ウルトラQ

ウルトラQ 第28話 あけてくれ!

【イマジンと契約したほうが早いような】…

昭和41年の本放送では放送されず、再放送時にはじめて放送された回。

放送が見送られた理由は、翌週から新番組『ウルトラマン』が始まるため、『ウルトラマン前夜祭』を放送するとめと、話自体が難解だったため、ということである。

もっとも、基本的に1話完結の短編作品の集合体である『ウルトラQ』は、

「ペギラが来た!」→「東京氷河期」
「ガラダマ」→「ガラモンの逆襲」
「変身」→「悪魔ッ子」

の順番さえひっくり返らなければ、どの順番で放送してもかまわないわけで、そういう意味では、第1話も最終回も、この番組には存在しないといってもいい。

なので、この「あけてくれ!」が、全28話中たまたま28番目に放送されたので、便宜上この作品が第28話、すなわち最終回という扱いになるわけだ。

で、肝心の中身だが、なるほど悪い意味で難解という感じがする。

本編中、結局何一つ問題は解決しないまま終わるのだが、あえて解決しなかったというより、解決する気がなかった、もしくは解決させようが無くなった話という印象を受ける。

とはいえ、時間と空間を超越する空飛ぶ電車は、さしずめ昭和41年・円谷プロ版デンライナーといったところか。

この回、あの天本英世さんが出演しているが、死神博士等を先に知っている私から見たら、普通に喋っている天本さんが、可笑しくもあり新鮮でもあった。いやまあ、ただ普通に喋ってるだけなんですけどね。

あと、天本さん演じるSF作家が書いた文章は、なにか明治後期や大正文学のニオイがプンプンする文章。そういえば、この回の天本さんの風貌は、どことなく芥川龍之介っぽい…。

ウルトラQ 第27話 206便消滅す

【やせ我慢せずにお菓子もらったほうが早いような】…

昭和41年の本放送では事実上の最終回になった回。

異次元空間に迷い込んだ超音速旅客機、そこに乗り合わせた凶悪犯、そしてなぜか異次元空間に住んでいる怪獣・トドラと、ひとつひとつのアイディアは面白いのだが、それらがバラバラな印象を受けるのが残念。

それらの要素がもっとうまく融合すれば、もっと面白い話になったと思うのだが。

ところで、機内で「社長」と呼ばれていたサングラスの男の人。他人の空似かもしれないが、もしかして円谷英二さん?

ウルトラQ 第26話 燃えろ栄光

【2、3週まとめて予言したほうが早いような】…

ボクサーのダイナマイトジョーがかなり唐突に行方不明になるところから話が進むこの回だが、良い意味でも悪い意味でも、従来のウルトラQとは随分毛並みの違う話。

また、シリーズ中異色を放っている『育てよ!カメ』や『カネゴンの繭』などとも違う点は、レギュラー陣が大きく話にかかわっている点である。

ピーターの位置づけは良いのだが、結局「で??」みたいな感じで終わってしまうのが残念。最後に何か強く印象づけられるような終わり方だったら良かったのだが。

ところで、ピーターは温度によって大きさが変わるのだが、水から出して大きくなったピーターを小さくする時はいつもどうしていたのだろうか。あれだと、毎回風呂桶くらいの容器に入った水につけないと、元に戻らないような気がするのだが。

ウルトラQ 第25話 悪魔ッ子

【はなから近づいて機械操作したほうが早いような】…

「あなたの目ははあなたの体を離れ…」というナレーションがオープニングで入るが、第1話から順番に見てきて、第25話になってこのフレーズを聞くと、いささか懐かしい感じを受ける。

おそらく、製作が早い時期の回には、このナレーションが入っているのだろう。

この回、肉体から精神が分離したリリーが登場するため、いわゆるオプチカル合成のカットが多数見られる。

今なら味も素っ気もなくできてしまうような画面だが、当時であれば手間も時間もお金もかかる。

この回の画面からは、当時のスタッフの高い志と意気込みがビシビシ伝わってくる。私はこっちのほうが好きである。

あ、別に今の人の志が低いとか一言も言ってませんので、ハイ。

ウルトラQ 第24話 ゴーガの像

【いい加減Uターンしたほうが早いような】…

ヤンミン役の女の人、確かウルトラマンの『人間標本5.6』の時も、はじめは悪者っぽくて実は良い人、みたいな役だったような。

オープニングに名前は出てませんが、アマギ隊員、素顔で初登場。ゴーガに速攻殺られましたが。

ドンがもういないのに、忠実に命令を実行しようとする悲しい中間管理部下。

なんだかんだ言って、結局ゴーガのおかげで古美術窃盗団は全滅したのだから、少しくらいゴーガに感謝しても良いのに、最後は火あぶりとは。

ていうか、こんなカタツムリに滅ぼされた帝国って一体。

ちなみに、この世に悪がはびこり、人々が心をなくした時にゴーガが現れるそうだが、だったらもうすぐこの世はゴーガでいっぱいになりますね。