特捜最前線 第459話 挑戦・この七人の中に犯人は居る!


【脚本 長坂秀佳 監督 天野利彦】

暗闇指令と西脇…ではなく。

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どうしようもない“終着駅の女シリーズ”にゲンナリしていた視聴者にとってみれば、ようやく『特捜』が戻ってきてくれた、という感じ。

今回の前後編は“犯人当て懸賞つきドラマ”ということで、前編を見て、犯人およびその動機を予想して視聴者が応募するという企画が試みられたもの。

特命課が捜査していた、暴力団の抗争に伴う銃器密輸事件。

その捜査線上に浮かんだひとりの女。それは、冬木心子という蒲生警視の“隠し子”であり、心子は最近「お父さんに会いたい」と、蒲生に連絡を入れてきていた。

しかし、父親との再会を果たす前に、心子は何者かに射殺された。

傷心の蒲生を加え、事件を追う特命課だが、そんな中、事件の渦中にいる男が射殺される。

死体の側には、ダイイングメッセージと思われる文字が。

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どうやら、心子を殺した人物と、この男を殺した人物は、同一であるらしい。

その犯人は誰か…。候補に挙がったのは、こいつら。

・東龍会「四」代目組長・伊庭真司
・東龍会代貸・大橋「四」郎
・「四」谷フラワー店主・市原林一
・警視庁「四」課刑事・西岡良介
・西岡の妻で蒲生の娘・西岡さくら
・市原の娘・市原みえ子
・心子の務めていたスーパーの上司・吉田章

これら大半は、メッセージが数字の「4」に見えることからの予想。

また、逆さに見たらカナの「カ」に見えるので神代、という、アホな杉の線はあっさり却下されているが、しかし「何かまだ書きかけている」という推理は当たっていて、実は…。

というわけで、前編はここまで。本放送では、本編終了後に、募集の告知があったそうである(“映像資料”として、そういうのもDVDに収録して欲しいのだが…今更応募する人なんていないだろうし)。

前後編通しての印象は、後編のエントリーに回すことにするが、心子の持っていたサバイバルナイフの使い方ひとつとってみても、「あぁ、先週までの変なのとは違うなあ…」と唸らせる。『特捜』はこうでなくっちゃいけません。

この回、蒲生警視の“娘婿”として、蟹江敬三演じる西岡刑事が初登場。まさかこの人物が、シリーズ最終局面まで登場することになろうとは、視聴者の誰ひとりとして(ていうか、この時点で脚本を書いている長坂氏でさえも)予想しなかっただろうが…。

また、『踊る大捜査線』で有名になる北村総一朗氏や、特撮作品の悪役でおなじみの堀田真三氏も出演している。

さらには、この回からオープニング映像が一部変更。特命車の走りは全て新しいものになり、神代と桜井の映像が新撮になる。

で、桜井は良いのだが、課長のほうは、思わず「あぁ、課長老けたなぁ…」となってしまうようなカット。

もうちょっとカッコよく見えるアングルなりライティングなりというのがあったと思うのだが…。

ていうか、桜井は以前の「変な笑顔」の方が、個人的には好きだったけどなぁ。

エンディング映像は、全て新しい映像に切り替わっている。

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