特捜最前線 第461話 不純異性交遊殺人事件!


【脚本 佐藤五月 監督 野田幸男】

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これはあれですか、教育映画かなんかですか。

物質的に不自由がない状態でも、必ずしもそれが幸せとは限らないというテーマや、この時代の“家族のあり方”について、問題提起を込めて書かれた…と思われる作品。

まあ、前者は、ワタシに言わせれば甘え以外の何者でもないとは思うが、それをドラマのテーマとして扱うのは良い。

が、話自体がなんとも「ユルい」というか、骨がない。

脚本が佐藤五月で、前述のようなテーマなので、もっとダークでヘビーなドラマを期待したのだが…、ハッキリ言って期待はずれ。

ハッピーエンドで終わって「あーそうですか」という感想しか出てこない話。

そもそも、“不純異性交遊”とか、そういうものを話に入れる必要があったかどうかさえ疑問。死んだ教師の行動も、何だか意味不明過ぎるし。

もっと、人間の暗部まで踏み込んだ展開のほうが良かったのではないか。ぶっちゃけた話、教師が女子中学生と関係を持っていたとか、母親ともできていたとか。

とりあえず、いちばん気に入らないのは、ラストで女子中学生の両親が、悔い改めたような態度を見せること。

父親のほうはともかく、一戸建てに移り住むために共働きして(=子供をほったらかしにして)何が悪い、的に居直っていた母親というのは、実に良いキャラクターなので、あの程度で改心されては、出てきた意味がない。

あの母親が、最後まで悔い改めないくらいの、ヘビーな展開なら、もう少し心に響く話になったように思うのだが。

とにかく「ユルい」。この時期、放送時間帯が夜10時から1時間繰り上がっているのだが、その弊害が、やはりドラマ作りにも影響を及ぼしていたのだろうか。

「特捜」の終わりは近い…。

でも、ファミ劇は2週間放送なし。はやく「退職刑事編」を見たいのだが…。

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