【脚本 藤井邦夫 監督 辻 理】
変なタイトルだ。
もちろん、“永吉”とは矢沢永吉から取った名前。
まあ、矢沢永吉に似ているかどうかはともかく、19歳には見えんな。
永吉と呼ばれ、本人も自分をそう呼んでいる男、永吉。
叶が永吉と出会ったすぐ後、ルポライター殺しが起こり、永吉が容疑者として逮捕される。しかし、永吉が人を殺したとは思わない叶。
しかし永吉は自分が殺したと言い張る。しかも、殺人は認めるが、自分の身元については固く口を閉ざす、という展開。
自分を捨てた母親を憎み、そして捜しているという永吉と、同じく親に捨てられたという過去を持つ叶の境遇とを上手くリンクさせた話になっている。
もっとも、最後は桜井がオイシイところを持って行った感があるが…
ちなみに、叶の出生の秘密が明らかになるのは、後の長坂秀佳復帰作『掌紋300202』である。
あと、この回で“永吉”を演じた新井康広氏は、自身が矢沢永吉のファンで、永吉という役名で大喜びだったとか。
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