『ドラゴンボール改』を見てみる

【いきなり千葉さん2役なのね】

なぜか関西テレビは1週間遅れなのだが、ともかく『ドラゴンボール改』なるものを見てみる。

ご存知の方も多いと思うが、これは、かつて放送した『DRAGON BALL Z』のフィルムを、HD化して、音声も再録音、再編集して放送すると言うもの。

いわば、本放送当時にはあった、原作に追いつかないための“引き延ばし”を極力廃し、原作のテンポに近づけようというもの。

ドラゴンボールの昔の話を、またテレビでやると聞いて、新しく作画するのかと思ったが、そうではなかったらしい。

で、実際の放送を見てみる。

オープニング・アイキャッチ・エンディングの映像は新規製作されているものの、なるほど、本編は昔の映像だ。

もともとは「4:3」を前提に構成されている画面なので、上下カットして「16:9」になるとどうなるかと思ったが、さして違和感はない。

キャストも、極力本放送時の布陣で再現されている。

ただ、どうしても気になるのが、劇中音楽が菊池さんの音楽ではなくなっていること。時代の変化もあろうが、菊池さんの音楽こそ、当時のアニメの人気を支えた要因であるだけに、残念と言うか、やはり変だ。

まあ、平和描写などはそうでもないのだが、顕著なのは、ラディッツとピッコロが対峙する場面。

何か、アップテンポの曲が流れていたが、正直「これは違うな」と思わざるを得なかった。選曲が宮下滋さんかどうかは分からないが、昔なら、もっと違う曲調の音楽が使われていただろう。

最近、アニマックスでオリジナルを良く見ているだけに、なおさらそう思った。

その一方、主題歌に関しては、訳の分からないタイアップとかではなく、ちゃんと「この番組のために作った曲」だったので、その点は及第点である。

とりあえず、連載・本放送当時を知らない世代に、この番組がどう受け止められるのか、その辺に興味がある。

本放送当時、裏番組を軒並み打ち切りに追い込んだ番組は、ふたたびその力を見せるのであろうか。

レスキューファイアー 第2話

【2009年4月11日放送】

消防車ひとつで巨獣に立ち向かうのは無理がある。
 
◆   ◆   ◆

どうやら『レスキューフォース』の後番組が始まったようなので、試しに見てみました。

第1話は見ていませんが、そのうちキッズステーションかKBS京都で放送されると思うので、見る気があったらそのときに見たいと思います。

■変身する人たちは「ファイヤー1」「ファイヤー2」「ファイヤー3」と言うそうで、ファイヤー1の乗る車は、赤いスポーツカータイプです。

もはや 「あ、ファイヤースコード」 とか言われるのは、覚悟の上ということなのでしょうか。名前もまんま“ファイヤー”ですし。

あと、主役のファイヤー1が、一番バカで無鉄砲という設定は、レスキューフォースゆずりのようです。

■ところで、今度の組織は“超火災”に立ち向かうようで、火災現場に特化した組織のようです。

それはつまり、他の自然災害とか、事故のでの救出活動などについては“無視”もしくは“無力”ということを意味しているのでしょうか。

■変身アイテムが“メガホン”とは、斬新過ぎると言うべきか、ダサ過ぎると言うべきか、判断の難しいところです。

■後半の方は、CGとかVFXとか使いまくりで、ボーッと見ていると、結局何がどうなっているのか、見失いそうです。

■とりあえず、この回を見て確実にひとつ分かったことは、この番組は タマちゃんを見るために見る番組 ということです。

ところで、この作品から制作に「NIKKATSU(日活)」が名を連ねていますが、ということは、あの『電撃!!ストラダ5』以来の、日活制作の特撮ドラマ、ということになるのでしょうか。

