【脚本 宮下隼一 監督 天野利彦】
宮下脚本らしく(?)ところどころ展開に不可解な部分がなくはないが、全体としては、よく計算された水準以上の作品。
まあ、わざわざ福島まで行ってとる必要があるかどうかは別にして。
ただ、どうしてもひとつ気になったのは、冒頭で山田(と呼ばれた男)が、黒木(と名乗っていた男)を追いかけるシーン。
どう見ても“強盗の黒木を山田が追いかけている”ようにしか見えないのだが、物語のはじめの方は、このふたりが共犯ということで捜査が進んでいたため、正直かなり違和感があった。
これが、意図的にそう撮ったのか、本当は共犯っぽく撮ったつもりが、ワタシにはそう見えなかったのかどうかは分からないが。
とはいえ、福島パートの叙情的な映像と、郵便局で、特命課が犯人に証拠VTRをつきつけるシーンとのコントラストも面白く、ラストも良いものに仕上がっていた。
ちなみに、エンディング映像は、この回だけの別バージョン。
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