特捜最前線 第383話 崩壊家族のラストタンゴ!

【脚本 塙 五郎 監督 藤井邦夫】

正直なところ、おもちゃを万引きして警備員の追いつめられ、屋上から転落した女が、その女を追いつめた警備員の母親であることが序盤で完全に読めてしまう。

そのため、それがいつ、どう警備員に分かるのか、その時に警備員がどう反応するのか、そこにしか興味がいかず、その他の展開はハッキリ言ってどうでもよくなってしまった。

女の仲間のト●コ嬢は重要人物だったが、警備員の姉プログラマーは、構成上、別にいなくても話は出来たのではないか。もっとも、それで話を作ってしまったら、30分レベルの話になってしまうのだが。

サブタイトル付近で、紅林が社交ダンスを始めたという場面が出てきて、サブタイトルにも「タンゴ」の単語があるが、かなり無理やりな内容との結びつけのように思う。

あと、中盤あたりの姉プログラマーのセリフが臭くてしょうがない。まあ、それはそれで良いんですけどね。

でも、彼女がもっと美人だったら紅林の行動も変わっただろうなあ。

ていうか、お堅い特命課刑事の紅林が、自室に女を連れ込んだことで何か問題が起こるとか、そういう視点で話を作っても面白かったりして。

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