【脚本 長坂秀佳 監督 松尾昭典】
神代と最後まで特命課課長の座を争ったという浦部がもくろんだ完全犯罪を、部屋の設計や読唇術、刷り込み技法や記憶の曖昧さなど、特命課刑事がよってたかって暴く話。
しかし最後の決め手がズボンの●●●というのはちと強引な気がしなくもないが…。にしてもなんで特命課はズボン燃やす場所が分かったんだろうか。
だいたい、クリーニング屋にズボンとりに行かなければむしろバレなかったのでは。しかし店の人思いっきり「浦部さんのおズボン」って言ってたな。行きつけかよ。せめて行動範囲外のクリーニング屋に持っていったらどうなんだ。
中学生が校区外にエロ本買いに行くのと実質的に変わらん論理だが。
ちなみに『東京,殺人ゲーム地図!』では「現行法を支持する」立場をとった神代。今回は「警察がその気になれば誰でも有罪にできる」ことを証明した浦部を激しく非難したが、『東京-』で現行法改正論者として神代と対決したのも、今回の浦部役も、同じ田口計氏が演じているのは興味深い。脚本も同じ長坂氏。
で、その『東京-』では実現しなかった「殴って終わり」。今回はそれで終わっています。
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