【脚本 佐藤五月 監督 宮越 澄】
前情報を全く入れずに見たのだが、妙に説明的なセリフや、強引な話の持っていき方や、不自然な小道具の使い方などからして、十中八九、宮下隼一脚本だろうと思ったが…佐藤五月だったのか。
今までの佐藤脚本と比べれば、かなり異質な感じ。こういうのも書けるよ、ということを示したかったのかどうかは分からないが、がんばりすぎて空回りした感がなくはない。まあ、真犯人は意外ではあったが。
またもやレギュラー刑事の身内・橘の息子が登場して、事件とテーマ性を関連づけようとしたようたが、ハッキリ言ってとってつけたような感じ。
とりあえず、全く救いのない話。まあ結局、本当の虫ケラはのうのうと生きているんですよ、この世の中は。そういう意味では真に迫っているわけだが。
刑事部長に会いに行くという課長が出て行く時、珍しく気を利かせてドアを開ける桜井。
何か悪いもんでも食ったのか桜井。
城南大学に貼ってあったポスター。
“フランス中世史研究会コンパ”とある。
それはちょっと興味あるな。
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