あと、音楽は佐橋俊彦さんなので、よっぽど選曲を失敗しなければ、音楽面での不安はないようです。

もっとも、今にも“VRVマシーンの音楽”が聞こえてきそうで恐いですが。

それと、何気にオープニングに、藤岡弘、御大が出ていました。今回は出番がなかったようですが、今後の活躍が気になります。

仮面ライダーディケイド 第11話 555の顔、1つの宝

【2009年4月5日放送】

プレs お宝が欲しいなら、出る番組を間違えているのでは。
 
◆   ◆   ◆

■今気がつきましたが、オリジナル本編でも死んでいない、ムカデ怪人が死んじゃいました。まあ、それだけの話ですけれど。

■「世界には、僕たちの想像も超える素晴しいお宝が眠っている、僕はそのすべてをこの手に入れたいんだ」という、ディエンド。

だったら、戦う相手が違います。

ていうか、そのうちボ●ケンジャーが、アナタを退治に来るかもしれないので、注意した方が良いように思います。

■そのディエンドに対し「泥棒か」という、ディケイド。

食い逃げです。

■やっぱりバジン強えぇぇ。

■「アタックライド インビジブル(invisible)」と言って、消えるディエンド。

使ってる武器はゾルダみたいですが、やってることはベルデみたいです。

■「オルフェノクがファイズをやっていたのか」という、士。

そんなことに今頃気がつきましたか。そもそも、オルフェノクしかファイズになれないのですから、当然です。

■タクミに対し、ずっとオルフェノクだったのかとか、隠してたのかと聞く、由里ちゃん。

まあ、オリジナルにしろ、どっかのオルフェノクに襲われた結果なったにしろ、自分が望んでなったわけではありませんからね。いつなったところで、隠すしか方法がないと思いますが。

