【脚本 押川国秋 監督 藤井邦夫】
年明け恒例(?)の人探し編。
人ひとり捜すため、特命課が総力をあげる。ただそれだけ、それだけである。それだけであるからこそ特捜最前線。
地味な話に派手な演出。これぞ特捜最前線の醍醐味。
今回、久しぶりにヘリが出動、というより、初期はヘリが飛ぶときによく使われた音楽が使われて、ちょっと嬉しかったりする。
話自体も、免許の偽造、信号のメロディー、赤い鳥居と、徐々に示される手がかりをもとに、特命課の捜査が丁寧に描かれており、話の出来としても良い。
この話は、事件の展開を追うというより、人ひとり捜すのにも全力をあげる、心優しき特命課の戦士たちにスポットがあてられた話としてみるべきだろう。
それにしても、
・たまった洗濯物の山に囲まれる橘
・ジョギングのフリして女を物色する桜井
・徹夜で食事はカップラーメンの叶
・パチンコであり金すられる紅林
侘しすぎるぞ、アンタらの正月。
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