ボウケンジャー 劇場版 最強のプレシャス


【見た!!熱い心を強い意志で包んだGメン】

同時上映された『仮面ライダーカブト』の劇場版は、無理やりTVシリーズと違うものを作ろうとした結果、意味不明で観客を混乱させる内容となり、ただ長いだけの惨々たる出来だった。

それに対し、ボウケンジャーの劇場版は、現行TVシリーズの劇場版であること、なおかつ中心となる観客層が幼少であることを考えれば、非常に出来がよく、かつ良心的に作られている。

例えば、前述した『カブト』のように、訳の分からない歌を使ったりせず、オープニングでいつもの主題歌を流したり、序盤での顔見せ程度とはいえ、いつものネガティブシンジケートのキャラクターをきちんと出すあたりは、前述の点をしっかりとふまえていると言えるので、かなりポイントが高い。

(ちなみに、同じく複数の組織がシリーズで同時に登場していた『特捜ロボ ジャンパーソン』の劇場版では、3大組織のうち、ネオギルドだけが登場)

クエスターも登場するが、あのクエスターロボを、序盤だけの登場にするのは惜しい気もするが。惜しさ具合ではメカジャイガン並みか。

また、ゴーゴービークルの6号機から10号機の合体であるダイタンケンが劇場版で初めて姿を見せるなど、本編とかけ離れない形で劇場版ならではの見せ場を作るあたりも良い(ダイタンケンはその後TV版でも登場)。

さらに、『Gメン’75』でおなじみの倉田保昭さんが、明石の父親役として登場。そしてメイン敵キャラであるハイド・ジーンの声を、御大飯塚昭三さんが担当するなど、“大きいお友達”のツボをもおさえたキャスティングとなっている。

ただ気になったのは、いくら出来るからといって、合成カットがかなり多かったこと。まあ、それも時代の流れか。

あと、せっかく飯塚さんの声の悪者が巨大化するので、

ゆる〜さ〜〜〜ん

と言いながら巨大化してほしかった。

(Visited 56 times, 1 visits today)