【脚本 長坂秀佳 監督 天野利彦】
オープニングの映像はこの回に繋がっていたのか!
船村主役エピソードの王道のひとつ、信じた人間をなにがあろうともひたすら信じ続けるストーリーである。
有森麗が殺しをしてないことを証明しようとしたことが、裏目に出て奥さんのセーターを切り裂かれてしまう、その光景を見る切ない船村。「何で余計なことしてくれたんだ!!」特命課の刑事に対して力の限り気持ちををぶちまける船村。そして、彼女を会社に行かせるため、やったこともない(であろう)バスケットボールで勝負を挑む船村…。まさに人間・船村一平の魅力の詰まった1本である。
ラストシーン、有森はわざとシュートを外していただろう。卑劣な犯人にも、そして彼女にも、船村は勝っていたのだ。
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