仮面ライダースーパー1 第29話 雨あめ降れふれ!怪奇傘男!!


【脚本 江連 卓 監督 山田 稔】

やっぱり「傘男」という時点で、もはや怪奇でも何でもないような気が

新宿の街を、ハルミとマサコがほっつき歩いています。すると、高そうな上着を発見しますが、30,000円するそうです。というか、商品を見るなり値段を見る時点で、庶民感覚まるだしです。

「とても手が出せない」というハルミですが、都会の真ん中でガマ口開くの止めてください。

まあ確かに、あの谷モーターショップでは、稼ぎもたかが知れているので仕方がない気がします。

いざとなったら、ライダー隊に自転車をくれたなんとか博士にタカればいいと思います。

ハルミが「上着さん、サヨウナラ〜」と名残惜しんでいると、黄色い服に日傘の女性というか素顔の妖怪王女が歩いてきます。

「素敵な女性じゃない?」というマサコに対し「そうかしら?素敵なのは日傘だけだと思うけど」というハルミ。それを聞いて「もう、ハルミったら素直じゃないんだから!」というマサコ。

全くもってその通りです。

あまつさえ「アタシ前からああいう日傘欲しかったんだ〜」というハルミ。

別に聞いてませんから。

すると、黄色い服で素顔の妖怪王女は「ごめんあさぁっせぇ〜」といって、ハルミとマサコのそばを通り過ぎます。それをハルミが真似していると、突然下から突風が吹き、黄色い素顔の妖怪王女のスカートがめくれ上がります。

オラオラ、風もっとがんばらんかい!!

その時に日傘も飛んだので、その日傘を「エイヤー!!」といって、むんずとつかみ取るハルミ。横を歩くサングラスの男の冷たい視線が、ハルミに突き刺さっています。

しかし、その傘はハルミの手から離れません。それを見て「いくらその日傘が欲しいからって、その手はないわよ〜」というマサコ。「その手もこの手もないわよ〜」と、ハルミは離れない傘に手を焼きますが、あきれたマサコは、ハルミと手を切って帰ろうとします。

すると今度は、傘から目が現れて、しかもしゃべった模様。その目を見たハルミは、得意の寄り目で、傘の目の命令に従って歩いていきます。

前方は赤信号ですが、それでも止まらないハルミ。信号無視で道路に突っ込みますが、このシーンはさすがに街中ではなく、撮影所内で撮影されています。

その様子を見届けて、いつものボディコン衣装に戻る妖怪王女。今まではセット内が多かったですが、こうして野外で見ると、まったくけしからん、いや実に素晴らしい衣装です。

そこへ現れる雨男。オッサンのくせに、妖怪王女の手にチューなどしやがるので、後で私が鉄槌を食らわせに行きます。

SUZ●KIスワニーのステッカーがまぶしい、谷モーターショップでは、ハルミが武勇伝を披露していますが、傘に目があったと、喋ったとか、誰も信用してくれません。

ジンドグマ基地では、そんなハルミのことで大盛り上がり。曰く「ヒキガエルがアンパンに当たったような顔」なのだそうです。まあ、一生目にすることはない光景だとは思いますが。

そこへ「楽しそうだの」といって現れる悪魔元帥。どうやらジンドグマは、人間コントロール装置なるものを、傘に埋め込む作戦のようです。

で、怪事件発生のような音楽で、良たちが学校から帰っていると、さっきの雨男というオッサンが立っています。

雨男が瞬時に雨を降らせると、良たちは「御自由にお使いください」と札のあるカゴから傘を手にしますが、その傘に操られ、遮断機の降りた踏切に突進させられそうになります。

このシーンも、雨降らしがあるせいか、街中ではなく撮影所内で撮影されています。雨降らしって、結構大変なので、この撮影に当たったスタッフさんたちは「ちくちょう、面倒くさいホンを俺たちの組に回してきやがって」と思っていたに違いありません。

そこへ現れる沖一也。雨男と対決しますが、バックの看板が「カジノ」ではなく「カヂノ」なのがイカします。

雨男は意外に強く「どうした沖一也。赤心少林拳が泣くぞ」と言います。雨傘の分際で随分エラそうです。

沖一也は、雨男の傘で体の二箇所を刺されます。谷さんとチョロに「来るな!」という沖一也ですが、内心は、谷さんはともかく、チョロお前がいると変身できないからどっか消えやがれと思っていたに違いありません。

