仮面ライダーディケイド劇場版 オールライダー対 大ショッカー
【2009年9月7日鑑賞】
〝アマゾンに始まり、アマゾンに終わる映画〟
9月になり、そろそろ上映も終わるころだと思ったので、久しぶりに、劇場版の仮面ライダーを見に行くことにしました。
さすがにこの時期になれば、ネタバレを気にすることはないと思いますが、万が一ということもあるので、一応、注意書きをいたしておきます。
ここから先には、映画の内容に関することが書かれていますので、まだ映画を視聴しておらず、内容を知りたくないという方は、ここから先はお読みにならないよう、注意してください。
ま、もっとも「見出し」の内容が、かなりの核心部分ですが…。
で、ワタシが見に行ったのは、地元長崎のシネコン。この日の観客は、私を含めて、なんと7人。
他の方は親とお子さん、すなわち「3組」。大きいお友達は、ワタシ一人でした。
まあ、映画館という、不特定多数の人間と、同じものを鑑賞するという場所が、この上なく苦手なワタシにとっては、大変好都合ではありました。
あと、ここから先に書かれている内容は、ワタシの記憶力だけに支えられて書かれているため、実際の映画とは、内容が前後している場合がありますので、ご了承ください。なんせ、1回しか視聴しておりませんので。
あぁ、レビュー用にスクリーンを録画しておけば良かった(←犯罪です)。
それでは・・・
■冒頭、いきなりディケイド対アマゾンの戦い。
映画の導入部としては、申し分なし。
アマゾンの声は、関智一らしい。
ディケイドとの戦闘中に「モンキーアタック!!」と叫んでいますが、これは録音時に、関氏が勝手に言ってみたら、そのまま採用になったとのこと。
ちなみに「アマゾンキック!!」とも叫んでいますが、これは、対モモンガー獣人のときに、実際にそうコールして使用された技です。
ていうか
やっぱりアマゾン最高。
■BLACK RXが登場。効果音が当時のものだったので感動しました。
できれば、岡元次郎さんに演じてほしかったのですが、見たところ岡元さんではなかった模様。
もっとも、当時のスーツを使用しているのであれば、今の岡元さんではサイズが合わなかったかも。
で、中盤で、王蛇が出てくるのですが、あの首の動かし方を見ると、王蛇には岡元さんが入っていたのかな?
あと、一緒にいたキックホッパーと王蛇の声は「本物」だったようですが、兄貴はともかく、王蛇はキャラ変わりすぎてないか?
■声が本物といえば、ジャーク将軍の声は、加藤精三さん!!
『RX』のときは、最後の最後で役を降板することになりましたが(そのときの詳細は不明ですが)、あれから20年も経って、まさか同じ役で〝リベンジ〟を果たすことになろうとは、当のご本人も、まったく想像していなかったことでしょう。
そういう意味で、感動的な「最期」でした。
■ただ、声といえば、残念なのは、やっぱりシャドームーンの声が、てらそまさんじゃなかったということ。
やっぱり。シャドームーンこそ、あの声以外には考えられません。
これだけ重要な役どころなのであれば、やはり〝本物〟に登場していただきたかったです。
そして、あの声で、もう一度「勝負だ、ブラックサン!!」というセリフが聞きたかったです。
■「ガラガラガラガラ」と、うがいしながら変身するガラガランダ。
「烏賊で、ビール。イカデビール」と、駄洒落で変身するイカデビル。
どうでもいいですが、それって、共食いじゃないでしょうか。
あと、2大怪人の衣装は、当然新調されたものと思われますが、当時の着ぐるみと、質感があまり変わらないように見えます。
それはつまり、昭和47年当時の造形技術が、いかに優れたものであったかということを、証明していることでもあります。
にしても、
なぜシオマネキング。
■ところで、GACKTは何しに出てきましたか。
結城丈二という役名なら、ライダーマンに変身するのかと思いましたが。
シナリオ上は必要なシーンなのに、実際のに編集してみると、なんかあのシーンだけが「要らないシーン」に見えてしまうのはワタシだけでしょうか。
同じ意味合いのシーンなら、いっそのこと、藤岡弘、にご登場願ったほうが、説得力があったのではないでしょうか。
■終盤で勢ぞろいする歴代ライダー。
ところが、よく見るとあまりお呼びでない〝真〟までもいるのに〝J〟がいないぞ…と、思っていたら…。
最後の最後で、けっこうおいしいところをもっていきました。
「ジャンボライダー」というアイディアが、まさか、こんなところで生きることになろうとは。
■電王の声は、当然本物。
そのとき、観客の子供(3名)に、なんというか〝反応〟があったのが、ちょっと面白かったです。
やっぱり、電王は特別なんだなぁ。
■で、そうこうしているうちに、どさくさに紛れて「ダブル」の登場。
ま、『マジンガーZ対暗黒大将軍』とか、『ギャバン』の最後の方とか、あと『8人ライダー対銀河王』で、テレビ版より先行する新スカイライダーとか、こういうパターンは、意外と珍しくないのですが、やっぱり、いろんな意味で妙に浮いてます、ダブル。
ワタシは、ダブルの第1話を見てから劇場版を見たので、さほどではありませんが、知らず見た方は、さぞ驚いたことでしょう。
で、シャドームーンと戦うダブルですが、シャドームーンのデザインとカラーリングの美しさと比べると、ダブルのデザインの、なんと節操の無いことか。
いや、それだけシャドームーンのデザインが、今見ても古びない、優れたものであるということの証明なのですが。
■しかし、あろうことか、そのダブルにコテンパンにやられるシャドームーン。
ダブルこそ、まさに「本家」以上の〝通りすがりの仮面ライダー〟
■そして〝封印された火事場のクソ力状態〟のシャドームーンひとりに対し、総勢25人(計算違ってたらゴメンナサイ)のライダーキックを放つ、仮面ライダーたち。
卑怯すぎ。
宣伝でよく見たシーンではありますが、まさかこういうシチュエーションだったとは…。シャドームーンかわいそう。
■最後に登場する、キングダーク。
この映画においては「唐突」とか「不合理」とかいう言葉はほとんど意味をなさないとはいえ、この登場はさすがに唐突だったかも。
これをやるのであれば、基地にキングダークを寝そべらせておくべきだったでしょう、やっぱ。
もちろん、合成映像ではなく、巨大造形物で。
■そして最後、ディエンドからギギの腕輪を返してもらって「ディエンド、トモダチ」と、〝フィフォフォフォフォ(麻宮説)〟の効果音とともに去っていくアマゾン。
大きいお友達しか分からないネタです。
ていうか、
腕輪なしで普通に変身しないでください。
そもそも貴方、それがないと、変身できないどころか、死んじゃうんじゃありませんでしたか、確か。
ていうか、やっぱりアマゾン最高。
■ラスト、賀集俊樹が出てきたあと、「もう呼ぶなよ、俺は忙しいんだ」と言うモモタロス。
本当は出たくてしょうがないくせに。
…というわけで、もともとが番外編の塊のような『ディケイド』の劇場版だけに、本編の一部とも、パラレルワールドのパラレルワールドとも、なんとでも解釈できる話ですが、全年代が楽しめるエンターティメント作品としては、歴代の劇場版の中では、最高の出来の映画ではなかったでしょうか。
個人的には、今回はディエンドが、意外といい役どころだったのが印象に残りました。
そして、最後に一言、
倉田てつを最高!!!