特捜最前線 DVD BEST SELECTION BOX Vol.7

特捜DVD第7巻の発売日とラインナップが発表されていたので、ご紹介します。

なお、毎度のごとく“●●刑事主役編”というのがサブタイトルの前についてますが、それはDVD化にあたり、無駄なコンセプトだとワタシは思っていますので、収録タイトルのみ列記します。

ていうか、それがやりたいんだったら、それこそ『●●刑事編』として、毎月単巻リリースでもすればいいのに…。

では、収録回のサブタイトルです。

【Disc 1】
第32話 殉職・涙と怒りの花一輪
第88話 私だけの三億円犯人!
第115話 チリアーノを歌う悪女!
第138話 警視庁窓際族!

【Disc 2】
第141話 脱走爆弾犯を見た女!
第177話 天才犯罪者・未決囚1004号!
第188話 プラットホーム転落死事件!
第195話 殺人メロディーを聴く犬!

【Disc 3】
第208話 フォーク連続殺人の謎!
第209話 三千万を拾った刑事!
第216話 レスポンスタイム3分58秒!
第223話 ピラニアを飼う女たち!

【Disc 4】
第239話 神代警視正の犯罪!
第248話 殺人クイズ招待状!
第315話 面影列車!
第437話 逆転推理・秋の花火のメッセージ!

《ラインナップを見ての、極めて個人的な感想》

とりあえず、ランキング内では“最後の大物”とも言える『殺人クイズ招待状』が収録された事が特筆できるくらいで、何本かは「これは傑作選としてDVDに収録するほどのものか?」と、疑問を持たざるを得ない回がある。

そもそもの前提として、発売元は、相変わらず、もはや2年前のデータとなり、かつ信憑性にやや疑問の残る“ベスト100位ランキング”に相変わらずこだわっているようだが、そろそろ、その無意味な呪縛からは解き放たれてはどうなんだ、と言いたい。

なにか「ランキングに入っているから傑作だろう」と、実際の作品を吟味もしないで、「ランキングに入ってる回は、全部DVDにしなきゃ」という、強迫観念でも持ってるかのような収録の仕方だ。

DVD収録作品の選定には、『特捜』に詳しい人がいると思うのだが、実はそうでもないのか?と思ってしまうのだが。

で、何が言いたいかというと、そろそろ“ランキングには入ってるが、実際の作品は傑作と呼ぶべきほどのものではない回”は、きっちりと外し、代わりに“ランキング入ってない回から、真に傑作たるべき回”を、きっちり世に再び送り出すべき段階に入っているのではないか、ということだ。

つまり、下手すると“逃げ”ともとれる「ランキング依存」から脱却し、選考する人間が真に傑作と思える作品を、DVDに収録するべきなのである。

そういう意味でいうと、「三千万を拾った刑事」「レスポンスタイム3分58秒」「ピラニアを飼う女たち!」は、ハッキリ言ってランク外のレベルである。

まあ、順位自体も下の方なので、投票する方も「とりあえず、タイトルのインパクトが強くて、なんとなく選んでみた」的な現象でランクインした、というような印象を禁じ得ないのだが。

また、「チリアーノを歌う悪女」は、『私だけの十字架』を歌うチリアーノが、劇中でレコードサイズとは別バージョンの『私だけの十字架』を歌うという部分“だけ”が見所の作品であり、ハッキリ言って話自体はどうでもいい。

塙脚本好きの人なら、それなりに楽しめる…のか…?

さて、今回のDVDでの長坂脚本作品は6本、Disc2は全部長坂脚本である。

とりあえず今回は「プラットフォーム転落死事件」を収録した事は評価したい。

「脱走爆弾犯を見た女」は、いわゆる“スピードネタ”だが、止まれないバスをどうやって止めるかが見所。「天才未決囚」は、長坂氏の著書によれば、相当に出来が不満という事であるが、おそらく『長坂秀佳術』を読んでない人にとっては、楽しめるのでは…。

「フォーク連続殺人の謎」では、殺しの意外な理由を追う事になるが、橘の「ただ笑われたというだけで、二人も殺したヤツがいる!」というセリフは、特捜ファンなら思わずニヤリとするところである。

そして、第7巻にして、ようやく佐藤五月脚本作品がDVDに収録されるのは喜ばしい。…のだが…。

それですか?

いやまあ、そんなに悪い回ではないのだが、結局“時田刑事主役編”なんて、無用なコンセプトを作ってしまったために、真に収録されるべき佐藤脚本作品が、後回しになってしまうとは、なんたることか。

確かに、ランキング100以内に1本も佐藤五月脚本は入ってないし、番組に登場したのが中期以降なので、存在感がやや薄くなる事は仕方がない。

だが、多くの特捜ファンならご存知の通り、佐藤脚本にも数多くの明エピソードが存在するので、ナントカ刑事主役編とか無用なコンセプトはさっさと排して、真の傑作群を、早い段階で収録して頂きたい。

それこそまさに、私が前述した“ランキングに依存しないセレクト”なのである。

なんかあれだね、もし東映の社員だけで作品選考をしているのなら、どっかの協会じゃないけど、外部選考委員とかつくったほうがいいんじゃないの(いるのかもしれないけど)。

まあ、私は入れてくれんやろうけど。インターネット上で“特捜ファンの権威”みたいな人が何人かいるけど、その人たちとか入ったりするのかな。

まあ、

誰が選んでも難癖はつけるけどな。

いやまあ、特捜ファンってのは、みんなそれぞれ、何か言いたいんですよ。

ていうか、早く『豪華フェリージャック・恐怖の20時間』と『ニセ札・疫病神を拾った男』を収録せんかい。

…と、いうことで。

特捜最前線 BEST SELECTION BOX Vol.7【初回生産限定】 [DVD]

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