Archive for 2 月, 2009

特捜最前線 第465話 木曜日の暴行魔!疑惑の単身警察官待機寮

【脚本 藤井邦夫 監督 宮越 澄】

おぉ、イアル姫の○○が…。

◆   ◆   ◆

やっぱり、サブタイトルにセンスがない…。

ここのことろ、ややイマイチな回が続いた感がある「特捜」だが、今回は、まあまあの話。

連続暴行の容疑者が、警察官の寮に入っていったという投書を元に、犬養が寮に潜入し、真相をさぐるという話。

あまり特定の人物に深入りせず、犬養を“進行役”に、ストーリー
展開に主眼を置いた作劇で、あっさり風味ではあるが、ちゃんと話を追えるという点では、けっして出来は悪くない作品。

ただ、難点はいくつかある。

とりあえず、先に「あっさり」と書いたが、ちょっとあっさり「し過ぎている」点。

結局は、真犯人は寮には存在せず、それはそれでひとつの話の帰結の仕方なのでいいのだが、例えば、警察内部の腐敗とか、警察官も一皮むけばただの欲望の塊だとか、もっと人間の暗部をえぐった、キツい話にもしようがあったとは思う。まあ、これも夜9時に時間が繰り上がった関係か。

あと、真犯人の“とってつけた感”も気になる。というより、容疑のかけられた警察官の中に、せっかく濃いメンバーがいるのだから、たとえ“結論”が同じだとしても、もう少し寮の内部で濃い展開があったなら、もっと面白かったと思うのだが。

それと、そもそも“木曜日”という要素が、ドラマ上ほとんど生かされていないように思う。

犯人は、木曜日に出没していた訳だが、木曜日に議員の父親が会いにくることと、犯行との因果関係が、さっぱり分からないまま終わっているのだが。

とはいえ、締めの「疑われたのが一般人ではなく、警察官で良かった」という課長のセリフには、なるほどと思わせるものがあったのである。

この回、『Gメン75』の中屋警部補 兼 リュウレンジャーの親父・鉄面臂張遼の伊吹剛氏が登場。本当は、もっと濃い活躍を期待していたのだが…。

また、口元のほくろが特徴的な、後の美緒・イアル姫&イガム王子の、浅見美那氏も登場。

やっぱり、特「撮」最前線。

特捜最前線 第464話 埋み火・闇に濡れる哀切のルージュ!

【脚本 野波静雄 監督 天野利彦】

「キドカラー」とか「LO-D」とか、ちょっと懐かしいですな。

◆   ◆   ◆

とりあえず、サブタイトルが変というかセンスがない、と言っておくとして。

今で言う認知症、老人介護の問題を、ストーリーに取り入れた話。

前半の方は、ややその“テーマ性”だけが前面に出ている感じがして、「特捜」のストーリーとしてはイマイチだなと思っていた。

つまるところ、豆腐屋に男が来てるか来てないかという点“だけ”が、この回の事件における、唯一と言っていい、話の中心となる要素だったのだが、明らかに、じいさんの話の方が主となっているので、犯人の方は完全にストーリーの中から薄らいでいた。

それでも終盤、時田が洗濯物から「男がいる」ことを見抜いたり、逃走に救急車を使ったり、「必ず彼女はじいさんのもとに戻ってくる」と、信じて待つ時田など、ラストでなんとかテーマ性とストーリーが両立できた感がある。

よって、ワタシとしては、十分に及第点の回だと、評価したい。

もっとも、この回に関しては、視聴者のおかれている境遇というか環境によって、ずいぶんと捉え方や感じ方が違ってくる可能性もある。

ワタシの場合、やはり両親が歳をとってきており、少なからず将来の不安というものはあるので、多少「自分だったら」と重ねて見てしまう感がなくはなく、考えさせられるところがあった。

この回、時田や桜井たちが、自分たちの親が年老いて、これから大変だ、というような話をしているが、親のいない紅林や叶の前で、こういう話をするのは、やや無神経ではないか、と思ってしまう。

