【脚本 長坂秀佳 監督 天野利彦】
単独犯なのに異様にでかいスケールとたたみかける謎解き、そしてハイテンションな展開と、見所満載な「バクダンのナガサカ」面目躍如の前後編。
その前編は、事件発生から”燃える命の火”からの爆破予告、またそのグループ(実際は氷川の単独犯だが)と特命課との緊張感あふれるやり取りが描かれると同時に、件のグルーブの奇妙な要求に翻弄される特命課、また”怪物商人”木佐崎に翻弄されるおやじさん、さらには爆破の意味や事件と木佐崎との関係、そして犯人の目的が明らかになっていくまでが展開される。
ほとんど姿を見せない犯人と特命課とのやり取りは『誘拐』『復讐』編でもあった展開だが、それらと同様、話にドップリつかれる面白さはまさしく「特捜」特有である。
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