前回に続いての前後編。今回は北海道ロケを敢行し、エンディングは、ローリング方式の別バージョンを使うという凝りようである。
この回、犯人が北海道、それも函館にいるということで、特命課が、どのようにそれを突きとめるかに注目したが、電話で、花で、尾行でと、そのあたりは見事に展開されていた。特に、電話の着信ベルの鳴り方の特徴で、関東以北からの、しかも公衆電話からの電話であることを解明するあたり、現代のドラマではもう使えない手法なわけで、時代が感じられて楽しかった。
前編のハイテンションさに比べ、後編は、勝原の娘と犯人との恋模様が主に描かれた感があり、全体のテンションは前編ほどではなかったが、それもまたよかったのではないか。とは言いながら、セスナに無謀にも(?)車で戦いを挑む神代など、ビジュアル的にも見ごたえのあるシーンがあった。
後編のラストは圧巻。あそこで、誰にも何も語らせないのはgood。
そういえば、今回の犯人グループ。メフィスト、キャプテンウルトラ(中田博久)、バトルフランス(倉地雄平)…。
やはり特撮最前線。
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