特捜最前線 第254話 海に消えた殺人婦警!

【脚本 大野武雄 監督 野田幸男】

課長「高杉くん…ホステスになってくれないか」ということで、カンコちゃんがクラブに潜入。強い。

にしても面接あったろうに履歴書とかどうしたんだろうと思ってたら、喫茶店で働いてたことにしてたらしい。まあ『リンチ経営塾』の時にあれだけ嘘八百の経歴を作り上げた特命課だしな。あれにくらべればハードルとしては高くないか。

第3パートまでは伏線も活きてて、登場人物の心情にもそれほど無理はないので良かった。カンコちゃんが目をつけた同僚もまた元婦人警官というのも意外で良かった。まさかバッグの持ち方で見抜くとはなあ。さすがは桜井。

ただし、最終ターゲットが第4パートで初めて出てくるというのはマイナス。始めから出ている人物が意外な形で事件に絡んでいて、それが一番の大悪だという展開なら文句はなかったのだが。

で、よく考えたらタイトルで思いっきりネタバレしてるぞオイ!

ていうか、最後のあれは果たして必要だったんだろうか。思えばこの話、長坂脚本『悲劇のシンデレラ・復讐0秒前!』に似てる部分があるのだが、あの回のようなラストで良かったのではないかと。

ラストだけとったら『望郷殺人カルテット!』みたいだなと思ってたら脚本家同じか。どうりで「寒川村」と出て来るわけだ(後の『痴漢になった老刑事!』でも出てくる地名)。そういや『望郷-』は叶がゲストだったよなあ。

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