面鬼が遊覧飛行です。上の人の顔、新調されているようですが下の歯が丸出しになって随分不細工になっています。もともと男前というわけではありませんが。あと、中の人の真ん中にヨロイ元帥の人が復帰しています。やはりローテーションでしょうか。
遊覧飛行の十面鬼は、暇つぶしに溶ける泡で人間を溶かします。もし獣人カタツムリの泡が溶ける系だったら、おやじさんはおろか伊藤つかさちゃんまで溶けていたのです。危なかった!!
十面鬼を追っていたアマゾンは、めでたく鬼さんとご対面です。十面鬼、白昼堂々と出てくるのはいいですが、いささか凄みがありません。あと、中の人みんな寝てますが、やはりお天道様は苦手なのでしょうか。
十面鬼の上の人が「撃て!!」と言うと飛び道具が出て来ますが、誰に命令してるのでしょうか。撃ちたければ自分で勝手に撃てば良いような気がしますが。中の人の誰かがスイッチを握っているのでしょうか。頭しかありませんが。
アマゾンは、いつ覚えたのか瞬間変身でアマゾンに変身。自慢の腕カッターで、十面鬼の中の人のうち小沢さん顔を倒します。
ひとつ頭を失い、パワーダウンした十(この時点で九)面鬼は逃げ去ります。理屈は分かりますが、頭が減った方がひとりぶんの血の分け前が増えるので、かえっていいような気もしますが。
逃げた十面鬼を探すアマゾンを、ミリさんが狙撃します。今日は黒い皮衣装です。冬なので仕方がありませんが、できれば『イナズマンF』の時のナース姿をはげしく希望します。
ミリさんはアマゾンが十面鬼の仲間だと言い、十面鬼に父を殺されたと言います。「アマゾン誰も殺さん!!」とアマゾンは反論です。
まあ獣人はザックザック殺ってますが。
そこへおやじさんとマサヒコがやって来ます。誤解の解けたミリさんは、アマゾンたちの仲間入りをします。
オンボロ小屋で、おやじさんとアマゾンがたき火です。いくらオンボロ小屋とはいえ室内でたき火は危険です。ていうかアマゾン、そんなに寒けりゃ何か着てください。
外で薪拾いをしているマサヒコとミリさん。マサヒコはミリさんの勇気をたたえて、リツ子さんがいないのをいいことに「ぼくの姉ちゃんなんか、ゲドンのゲの字でガタガタだぜ」とか言っています。確かに「ゲドンゲドンってもうたくさん!!」って言ってたこともありましたが。
その時、“ファフファフ ファッファ〜〜〜”と音が聞こえます。黒ジューシャの動く音初登場です。ミリさんが今何か聞こえなかったと言いますが、マサヒコは風じゃない?と言います。
風がこんな変な音しますか。
というか、ミリさんもガランダーのことは知らなかったということでしょうか。あと、この時黒ジューシャは何してたんでしょう。
マサヒコとミリさんの前に、ショッカーやゲルシッョッカーの怪人がよく出てきた音楽で獣人ヘビトンボ(幼虫)が現れます。この人もプラプラした節足がありますが何の役に立つのでしょうか。
マサヒコは獣人ヤマアラシの時見たいに「こーんちくしょー!!こーんちくしょー!!」と棒で応戦ですがあえなく撃沈です。そこへアマゾンがやって来ますがヘビトンボに苦戦です。するとモグラがやって来て加勢。モグラ頭突き!!(命名麻宮)でヘビトンボを退け、さっさと逃げていきます。
小屋ではマサヒコの具合をおやじさんが見ていました。一度山を降りて医者に見せるそうです。そこへ一仕事終えたモグラがやって来ます。モグラも美女には弱いようです。しかしモグラを見たミリさんの顔には「この裏切りモグラ!」と書いているように見えます。
おやじさんのジープまで送るというアマゾンにミリさんが「アマゾン、気をつけて」と言います。それを聞いたモグラは「またアマゾンか。たまにはモグラさん気をつけてはないもんかねー」とすねます。するとアマゾンが「モグラさん気をつけて」とからかいます。鼻握ってますがそんなに握りやすそうな鼻ですか。
おやじさん大ウケですが、そこでバカ笑いしてるヒマがあったらさっさとジープまで行ってください。
おやじさんはマサヒコをジープに乗せて出発です。故障がちのオンボロジープというのが気にかかります。
小屋でモグラとミリさんがたき火をしていると獣人ヘビトンボがやって来ます。ミリさんの前で張切るモグラでしたがあえなく撃沈です。
小屋にアマゾンが戻ってみると、モグラがのびています。アマゾンは相変わらずモグラの鼻を握ってますがそんなに握りやすそうな鼻ですか。モグラは、おれはミリさんを守ろうと力いっぱい戦ったんだと弁明です。この言葉にウソはありません。ただ単に力の差が歴然としていただけです。
アマゾンはヘビトンボを追うと言いますが、ミリさんにはあまり興味を示しません。好みではなかったのでしょうか。
ミリさんを担いだ獣人ヘビトンボをアマゾンが追います。ジャージャーうるさいのでちょっと離れてもまるわかりです。
獣人ヘビトンボは途中でミリさんを下ろして止まります。「アジトを教えてはくれないのか」と、アマゾンの日本語が妙に流暢です。
獣人ヘビトンボは、ギギの腕輪を渡さなければミリさんを殺すと言いますが、アマゾンは「ゲドンのジューシャの命、アマゾン知らん」と言います。すでに正体はバレていたようです。
ただ、見破った理由を「モグラを見て怖がらなかった」としていますが、一般人でも獣人ヘビトンボの後にモグラを見たら、あまり驚かないような気もします。
ミリさんはジューシャになります。ミリさんの赤タイツ姿、ずっと見ていたかったです。
作戦の失敗した獣人ヘビトンボは、今日は逃がさんとアマゾンと対決です。アマゾンはアマゾンライダーに変身。大切断で獣人ヘビトンボの両腕をザックザックと切ります。随分脆い腕です。あとやっぱりプラプラの節足は何の役にも立ちませんでした。
獣人ヘビトンボからゲドンのアジトを聞き出そうとするアマゾンライダー。すると獣人ヘビトンボは泡を吹いてさなぎとなり転がって逃げます。さっき「今日は逃がさん」と言っていたのに、自分が逃げるとはどういうことですか。
するとバカ笑い高笑いとともに不意に十面鬼が空から降ってこの回は終わりです。