超人機メタルダー 第14話 妹よ生きて!哀しみの女戦士マドンナ

【入稿から販売まで尋常じゃない速さなのは奇跡】

なぜかシャドウボクシングをしながら、剣流星がジョギングをしています。

人間や、人間をベースにした改造人間がトレーニングするならともかく、機械のあなたが運動したところで、部品が痛みこそすれ、なんのメリットもないように思いますが。

例えて言えば、パソコンがトレーニングして、処理速度を上げようとしてるようなもんですから。

すると、都合よく通りかかった目の前の病院から、都合よくひとりの少女がフラフラと歩いてきます。

「お姉ちゃん、どこにいるの…?ミツコを一人にしないでい…帰ってきて…お願い」

と、テレビ的にとっても親切なことを言って、これまた都合よく、流星の前でバッタリ倒れます。さすがに放っておけない流星は、病院に運びますが、超人機がうかつに病院に行って、大丈夫でしょうか。

ちなみに、今回も流星の声は、飯田道郎さんです。

ゴーストバンクの解体修理場では、だまされて連れてこられた奴隷女たちが、情け容赦なくコキ使われていました。

作業員が女なのは、おそらく、ショッカーのドクダリアンのときと同じように、女性のほうが手先が器用という発想なのでしょう。

おそらく、もと豪将ビッグウェインがネロス帝国に嫌気が差したのは、こういうことも原因のひとつだったに違いありません。

そこを見張っているのは、ヨロイ軍団の雄闘ウォッガーです。

ただ、ここって本来、戦闘ロボット軍団が管轄すべきセクションではないでしょうか。

なぜ、ヨロイ軍団が担当しているのか、良くわかりません。

そうこうしていると、ひとりの女が疲れて倒れますが「仕事を終えるまで、一瞬も手を休めてはならん」という、ウォッガー。

その様子を見かねて、助けに入るユリコ。
ウォッガーに「死んでしまいます!」と言いますが、

「働かんなら、死んだってかまわん、代わりはいくらでもいる」

という、ウォッガー。

これぞまさに、人を人とも思わず、死に追い込んでも屁とも思わない、ブラック企業の論理です。

そうこうしているうちに、美人秘書が、新しい女たちを連れてきます。

おおかた、言葉巧みに、街中でだまして連れてきたのでしょう。

生意気なユリコに制裁を加えようとするウォッガーですが、ユリコはウォッガーの武器を止めたりと、なかなかの身のこなし。

それを見て「ウォッガーほどのものが…女奴隷のくせに、あの身のこなし、なかなかのものだ」と、感心するクールギン。

どうやら、ユリコはもともと、将来を嘱望されたテニスプレーヤーだったようですが、頼るものもなく、妹のために、ネロス帝国に来たようです。

「そうか、ウインブルドンを夢見ていたか…」という、クールギンですが、この人の口から「ウインブルドン」なんて単語が出ると、バルスキーが「ゴルゴ13」と言ったときと同じくらい、少々笑えます。

「クールギンさまにまで無様な姿をお見せしたそうで」と、前回のヒドーマン同様、軍団長の前では平身低頭なウォッガー。

そのウォッガーに「女の言うことに、向こう腹を立てるようではいかん。女をうまく使うことも、上に立つものの役割だと思え」という、クールギン。

まぁ、二度とコイツが上に立つことなどないので、無駄な忠告ですが。

その頃、どうやら流星が、他に取材のある舞ちゃんを、むりやり病院に呼びつけた模様。

流星は、ミツコちゃんのことを週刊アップに載せて、姉を呼び寄せようという考えのようです。

それはいいのですが、勝手に健康診断されて、ロボットとバレないうちに、早めに病院からは引き上げたほうがいいです。

写真は撮ったものの、編集長がそれを許可するかどうか分からないという、舞ちゃん。
それに対し「写真週刊誌の売上が落ち込んでいるのは、芸能人のゴシップネタばかりに血眼だからじゃないかな」という、流星。

