【脚本 長坂秀佳 監督 天野利彦】
前回の続き。
今回も、宮内洋のアクションが炸裂する快作(違)。
後編で新たに明らかになったことは、ひとつは松原千明の父の真実。
仕事でシャブを舐め過ぎて歯がボロボロになって早死にした、とされていたが実は、
↓
仕事を辞めた寂しさを紛らわすためにシャブに手を出した
↓
独自に麻薬ルートを捜査し、川浦に行き着いたが、逆に川浦にシャブ漬けにされた
と、内容が変わっていく。
もうひとつは松原千明の兄の存在。その兄とは、なんと『ウルトラマン80』の長谷川初範。
とことん特撮最前線。
とはいえ、ストーリーそのものは、前後編にするほどのことはなかったように思う。うまく話をまとめられれば、完成度の高い1話完結回にも出来たような気がする。
ただ、麻薬モノでよくある暴力団やマフィアとかではなく、(限りなくそれに近いとはいえ)堅気の組織から一般人に麻薬が蔓延する恐ろしさに重点が置かれており、これこそがこの前後編のテーマだったように思える。
また、終盤の立てこもりシーンは、ただの銃撃戦ではなく、犬を随所に生かしたシーンとなっており、ただでさえ銃撃戦が珍しい『特捜』においても、さらに異色な映像が展開された。
とりあえず、この前後編で分かったこと。
やっぱり松原千明は可愛い。
あと、宮内洋が警察無線に入りんで要求を述べるとき、
無線装置スイッチ、オン!!
と言ってほしかった。
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