■ファイズギアを川に捨てるタクミ。

ただ、水に浸かったところで壊れるような代物でもないし、そもそもケースが防水になっている可能性もあります。

どうせ捨てるなら、人気のない高いところから落とすとか、電車に轢かせて粉砕するとか、物理的に破壊した方が良いように思います。

■それを見ていて、速攻ファイズギアをゲットしてきている、士。

さっき、人のことを泥棒呼ばわりしていましたが、あまり人のことは言えないようです。まあ、捨てたものなら良いとも思いますが。

ていうか、それ、どうやって川から引き上げたのでしょうか。アナタの性格上、わざわざ川に飛び込んで、潜って取ってきたと思えません。

もしかして、ゴミだけを的確に釣り上げる名人の、シンケンブルーにでも頼んだのでしょうか。

あとユウスケ、由里ちゃんが真剣な話をしている時に、ファイズギア念入りに磨き過ぎです。

■「本当の顔なんて、誰にも写せない」という、士。

それはつまり、自分が心霊写真しかとれないことの言い訳でしょうか。

■夏海さん、海東大樹のことを「大樹さん」と呼んでいます。前回までは「食い逃げさん」と呼んでました。

夏海さんに名前を覚えてもらって良かったですね、海東くん。

■ファイズがいなくなったので、自分たちを排除して追放してきた人間たちに、オルフェノクの力を思い知らせてやるんだという、ラッキークローバーの皆さん。

だったら、学校とか小っちゃなコミュニティじゃなくて、もっと人の集まる場所を襲撃したらどうですか。

学校で満足するなんて、オルフェノクなのに、どんだけ謙虚なのでしょう。

■鳴滝は、ディケイドを倒すために、仮面ライダーリュウガを召還します。

それはいいのですが、ココはミラーワールドじゃなくて、現実世界ですよね。

だとしたら、ドラグブラッカーの頭は「左」ではなく「右」、カードを出すのは「右手」じゃなくて「左手」でなければ変じゃないですか。

■リュウガに対し「化け物には化け物だ」というディエンドは、キバを召還しました。

同じコウモリなら、仮面ライダーナイトとダークウィングでも召還するのかと思いましたが。なんだかよく分からない戦い方です。

■ディエンドは「痛みは一瞬だ」と言って、キバを変形させますが「うわっ」と言ったのは、誰だったのでしょうか。

あと、「キバって行くぜー!!」と言ってますが、今回のオープニングには、キバットの声は紹介されていません。

多分、MA編集用のコンピュータから、テキトーに音声を流用したのでしょう。

■タクミにファイズのベルトを返す海東大樹。

ベルトだけでなく、ケースも返してください。ていうか、ファイズギアとかは、むしろケースこそが命ですよ。

■ファイズを変形させて、ファイズバズーカ(仮)を出現させ、オルフェノクを倒すディケイド。

くどいようですが、オリジナル本編では死んでいない、エビ女怪人が死にました。まあ、それだけの話なんですけれど。

■士、他人の情事の写真を撮るとは、悪い趣味です。

■“帝王のベルト”とやらを手に入れて喜ぶ、海東大樹。

この回、海東大樹に対して、度々「ベルトより価値のあるものがある」と言っていた士。

それを受けて「ファイズのベルトより価値のあるもの、こういう意味だったんだな、士!」という、海東大樹。

どうやらこの食い逃げさん、正真正銘のバカだったようです。

特捜最前線 第471話 死に憑かれた女!

【脚本 藤井邦夫 監督 辻 理】

いったい日本にいくつあるんだ、「城南大学」

◆   ◆   ◆

捜査の途中、自殺しようとしていた女を助ける橘たち。女は一命を取り留めたが、収容されていた病院で再び自殺を図った。

女のことが気になる橘。なぜ女は、そこまでして死にたがるのか。それを知ろうする橘…という話。

橘が深入りしなければ明らかにならなかった“事件”が、そのことによって明らかにされてしまい、果たしてそれが正しかったのか…という構図は、しばしば特捜では見られるもの。

が、今回は、ゲストで登場する女と、3ヶ月前に自殺したというその内縁の夫、そしてその周辺の人物が登場するのだが、その人物や背景描写に重点を置き過ぎ、ストーリーの面白さに欠けるのが難点。

いかに女と男が悲惨で不幸な人生を送ってきたかというところを強調しているようだが、そこに力点を置き過ぎて、逆にそれがあまりにも作り物っぽく、空々しく感じてしまう。

そして“あまり感心できない人物像”のようにも思えてしまうため、最終的に“あまり感動できない話”と思ってしまう。

もう少し“事件”としても側面を、ストーリーに加えた方が良かったのではないかと思う。

結局、4回目の“自殺”が“殺し”であったことは、橘の推理と、かつて女を母親としていた大学生の証言でしか説明されておらず、物的証拠はない。

この番組に出て来る所轄所の捜査が、ずさんでテキトーなのはいつものとおりだが、それならそれで、たとえば特命課が現状を再検証したりした時、自殺ではなく殺しと言える証拠が見つかるとか、そういう要素を組み込むことにより、もう少し「刑事ドラマ」として体をなすストーリーになったと思うのだが。

また、体調が悪く「ガンであったら恐い」と、精密検査を拒み、「死にたくない」という橘と、死にたがる女との対比を見せようとしたことは明らかだが、理屈では分かるが、それもやや“とってつけた感”がある。

それどころか、見終わってみれば、橘が死の恐怖を内心に抱えていなくても話自体は成り立つように思え、むしろストーリー上、その要素は邪魔なようにも思える。

というわけで、話としては、イマイチの感を拭えない回であった。

で、最初の事件の方はどうなった??