『父と子の十字架』の紅林のセリフを借りるなら、「年老いたって嘆ける親がいるだけで、俺たちにとっては、エラく贅沢なことなんだよ」というところか。

無神経と言えば、強盗犯人役が、かつて“橘の息子”を演じた、マサル 兼 三郎少年の、神谷政浩氏であること。

ひとつの役について、途中で配役が変わることはあるが(神代夏子や津上トモ子も途中で演じる役者さんが変わっている)、橘の息子という重要な役柄、しかも、本人が役者を引退したとか、特にそういう事情がないのに、同じ番組で、しかも“犯人役”として出演させるというのは、配慮に欠けると言わざるを得ない気がするのだが。

これも、番組が長く続いたことから起こる弊害だろうか。

あと、どうでもいいが、「相手は銃を持っているかもしれん、十分に注意するように」という課長。

もしかして、ダジャレ…。

侍戦隊シンケンジャー 第二話 極付粋合体

【2009年2月22日放送】

兜は自分で被るようです。

◆   ◆   ◆

■ショドウフォンで習字をしている、シンケンジャーの面々。

グリーンは、草冠の書き順が分からないようです。

まあ、書き順はどうでもいいとして、「石」は投げれば武器になるし、「風」はスカートをめくるのに便利なので役に立ちますが、「草」なんて書いて、一体何の役に立つのでしょうか。

■「軽い気持ちでシンケンジャーをやるなら、今すぐクビだ」と、グリーンに言うレッド。

“You’re fired!” ってヤツですね。

先日、世界中に配信された、某元大臣のヘロヘロ会見映像、CNNのニュースでは、画面下の「見出し」に、このフレーズが使われていて、思わず爆笑しました。

■そんなレッドに「あいつ、感じ悪っ」というグリーン。

おそらく、視聴者の大部分が「お前が言うな」と思ったことでしょう。

■ナレーター・宮田さんのタイトル読み。

当初は、それと違いを出そうとしていたのかもしれませんが、だんだん読み方が『ダイレンジャー』に近づいて来ていて、ちょっと嬉しいです。

■三途の川の水を人間の世界で増水させて、そこに住みたいのだという、外道衆のみなさん。

なら、マグマ星人と兄弟怪獣にお願いしたらどうでしょうか。

■オオツムジの声は、郷里大輔さんです。

1回限りの怪人の声としては、贅沢なキャスティングです。

■「あんなヤツが殿じゃ、やる気出ないっつーの」という、グリーン。

こういうタイプの人間は、常に「できない理由」を探すので、誰が殿でも同じことを言うと思われます。

■殿のことを悪く言うなと言うブルーに対して、「本当のことだろ、お前ペコペコし過ぎなんだよ」という、グリーン。

そういうアナタは、腹がペコペコし過ぎではないですか。

■すると今度は、ブルーがグリーンに対し「いい加減な親らしいな」と、攻撃。

グリーンは「当たってるだけに腹が立つんですけど」と、言い返します。

ことの真偽はともかく、腹が減っている人間を攻撃して刺激するのは、あまり賢明とは言えません。ブルーは覚えておいた方が良いです。

■勉強とかは全然ダメで、得意なのは笛と剣だけだったという、イエロー。

笛はともかく、剣が得意な人なんて、日本中探してもそうはいないので、十分に自信を持っていいように思います。

■自分にはシンケンジャーしかないから、殿と一緒に頑張る、というイエロー。

その言葉を聞いて、嗚咽の声をあげ、「聞いたか?あの純粋さ、これが侍の子だ!」と感動するブルー。

そのブルーに「バカ!」と言い、「ここまで洗脳されてるなんて可哀想だろ?」と、言うにことかいて、こともあろうに自分のツバのついたおでんをイエローに渡そうとするブルー。

そんな二人を尻目に、いきなり無言でイエローを抱きしめるピンク。

結論、

揃いも揃って全員バカです。

もちろん、イエロー除く。

■自動販売機の下からわんさか出てくる、オオツムジとナナシの皆さん。

今後、外道衆の皆さんは、もう少し出てくる場所を精査した方が良いように思います。

■「大事なことを忘れていた、これは隙間センサー、外道衆が隙間を通ると、このように反応する」という、ジイ。

それ、どう考えても一番最初に伝えておくべきことです。言い忘れていたとかいうレベルではありません。

■殿様、どこから湧いていらっしゃいましたか。

■外道衆の前に、黒子の皆さんとともに現れるシンケンジャー。

この組織、黒子の皆さんに、ちゃんとした給料を払っているのであれば、このように雇用情勢の厳しい時期、むしろ外道衆と戦うよりも、雇用を創出していることの方が、日本を救うことになっている気がします。

