特捜最前線 第272話 狙われた乗客!

スナックのBGMは西部警察への対抗心か?

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偽のタクシーが出没。ふたりの乗客が襲われ、そのうちのひとりは死亡。ふたりとも襲われた手口は同じで、ともに金品には手を付けられていない。

これは怨恨と見て進む捜査。犯人とおぼしき男は、かつて桜井が、妻との仲を取り持ったことのある、タクシーの運転手だった。

やがて、3人目の“襲われる候補”が挙がるが、という話。

まあ、正直言って、話の構成のレベルは、30分番組レベル。1時間かけるほどのことはない。

それに、タクシー運転手の三杉が、特定の乗客を襲っていた「動機」も、ハッキリ言って予想通りでツマラナイ。

あのね、レ●プものってのはさ、コメントしにくいし、「それはなんとも気の毒に…」としか言いようがなかったりするわけですよ。

ていうか、誤解を恐れずに直言すれば、話の作り方としては“安直”。もっと他に何かないんかい。

ま、それならそれで、もっと他の部分、例えば、被害者の繋がりの意外性とか、展開の面白さとか、そういうものがあればまあ良いのだが、それもなし。

ただただ情緒的に訴えて、無理やり1時間ものに伸ばした、という印象は、私的には拭えないのである。

また、プロポーズとかに使った「ラジオ」であるが、これも効果的に機能したとは言い難い。これなら、いっそラジオなんか無い方が良い。

いや、アイテムとしては面白いので、もっと上手く機能すれば、ストーリーを劇的に構成する要素になったなったでろうに…。惜しい、実に惜しい。

というわけで、北條清嗣・鶴駕二郎・林ゆたかという、『特捜』ではおなじみの“三悪人?”の悪辣ぶり以外は、特に言うべきことにない回でした。

もう少し話が良ければ、ラストの桜井も決まったのだが…。

で、この回、芝蘭(ツーラン)がいたスナックに流れていたBGMが、「なくなーなくなよー 俺の相棒よー」という、石原裕次郎が唄う『西部警察PART II』のエンディング曲。

ケンカ売ってんのか?

あと、特撮関係で言うと、三杉役の佐藤敏孝氏は『超人機メタルダー』の、暴魂ヒドーマンの回に出演している。

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