なので「世のため人のためになる記事を載せて、信用を回復するんだ」そうです。

ただ、その芸能人ネタばかり載せてる写真週刊誌に、ひとつやふたつ、そういう記事が乗ったところで、どれだけ世間に信用されるかどうかは、あやしいところです。

あと、そもそもこの雑誌が、姉の目にとまるかどうかは、全くもって分からないわけですが。

ゴーストバンクの地下牢のようなところでは、ユリコが妹の夢を見て、悶えていました。

そこへ、ウォッガーからのお呼びがかかります。

ユリコに対して「先ほどはすまぬことをした」と、態度を豹変させる、ウォッガー。

ウォッガーは、ユリコを奴隷の身分から、軽闘士見習いにするそうで、ユリコに「マドンナ」と名前をつけます。

「良い名だ」と自画自賛のウォッガーですが、おおかた、テレビに出ていた”マドンナ”を思い出して、その影響でつけたのでしょう。

「まだ信じられぬか?」というウォッガーに「はい、まだ夢を見ているようで」というマドンナ。

まぁ、さっきまで本当に夢を見ていたのですから、無理もありません。

その様子を、影から見守る軍団長クールギン。

壁]ω・)ウォッガー,ヤルデハナイカ…

一方、どこぞの海では、剣流星が、手術を目前にした少女のために祈ると称して、なぜか拳を振り回しています。

まぁ、それは別に良いのですが、やるんだったら、淡水の滝にでも向かってやってください。

海でやってたら、さすがに超人機のアナタといえども、錆びますよ。

するとそこでは、すごいサーチ能力 で、マドンナが流星を見ています。

流星が 先週、海猫の村に向かって走っていったような海岸 を歩いていると、マドンナが倒れています。

マドンナを助けた流星は、速攻 お得意の焚き火 です。

すんません、もう夏がすぐそこまで来てるんですけど。

するとマドンナは、流星に牙をむきます。流星は、いたいけな女子を 足蹴 にしたうえ、メタルダーに瞬転。そして、マドンナがミツコちゃんの姉であることに気がつきます。

妹のことなど知らぬと強がるマドンナに「妹の手術のことが気にならないのか?!」という、メタルダー。

ここで初めて手術のことを知ったらしく、マドンナは思いっきり気にしつつも、捨て台詞を吐いて、その場を去ります。

ただ、そこを進むと、行き着く先は海猫の村ですが、それでよかったですか。

シルバーカークスに帰った流星に「おまえさんのお人好しには驚かされるぜ。たまに 違う女の匂いをつけて戻ったと思ったら、ネロス帝国の女戦士とはな」という、スプリンガー。

嫁ですか、アナタは。

そして「どうしてひと思いにやっつけないんだ」というスプリンガーに「女戦士も同じことを言っていた」という、流星。

「こりゃあダメだ、人工頭脳がどっか傷んでるんじゃないだろうな]という、スプリンガー。

犬に言われたくはありません。

しかし「残念ながら、さっき見たとおり全くの異常なし」と言いながら、腕を動かす流星。

そういうときは、普通 頭を指すものですが。
やはり、もう一度 人工頭脳を見たほうがいいように思います。

「なんとか、幸せなきょうだいに戻してあげたい」という、流星。

ですが、いままで不幸せだったからこそ、こういうことになってしまったように思えますが、それはまぁいいです。

一方、ゴーストバンクで、美人秘書に、ミツコちゃんの記事の載った週刊アップを見せられ「ケッ!のぞき趣味のマスコミが、余計なことを」という、ウォッガー。

そのマスコミに影響されて、マドンナなどという名前をつけたアナタに、あまり言われたくはありません。

そこへ、戻ってきたマドンナ。

「実は、お尋ねしたいことが…」と、マドンナが言いかけたのに「そうだ!」と、自分のの都合で話し始める、アホ上司ウォッガーですが「おまえの妹の容態が急に悪化して、手術をすることになった」と、結果的には、マドンナの質問に答えてくれた格好。

マドンナは、メタルダーを倒すための補助装置という名の小型爆弾を背負わされてしまします。

おおかた、もしマドンナが、メタルダーともども自爆した場合、メタルダーを倒した手柄を、自分の手柄にするつもりなのでしょう。

シルバーカークスでは、スプリンガーが、マドンナ接近の気配に気づき「おまえさんとやりあった女戦士の匂いだ」と言います。

完全に、違う意味に聞こえる表現ですが。

メタルダーが飛び出すと、マドンナが、ヨロイ軍団の面々に追いかけられています。

ヨロイ軍団の作戦ですが、下忍はともかく、こんな猿芝居に 爆闘士のロビンケンまでもかりだされています。まぁ、いちおう相手が、ひとつ階級が上の雄闘なので、嫌とは言えなかったのでしょう。

