仮面ライダーディケイド劇場版 オールライダー対 大ショッカー


〝アマゾンに始まり、アマゾンに終わる映画〟

9月になり、そろそろ上映も終わるころだと思ったので、久しぶりに、劇場版の仮面ライダーを見に行くことにしました。

さすがにこの時期になれば、ネタバレを気にすることはないと思いますが、万が一ということもあるので、一応、注意書きをいたしておきます。

ここから先には、映画の内容に関することが書かれていますので、まだ映画を視聴しておらず、内容を知りたくないという方は、ここから先はお読みにならないよう、注意してください。

ま、もっとも「見出し」の内容が、かなりの核心部分ですが…。

で、ワタシが見に行ったのは、地元長崎のシネコン。この日の観客は、私を含めて、なんと7人。

他の方は親とお子さん、すなわち「3組」。大きいお友達は、ワタシ一人でした。

まあ、映画館という、不特定多数の人間と、同じものを鑑賞するという場所が、この上なく苦手なワタシにとっては、大変好都合ではありました。

あと、ここから先に書かれている内容は、ワタシの記憶力だけに支えられて書かれているため、実際の映画とは、内容が前後している場合がありますので、ご了承ください。なんせ、1回しか視聴しておりませんので。

あぁ、レビュー用にスクリーンを録画しておけば良かった(←犯罪です)。

それでは・・・

■冒頭、いきなりディケイド対アマゾンの戦い。

映画の導入部としては、申し分なし。

アマゾンの声は、関智一らしい。

ディケイドとの戦闘中に「モンキーアタック!!」と叫んでいますが、これは録音時に、関氏が勝手に言ってみたら、そのまま採用になったとのこと。

ちなみに「アマゾンキック!!」とも叫んでいますが、これは、対モモンガー獣人のときに、実際にそうコールして使用された技です。

ていうか

やっぱりアマゾン最高。

■BLACK RXが登場。効果音が当時のものだったので感動しました。

できれば、岡元次郎さんに演じてほしかったのですが、見たところ岡元さんではなかった模様。

もっとも、当時のスーツを使用しているのであれば、今の岡元さんではサイズが合わなかったかも。

で、中盤で、王蛇が出てくるのですが、あの首の動かし方を見ると、王蛇には岡元さんが入っていたのかな?

あと、一緒にいたキックホッパーと王蛇の声は「本物」だったようですが、兄貴はともかく、王蛇はキャラ変わりすぎてないか?

■声が本物といえば、ジャーク将軍の声は、加藤精三さん!!

『RX』のときは、最後の最後で役を降板することになりましたが(そのときの詳細は不明ですが)、あれから20年も経って、まさか同じ役で〝リベンジ〟を果たすことになろうとは、当のご本人も、まったく想像していなかったことでしょう。

そういう意味で、感動的な「最期」でした。

■ただ、声といえば、残念なのは、やっぱりシャドームーンの声が、てらそまさんじゃなかったということ。

やっぱり。シャドームーンこそ、あの声以外には考えられません。

これだけ重要な役どころなのであれば、やはり〝本物〟に登場していただきたかったです。

そして、あの声で、もう一度「勝負だ、ブラックサン!!」というセリフが聞きたかったです。

■「ガラガラガラガラ」と、うがいしながら変身するガラガランダ。

「烏賊で、ビール。イカデビール」と、駄洒落で変身するイカデビル。

どうでもいいですが、それって、共食いじゃないでしょうか。

あと、2大怪人の衣装は、当然新調されたものと思われますが、当時の着ぐるみと、質感があまり変わらないように見えます。

それはつまり、昭和47年当時の造形技術が、いかに優れたものであったかということを、証明していることでもあります。

にしても、

なぜシオマネキング。

■ところで、GACKTは何しに出てきましたか。

結城丈二という役名なら、ライダーマンに変身するのかと思いましたが。

シナリオ上は必要なシーンなのに、実際のに編集してみると、なんかあのシーンだけが「要らないシーン」に見えてしまうのはワタシだけでしょうか。

同じ意味合いのシーンなら、いっそのこと、藤岡弘、にご登場願ったほうが、説得力があったのではないでしょうか。

■終盤で勢ぞろいする歴代ライダー。

ところが、よく見るとあまりお呼びでない〝真〟までもいるのに〝J〟がいないぞ…と、思っていたら…。

最後の最後で、けっこうおいしいところをもっていきました。 

「ジャンボライダー」というアイディアが、まさか、こんなところで生きることになろうとは。

■電王の声は、当然本物。

そのとき、観客の子供(3名)に、なんというか〝反応〟があったのが、ちょっと面白かったです。

やっぱり、電王は特別なんだなぁ。

■で、そうこうしているうちに、どさくさに紛れて「ダブル」の登場。

ま、『マジンガーZ対暗黒大将軍』とか、『ギャバン』の最後の方とか、あと『8人ライダー対銀河王』で、テレビ版より先行する新スカイライダーとか、こういうパターンは、意外と珍しくないのですが、やっぱり、いろんな意味で妙に浮いてます、ダブル。

ワタシは、ダブルの第1話を見てから劇場版を見たので、さほどではありませんが、知らず見た方は、さぞ驚いたことでしょう。

で、シャドームーンと戦うダブルですが、シャドームーンのデザインとカラーリングの美しさと比べると、ダブルのデザインの、なんと節操の無いことか。

いや、それだけシャドームーンのデザインが、今見ても古びない、優れたものであるということの証明なのですが。

■しかし、あろうことか、そのダブルにコテンパンにやられるシャドームーン。

ダブルこそ、まさに「本家」以上の〝通りすがりの仮面ライダー〟

■そして〝封印された火事場のクソ力状態〟のシャドームーンひとりに対し、総勢25人(計算違ってたらゴメンナサイ)のライダーキックを放つ、仮面ライダーたち。

卑怯すぎ。

宣伝でよく見たシーンではありますが、まさかこういうシチュエーションだったとは…。シャドームーンかわいそう。

■最後に登場する、キングダーク。

この映画においては「唐突」とか「不合理」とかいう言葉はほとんど意味をなさないとはいえ、この登場はさすがに唐突だったかも。

これをやるのであれば、基地にキングダークを寝そべらせておくべきだったでしょう、やっぱ。

もちろん、合成映像ではなく、巨大造形物で。

■そして最後、ディエンドからギギの腕輪を返してもらって「ディエンド、トモダチ」と、〝フィフォフォフォフォ(麻宮説)〟の効果音とともに去っていくアマゾン。

大きいお友達しか分からないネタです。

ていうか、

腕輪なしで普通に変身しないでください。

そもそも貴方、それがないと、変身できないどころか、死んじゃうんじゃありませんでしたか、確か。

ていうか、やっぱりアマゾン最高。

■ラスト、賀集俊樹が出てきたあと、「もう呼ぶなよ、俺は忙しいんだ」と言うモモタロス。

本当は出たくてしょうがないくせに。

…というわけで、もともとが番外編の塊のような『ディケイド』の劇場版だけに、本編の一部とも、パラレルワールドのパラレルワールドとも、なんとでも解釈できる話ですが、全年代が楽しめるエンターティメント作品としては、歴代の劇場版の中では、最高の出来の映画ではなかったでしょうか。

個人的には、今回はディエンドが、意外といい役どころだったのが印象に残りました。

そして、最後に一言、

倉田てつを最高!!!

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