特捜最前線 第457話 終着駅の女II 上野駅・徳永礼子の犯罪!


【脚本 橋本 綾 監督 三ツ村鐵治】

青山圭子、出撃準備できております!

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何と言うか、感想の書きようがない話が続くなぁ…。

終着駅の女シリーズ、とやらの第2弾。

今回は、時田を狂言回し役にして、実質は桜井主役という話。

というか、さらに実質“桜井刑事ではない、他の役を藤岡弘が演じている、特捜最前線ではないドラマ”という感じ。

いくらなんでも、ここまでキャラクターを変えられては、もはや桜井であって桜井ではない。

まあ、塙五郎脚本の桜井編ぽいといえばそう言えなくもないが、それと比べては、塙五郎に失礼。それくらい、質の悪い話。とにかく、話自体が全く面白くない。

ただ、アイデアが全て悪いかというと、そういうわけでもない。

“どこの駅に来るかによって、それが決め手になる”というのは、なかなか良いアイデアだ。

ただ、そこに至るまでのネタふりが、あまりにもお粗末で、あまりにもどうでもいいために、前回同様、面白いネタを、わざわざドブに捨てたような結果になっているのが、極めて残念。

長坂脚本なら、これより100倍面白い話に仕上げてくれたと思うのだが…(“駅”というネタは、すでに『新春』編に出てきてはいるが)。

ともかく、前述した、時田と桜井を中心に話を進めるというのも、なんだか中途半端に終わってるし、肝心のゲスト主役の女にもキャラクターの魅力はゼロだし、「なぜ心や記憶を燃やせないのか」というセリフも全く効いてない。

結局、女が誰かと入れ替わってようが入れ替わっていまいが、そんなのは別にどうでもいいと思ってしまうような、どうでもいい話だった。

骨のない犯人と、面白くない話、おまけに、勝手にキャラクターを歪曲された刑事が登場しても、「特捜最前線」たりうる話になるわけがありませんなぁ…。

ワタシは、リアルタイムではこの時期の「特捜」は見ていないわけだが、もし、今のワタシの年齢で、リアルタイムでこの回(や、前回)を見ていたら、きっと「あぁ、こんなレベルの話が続くんだったら、もうすぐ特捜終わっちゃうぞ…」と思ったに違いない。

果たして、この1年後、本当に「特捜」は終わるのだが…。

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