そして、ジンドグマ怪人アマガンサーの正体を見せる雨男。傘の怪人って、私の知る限りではコイツくらいだと思いますが、他にいたら情報ください。

形勢不利になって沖一也は、いったん姿をくらまします。逃げられたアマガンサーですが「間違いなく奴は重傷を負っている!しばらくは見動きがとれまい!」と、追おうとしません。このへんのツメの甘さが、悪の組織が大事なところでヒーローに勝てない一因です。

沖一也が動けない間、なんとかしようというジュニアライダー隊。良は、雨男の動きを見張ると言いますが「ダメダメダメダメ、そんな危険なこと。みんなこう(鼻の絆創膏)なりたいの?」というハルミ。

そうなるのはアンタだけです。

そうこうしているうちに、街ではジンドグマが「御自由にお使いください」傘をばらまいていました。

それを街の人に使わせないよう、自分の傘以外は使わないでくださいと呼びかけるジュニアライダー隊ですが、軽トラでも使って、傘をカゴごと回収した方が効果的なように思います。

そのライダー隊の様子を見て「マズイな」というジンファイターですが「心配するな、あんな子供のいうことを誰が信用するものか。雨が降れば傘に飛びつくわい」という雨男。

果たせるかな、実際に雨が降ると、御自由にお使いください傘に群がる大人たち。全くもって、雨男の言う通りでした。

それを見て「なるほど、大人は子供を信用しませんからね」とジンファイターが言うと「そういうことだ。この作戦は大人ほど扱いやすいものだ」という雨男。

それは多分後付です。

反対に、その様子を見て「大人たちは、私たちの言う事なんか信用してくれないのね」というミチル。まあ、心から汚れるとはこういうことです。

その頃、沖一也は故障箇所を治していますが、傷は5箇所あるようです。さっき刺されたのは2箇所だったように思いますが。

あと、こういう時、1時間で傷が治るXライダーは、すこぶる便利です。

沖一也が焦っている頃、街では傘に操られた心の汚れた人たちが、行進を続けていました。止められた車の運転手は、大野剣友会の岡田さんです。顔が怖すぎます。

傘のロケット弾で車を破壊したオッサンたちは、そのまま街へ突進。

その後はアマゾンの音楽にのせて、ありったけのバンク映像です。

オッサンの進撃を止めようと、ライダー隊はスーパーボールをオッサンたちに投げつけます。中身はコショウと唐辛子だそうです。怪人には効かなさそうですが、人間には効きそうです。

怒った雨男はアマガンサーの姿になり「殺してやる!」と、雨傘ロケットなる技を使います。

何かと思えば、身体の傘が開いて、自分がクルクル回りながら、骨の先からロケット弾を出すというもの。

早い話下手なテッポも数撃ちゃ当たる戦法です。

すると、脅しただけで満足したのか「どうだ、参ったか小僧」と言った挙句、オッサンたちがビルに突進していくのを「そこで見ていろ」というアマガンサー。けっこう甘い奴です。

しかし、そこでスーパー1の登場。「スーパー1!あの怪人が雨男の正体よ!」というライダー隊に「そんなことは言われなくても分かっとるわ ありがとう、よくやってくれた」というスーパー1。

今回ライダー隊がやったことといえば、せいぜい大人は心が汚れていることを白昼のもとに晒したことくらいしか思いつきませんが、スーパー1が言うからには、よくやったのでしよう。

スーパー1とアマガンサーの対決。アマガンサーは突然「アンブレラ!」と言いますが、言った意味がよく分かりません。とりあえず英語で言ってみただけでしょうか。

雨傘の割には頑張ったアマガンサーですが、エレキ光線を食らったあと、空中に舞い上げられ、風で煽られた時のような「ラッパ傘」状態になって、スーパーライダー旋風キックを喰らいます。

アマガンサーは「重ねがさね残念〜!」と、高度なダジャレを飛ばしながら爆発です。

あと、この時に使われた「無敵の勇者スーパー1」は、やっぱりテープの回転数が上がってます。

今日も勝利のスーパー1は、ジュニアライダー隊にまったく俺がいないと何も出来ない奴らだ これから頼むぞライダー隊の諸君と言わんばかりに手を振りますが、アマガンサーは、その能力があれば、農家のために降ってほしい時に雨を降らせせるとか、水不足に苦しむ内陸の国に雨を降らせるとかした方が、力での征服よりも、はるかに儲かることができたのになと思いながら、今回は終わりです。

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