【脚本 塙 五郎 監督 藤井邦夫】
全てという訳ではないが、私と塙脚本とは、個人的にあまり相性が良くないということは、このブログでは度々書いたことがある。
今回も、性に合わなかった話の例。
冒頭、いきなり桜井の結婚話で「おや?」と思ったが、その女が消えた直後に誘拐事件。
私、サブタイトル前と後の事件が“倒置”になっていて、事件の中で出会った女と桜井の話かと思ったのだが、どうやら普通に時間は流れていたらしい。
まず、そこが分かりづらい。
ので、桜井の女のことが話の重要なファクターになるにもかかわらず、視聴者の記憶にとどめられないまま話が進んでいく、もしくは、私のように倒置と思った視聴者が混乱、または予想した展開とかけ離れて期待はずれ、などという事態が考えられる。
ベタな展開ではあるが、普通に桜井の恋愛話でも良かった気がするが。
あと、唐突に教会が出てきたり、ラストのオチが取って付けたようで非常に陳腐だったりと、話としては決して出来が良くはない回。
結局、桜井の女は全く顔が出なかったが、終わってみれば、それももはやどうでも良くなる程度の話だった。
あ、そういや桜井、髭剃ってました。
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