■「一筆奏上!」と言って、変身するシンケンジャーの皆さん。

ただ、タイムレンジャーのようにタイツ姿になるのならともかく、一度“袴”姿になるのは、変身する過程において、どうせ最終的にタイトなスーツになるのであれば、一段階無駄なように思います。

それとも、袴もスーツの中に圧縮されているのでしょうか。

冬は良いですが、夏場は蒸れそうでイヤです。

■殿様、オオツムジを背中から思いっきり 不意打ち です。その攻撃方法は、侍の精神に反しないのでしょうか。

■弱いヤツは邪魔だ、一生懸命だけでは人は救えない、というレッド。

それはその通りなのですが、大言壮語だけでも人は救えないということも、理解していらっしゃいますか、殿様。

■オオツムジを倒したものの、「来るぞ、二の目だ」と待ち構えるレッド。

それが分かっているのなら、二の目まで一気に片づける方法を考えた方が手っ取り早いのではないでしょうか。

ギョダーイとかオケランパとかが、後から出てくるパターンじゃないわけですからね。

■脅威のおでん合体を見せる、レッドを除く折神。

もっとも、オーブロッカーの合体は、むしろこういう理屈だったように思いますが。

あと、レッドが余って怒ってますが、それはつまり、自分だけペアにあぶれたからでしょうか。

■5体の折神が合体してできる、シンケンオー。

ただ、肩の部分で「天」と「土」の文字が割れている様が、何とも痛々しいです。

あと操縦席は、結婚や婚約発表の記者会見場か何かですか。

■オオツムジを倒して「これにて一件落着」というシンケンジャーですが、後方でもうもうと立ち上る土煙を見ていると、そう思っているのは、本人たちだけのような気がしてなりません。

■とりあえず、謝罪はいいですから、ブルーはもう少し落ちついてください。

仮面ライダーディケイド 第5話 かみつき王の資格

【2009年2月22日放送】

で、結局何しに来たんだ、部長さん。

◆   ◆   ◆

「君の力はその程度…ということでいいのかな」というカイザに対し「どうかな」というディケイド。

天幻星ゴーストランナー!

「アタックライド イリュージョン」という分身の技を使うディケイド。

ほかにも類似技はいろいろあると思いますが、とりあえずこれしか思い浮かばなかったので。

そういや「トリックベント」ってのがありましたね。

■主題歌、相変わらず歌詞の1割5分くらいは聞き取れないので、歌詞の字幕が欲しいところです。

特に、最後の「目撃せよ なんたらかんたらで〜」のところは、何て言ってるのか、さっぱり分かりません。

対象もハッキリさせずに、何を目撃せよというのでしょうか。

■新しい王になったという、ビートルファンガイア。

人間を滅ぼすのは勝手ですが、ある程度の数は、人間を確保する手だても考えておかないと、ゆくゆくは自分たちも滅びることになりますが、それでもいいのでしょうか。

まあ、そこまでのことを考える頭脳を持ち合わせていないのであれば、仕方がないですが。

■相変わらず、クウガに変身するユウスケですが、変身してからの所作が、真司くんが龍騎に変身してミラーワールドに飛び込む時の「よっしゃ!」というのに似てました。

■クウガに変身したユウスケ、結局あの後、たいした健闘もできずにボコられたようですが、クウガのくせにライジングフォームにすらなれないのでしょうか。

■ユウスケのライフエナジーを吸おうとする、ワタル。

まあ、そうしてくれれば、今後一切にせクウガを見なくて済むので別にかま…あ、いや何でもありません。

■相変わらず、ファンガイアたちに全く太刀打ちできない様子のクウガ。

ビートルファンガイアは、ゴ・ガドル・バより強いとも思えないので、アメイジングマイティにでもなれば、全員まとめてカタをつけられると思うのですが、それにもなれないのでしょうか。

まあ、ライジングにすらなれないのなら、無理ですね。

■ビートルファンガイアに、全員吸い取られるキバのお付きたち。

キバファン的に納得できる展開なのかどうかは分かりませんが、キバに対して何の思い入れもないワタシ的には、別に何でもいいです。

■ディケイドの攻撃。

ロイヤルストレートフラッシュ!!

