仮面ライダースーパー1 第33話 みんなで闘おう!恐怖のラジコン怪人


【脚本 富田祐弘 監督 山田 稔】

模型店でも占領して、一機ずつ地道に作っていればバレずに済んだのでは。

◆   ◆   ◆

■フィルターで無理やり夜にされた倉庫を、なぜか警察官が見回っていると、ラジコン飛行機が何やら赤い紙を落とします。紙には、

命令書
今夜よりここを占領する
さからえば殺す
ジン・ドグマ

と、書いてあります。「ジン」と「ドグマ」の間に点が打ってあるので、読んだ人は「人名」だと思ったような音読です。

警察官が相手にしていないと、ジン・ドグマ怪人ラジゴーンが現れてネオショッカー怪人のような音楽で、警察官の方々を殺します。「ジンドグマに逆らうものは皆死ね!」という山下啓介さんの言い方が、相変わらず力入りすぎて良い感じです。

■昼間、どこぞの河川敷ではチョロがラジコン飛行機を操縦してみせていました。それはいいのですが、飛行機が飛んでいる画面の左上に見える、髪の毛ビヨヨンみたいなのが、とっても気になります。空が背景なのでなおさらです。撮影時に、レンズにゴミでもついていたのでしょう。

操縦を変われというハルミや良をチョロが嫌がっていると、飛行機がコントロールを外れて勝手にどこかへ飛んでいっている模様。

同じ頃、ジュニアライダー隊の隊員のガキが遊んでいたラジコンカーも、操縦不能になり、どこかへ消えてしまいます。

おそらく、分不相応の買い物だったのでしょう。

ラジコン飛行機をなくしたチョロは、谷モーターショップに戻り、おやじさんに泣きを入れます。「有り金全部はたいて買ったのに〜」というチョロ。

それは自業自得です。

それだけなら、ただの操縦ミスで済ませるところですが、他の隊員のラジコンカーも消えたと知ると「デデレレ~ン」と、いかにもジンドグマの仕業と言わんばかりの音楽が流れ「恐ろしいことが起こらなければいいが」と思う、沖一也。

現時点でいちばん怖いのは、今のアナタのその顔です。

■奪われたラジコン機は、さっきジンドグマが占拠した倉庫に大集合。それを見て「これだけあれば、日本中を大混乱に陥れることができる!ニャハハハハ〜!」と、大満足のラジゴーン。

さっきは暗がりでよく分かりませんでしたが、この怪人、よく見ると胸のアンテナが突起乳首みたいです。まあ、機能的にその位置がベターだとは思いますが。

■グランドで少年たちが野球をしていると、飛んできたラジコン飛行機が、何やら撒き散らします。すると、バタバタと倒れる少年たち。

こういう光景、どこかで見たことあるぞと思っていたら、思い出しました。

「ゴジラ対ヘドラ」です。

そこへやってきた沖一也。その光景を見て「どうしたんだ」と言ってますが、どうもこうも見れば分かると思います。

原因は飛んている飛行機だと思った沖一也は、バットを投げて飛行機を壊します。確かに、ボールを投げるよりは当たる確率が高そうです。

■ジンドグマ基地では、作戦を計画した幽霊博士がバカ笑い。それを聞いて「もう!イライラするわ!」という妖怪王女ですが、私はその太ももというか、股のラインあたりを見てるとムラムラします。

ジンドグマは、とりあえず脅しとして、ラジコン飛行機やラジコンカーで催眠ガスを撒き散らし、ジンドグマに降伏せよと喧伝しますが、やっぱり、予告にも出てきた女の子の演技が、迫真過ぎて怖いです。

■ジュニアライダー隊は、囮のラジコン飛行機を使い、これをジンドグマに奪わせて、その行き先を突き止める作戦に出ます。なかなかいい作戦ですが、そのラジコン飛行機代は、谷さんが出してくれたのでしょうか。

ラジコン飛行機の行き先をチャリで追いかけるという人海戦術ですが、飛行機に発信機とかつけたとしても、おそらくアジト付近は地場が乱れているので、人の手に頼るしかありません。そのへんは分かっているようです。

「ジュニア・ライダー隊の歌」をバックに、飛んでいく飛行機と、散開するライダー隊員。いつもエンディングで流れている1番ではなく、2番の歌詞を使うところが、なかなか渋いです。

狙い通り、ラジコン飛行機はラジゴーンに乗っ取られます。それを追いかける良とマサコですが、さすがにチャリでは限界がある様子。そこへジンファイターが襲いかかりますが、それこそジンファイターが現れるような音楽でスーパー1の登場。ジンファイターを蹴散らして「みんなで力を合わせれば、必ずジンドグマに勝てる。頼むぞ良くん」というスーパー1。

おまえもがんばれよ。

■しかし、もしスーパー1にアジトを知られても大丈夫と、強気の幽霊博士。デモンストレーションとして、ラジコン飛行機やラジコンカーに、他の幹部たちを攻撃させます。

悲鳴をあげる妖怪王女も、たまらなく可愛いです。

ちなみに、スーパー1を攻撃するときは、ラジコンたちは今の1,333倍の威力を発揮するそうです。

■ミチルとマサルは、ラジコン飛行機がどこぞの倉庫に入っていくのを発見。連絡を取ろうとしますが、やはり通信機は使い物になりません。するとミチルが「良いものがあるわ」と、この状況で考えうる、もっとも原始的な伝達手段である「狼煙」を上げます。

確かに分かりやすく、沖一也もそれを発見しますが、次の瞬間アマゾンライダーが登場するような音楽をバックに、ミチルとマサルはジンファイターに捕まります

そりゃそうです。

沖一也は、ラジゴーンの基地を発見しますが、ミチルとマサルを人質に取られているため、手が出せません。ラジゴーンは、ラジコン部隊を使って総攻撃。沖一也は苦戦です。さすが1,333倍の威力だけのことはあります。

そのピンチを救ったのは、残りのライダー隊のメンバー。ジンドグマ目がけてスーパーボールを投げます。

それはいいのですが、スーパーボールの中身って確かコショウと唐辛子だったと思うのでミチルとマサルも無事では済まないはずなのですが、都合良くジンドグマにだけ作用したようです。

■人質がなくなり、変身して心置きなく戦えるスーパー1。

「ラジゴーン!そこから出す怪電波で人々を脅かし、世の中を混乱させて、日本征服を企む貴様の野望、もはやこれまでだ!」

この人は、そこまでは言ってませんが。

ジンファイターにまかせておけないラジゴーンは、やっぱり1,333倍の威力を発揮するラジコン部隊で攻撃。苦戦するスーパー1ですが「あの突起乳首アンテナさえ壊せば!」と思いつき、エレキ光線でそれを破壊。アンテナは黒焦げになります。

「怒ったぞ〜!」と、まるで子供のケンカのようなラジゴーン。電波を出すしか能が無いのかと思いきや「アンテナ剣!」と、二本の剣を振りかざしてスーパー1に襲いかかりますが、そのうちの1本をスーパー1に奪われ、ざっくり体を刺された後に、スーパーライダー旋風キックを浴びます。

最後に何か言うのかと思いきや、ネタが浮かばなかったのか、謎の間が空いた末、ラジゴーンは爆発しました。

1,334倍の威力なら勝てたかもしれません。

■ジンドグマの野望をくだき、ラジコンに興じる沖一也たちですが、作戦に使ったラジコン飛行機の代金は、チョロの給料から天引きだなと思いながら、今回は終わりです。

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