ヨロイ軍団に捕らえられ、処刑されようとするマドンナを助ける、メタルダー。

それはいいのですが、ジャムネの衣装が、もうずいぶん傷んでいるのが気になります。番組終盤まで、もってくれるでしょうか。

「なぜ助けた?」と聞くマドンナに「救いを求めていたからだ」という、メタルダー。
さらに「救いを求めていたら、誰でも助けるのか?」と聞くマドンナに「僕はそのために生まれてきた」という、メタルダー。

第1話での問いの答えを、ずっと探しているのでしょうか。

そんなメタルダーに「助けを求めているものが大勢いる」といって、どこぞへ連れていこうとするマドンナ。

「ここよ」というと、テレリーーー♪ というおなじみの音楽とともに、さっきの軍団員の急襲。そこで「騙したのか?!」という、メタルダー。

気づくのが遅すぎます。

あと、こういうゲリラ戦は、ロビンケンなんかは特に得意なように思いますが、その背中につけてある、バッティングセンターに張ってあるようなグリーンのネットは、何かの役に立つのでしょうか。

見たところ、こういう砂地ならいいですが、ジャングルなんかに入った場合、木の枝とかがネットに引っかかって、思わぬ不覚を取る危険性があるように思いますが。

そのころ「女の匂いに交じっているのは…いかん!こりゃ火薬のニオイだ!!」という、スプリンガー。

こっちはこっちで気づくのが遅すぎます。

さっき、流星がそこを飛び出してから、何分経過してると思ってますか。

マドンナと戰うメタルダー。なんとかマドンナを説き伏せようとしますが「貴様に何が分かる?!困っていた私に、手を差し伸べてくれたのは、ネロス帝国だ!!」と、マドンナはメタルダーの言うことに耳をかそうとしません。

そんな中、爆弾のことを知ったスプリンガーがやってきます。

「もう少しのところを…あの犬め!」という、ウォッガー。

ネロス帝国の犬であるアナタに、あまり言われたくはありません。

そして、ネロス帝国の犬vs.ロボットの犬 の戦い。

結局、メタルダーに抜き取られた爆弾は、そのまま他所へ投げられて大爆発。

「ウォッガーさま…貴方という方は…」と、胸の谷間を強調させながら、怒りに震えるマドンナ。

ウォッガーは、メタルダーをマドンナともども葬り去ろうと攻撃。電撃を加えたり、嵐を呼んだりと、意外と多彩な攻撃です。

そしてどっからか飛んできた棒でメタルダーを閉じ込め、電撃を加えます。

そのウォッガーを、なんとか邪魔しようというマドンナですが、力の差は歴然としていて、いかんともしようがありません。

その様子に、

い カ る!!!

と、瞬転してるのに、掟破りの二度目の「怒る」、飯田さんの声のひっくり返り具合が、まさにメタルダーの怒りを表現しています。

復活したメタルダーの反撃。
劣勢に立ったウォッガーは、足を砂の斜面に取られ、落ちそうになりながら「俺の負けだ!助けてくれ、メタルダー!」と、臭い芝居。
助けを求められたら行かずにはいられないお人好しメタルダーですが、予想通り、ここぞとばかりに攻撃する、姑息で卑怯なウォッガー。しかし結果的には、メタルダーの怒りの火に油を注いだだけ。

ウォッガーは、レーザーアームで、文字通り「真っ二つ」になりました。まぁ、こんな奴を生かしておく必要はありません。

ネロス帝国の魔の手から逃れたマドンナ。
「私に償えることなど何もない」といいますが、メタルダーは「ひとつだけあるはずだ」と、マドンナを妹のもとへ連れていきます。

ただ、困っていた彼女に手を差し伸べたのが、ネロス帝国だけであったことは、悲しいですが事実でしょう。本当に糾弾されるべきは、弱い立場の人が前向きに生きられない、非情な現代社会そのものなのかもしれません。

再会する姉と妹を見て涙ぐむ舞ちゃんと、流星ですが、

怒りのレーザーアームを、敵の心臓に叩きこめ!!!

という、過激なナレーションで締めくくって、今回は終わりです。

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