【脚本 阿井文瓶 監督 野田幸男】
またもやレギュラー刑事のどっぷり身内話シリーズ(?)。今度は紅林編。
しばらく前に現れた紅林の妹が再登場。見事に事件に巻き込まれ、あわや紅林殉職かと思わせる展開。
いちおう話の主眼は、紅林と妹にあると思われるが、どうしても、妹に手錠をかけてしまった紅林を、特命課総動員で励ますシチュエーションの方が強く印象に残ってしまうのだが。
ノアの会に紅林と桜井が最初に乗り込んだ時、やって来た女。詳しいことはあえて書かないが、とりあえずそいつに一言。
おまえが言うな。
で、紅林・桜井それぞれがもらったノアの会の本。課長に渡すのはいいが、いくら自分たちは要らないからといって、
2冊とも渡すなよ。
ラストで、たまにはお茶を入れに特命課に来てくれないかと紅林の妹に言う課長。
自分で飲む茶くらい自分で入れろ。
あと、課長から謹慎を命じられた紅林が拳銃と手錠・手帳を置くカットがあるのだが、後で“丸腰で乗り込んできた”ことを印象つけるためのこととはいえ、あのカットでは拳銃は不要。他の刑事ドラマみたいに、これ見よがしに拳銃を携帯したり、バンバンぶっ放したりしないのが『特捜』ではないのか。
つまり、「新春」前編で、課長が「拳銃の携帯を許可する」といったシーン、あれですよ。
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