「ファイナル アタックライド ディケイド 」だそうです。

どうせなら、キングフォームのブレイドと、一度対決して欲しいものです。

■ドガバキフォームのキバを見て、「あいつの姿を見ろ、お前の側近を全て取り込んだ」と、さも珍しいものでも見たように、ワタルくんに言うユウスケ。

まあ、ただのてんこもりフォームですけどね。

■キバの背中に何だか細工して、キバを“キバットアロー”なる武器に変形させる、ディケイド。

ワタシはキバに思い入れはないので別段かまいませんが、それぞれの作品にはそれぞれのファンがいるわけで、その作品の主役ライダーたちが、こういう、ほとんど“物”のようなゾンザイな扱いをうけることに、ファンのみなさんはどういう感想を持つのでしょうか。

特に、劇場版ではすでに共演しているようですが、いまだに新作が作り続けられている『電王』をどのような扱いにするつもりなのか、ちょっとと見物です。

本来のディケイドの趣旨からすると、この時点で電王も“過去の作品”にしておく必要があったはずなのですが。

おそらく、まだ電王は人気があるから、その間に稼いでしまおうという、東映の商業至上主義から、電王の新作がつくられているのでしょう。

それ自体は別に悪いとも思いませんが、『ディケイド』の制作上は、間違いなくマイナス要因です。

あと、こういう技こそ、ペガサスフォームになったクウガに打たせてやれば良いと思うのですが。

■ドラグレッダーが出てきたので、来週からは『龍騎』のようです。

もっとも一瞬、普通に 龍星王 かと思いましたが。

特捜最前線 第463話 傷痕・男達のララバイ!

【脚本 藤井邦夫 監督 三ツ村鐵治】

◆   ◆   ◆

藤井脚本で桜井主役編というと、意味不明の“怪作”である『車椅子のマラソンランナー』が思い浮かぶのだが、この作品も、それを彷彿とさせる、意味不明な話。

端的に言うと、“桜井がファンである作家に、新しい本を書いて欲しいので、そのために頑張る話”ということでよろしいでしょうか?

とりあえず、マイナス点その1 話の展開に緊張感がない。

殺されたヤクザの犯人を追って、話は展開されるのだが、ノンフィクション作家とか、その作家を有名にした元ゾクの頭とか、その頭と付き合っていた作家の妹とか、いろいろと関わりのある人間が出てくるのだが、例えば桜井と作家との会話のような、あまり緊張感のないやりとりが、のんべんだらりと展開されるので、話に興味がわかない。

マイナス点その2 ツマラナイ真相。

結局、ヤクザ殺しの犯人はゾクの頭ではなかったわけだが、その真相というのが、本筋にほとんど絡むことなく、ラストで取ってつけたように説明されるだけ。

そのあたりを巧みに本編と融合させてこそ、質の高い脚本に鳴りうると思うわけなのだが。

マイナス点その3 ケンカ推奨。

ノンフィクション作家が、殺されたヤクザ仲間にボコられているとき、桜井がどうしたかというと、逃げて怯えている元ゾク頭に「お前が行って助けるんだ」的なことを吹き込み、その甲斐あって、元ゾク頭は、棒っキレを持って、ヤクザたちをブン殴りにいき、「よくやった」ということで、ハッピーエンド。

って、なんだこれ。

目の前で人がボコられているのに、傍観者でいられる非情さとか、暴力行為を勧める悪どさとか、これが“お笑い不条理ドラマ”なら別に良いけれど、「特捜」としてはどうかなと思うぞ。

まあ、これが“藤井脚本桜井主役編”の持ち味なら、それはそれで良い気もするけれど…。

そういえば、ココ数本、杉はともかく、紅林の存在が、いるのかいないのか分からないくらい、薄くなってきているような気がするが…。