で…ワタシなりの特捜セレクト

【いざ選ぶとなると、やっぱり難しいですね】

おそらく、DVD Vol.7は買わないので、エピソード投票権のないワタシですが、せっかくなので「ワタシならこれを選ぶ」というエピソードを、思いつくままに列記してみました。

◆   ◆   ◆

◇「ニセ札・厄病神を拾った男」

これは、このブログの前身「特日々」時代から、早くDVDにしろと言い続けている回。

話の経過とともに変化していく吉野の心情、三谷昇の圧倒的なカッコよさ、そして見ているものまで幸せな気分になるような爽やかなラストと、実に良い作品だと思うのだが、これが100位以内にランクインしていない事自体が不思議だ。

◇「豪華フェリージャック・恐怖の20時間」

あまり個人的な思い入れで選ぶのは、客観的な視点が欠けるので良くないとは思うのだが、これは、ワタシが『特捜』を見始めた頃に見た回であり、この番組にドップリはまるきっかけのひとつになった回なので、ぜひ挙げたい。

もともとは桜井編で、諸事情で紅林編にシフトした…というのは、もちろん後から知った話であって、視聴した当時は純粋に“紅林主役のアクション編”として、楽しむことができた。

また、フェリーを舞台にした大掛かりなストーリーや、橘・滝などの特命課の活躍も鮮明に描かれており、これを見たワタシに「この番組は、今まで自分が見てきた刑事物とは、ひと味もふた味も違うぞ」と思わせるに十分な回だった。

◇「深夜便の女」

今までのDVDでも、ランキングに入っていないエピソードはいくつかDVD化されているが、なぜ今に至るまで、この回が収録されていないのか、東映の仕事ぶりに疑問を持たざるを得ない。

後期『特捜』の屋台骨を支えた脚本家の一人・佐藤五月の特捜デビュー作…などとは全く知らずに視聴して、その良さに衝撃を受けた回。

あくまで女性視点の描写、テーマの重さや事件の悲劇性、ラストシーンの演出など、実に秀逸な回。

超人機メタルダー「勇者の追撃・天空にそそり立つ巨人」でデビューした扇澤延男、ジャンパーソン「基地爆破5秒前」がデビュー作の小林靖子同様、“後にシリーズを支える脚本家は、やはりデビュー作からして人とは違う”と思わせる一本。

この後、数々の傑作を書くことになる佐藤氏だが、それでもやはり、一番最初のこの回が、佐藤脚本の中では最高傑作のようにすら思える。

ただでさえ、今までのDVDにも、ほとんど収録されてな佐藤脚本作品だが、とりわけ、この回がいまだに収録されていないというのは、まったく理解に苦しむ…。

◇「誘拐ルート・5時間の追跡」

“藤井邦夫版・子供の消えた十字路”とも言える回。

正直、作品自体のパワーが落ちはじめた時期にあって、この回は、事件の経過や背景、そして特命課の捜査と、刑事ドラマの本質の部分で、ストーリーや演出が優れていた回。

ワタシの感想では「特捜というよりソルブレインっぽい」と書いたが、そのエントリーにもある通り、これはワタシとしては、最大級の賛辞である。

◇「人妻を愛した刑事」

今回のアンケートが、どのくらいのサンプル数から結果が弾き出されるものになるのかは不明だが、その数がどうあろうと、間違いなくランクインするであろうと予想されるのが、この回。

タイトル通り、人妻に惚れる吉野、拳銃なしで犯人に立ち向かうカッコいい吉野、そして悲しいラストシーンと、吉野殉職直前のエピソードということも重なって、“吉野ファン≒特捜ファン”なら、絶対に外せない一本であろう。

◆   ◆   ◆

いちおう、ひとり一回投票、最大5本まで、ということのようですが、『ダイナマイトパニック編』とか『撃つ女』とか、収録されるべくして(決して傑作とは呼べない変な話が先にDVDになったせいで)いまだに陽の目を見ていない傑作は、多数存在しています。

これは、ワタシが何度も言ってきたことですが、発売元の東映に対しては、エピソードを募集するのが悪いとは言わないですが、ランキング(すなわち視聴者)に依存せず、制作元の責任と誇りを持って、真に世に出すべき秀作エピソードを選出して、価値のあるDVDを出してほしいと、切に願いたいです。