ウルトラマン 第4話 大爆発5秒前


【コーヒーくらい飲みたい人が自分で入れるべきでは】

木星開発用の原子爆弾を乗せたロケットが事故で墜落、6個の原爆のうち、1個は日本海溝の深海で爆発、4個は回収、残る1個は未回収とのことです。

たとえ宇宙とはいえ、他の星で放射能をまき散らすつもりだったとは、人類とはなんと愚かなのでしょう。

科学特捜隊が、海に潜らずに原爆を探してほしいという都合のいい要請に困っていると、フジ隊員が旅行支度で現れます。

なんとフジ隊員は入隊以来、一度も休んでいなかったのだそうです。

余裕で労働基準法違反です。

だいたい、キャップへの横柄な口の聞き方からしても、昨日今日科特隊に入った感じではありません。もう2、3年はいるのでしょう。その間休みが一度もないとはなんたることですか。

ムラマツ隊長は、私が特別休暇を与えたと、とってもエラそうに言いますが、むしろ当然と言うか、遅すぎる気がします。フジ隊員が裁判に訴える前で良かったです。裁判になったら、100パーセント科特隊が負けます。

「ひとりじゃつまらないよね」と言うイデに対し、連れがいるというフジ隊員。色めきだつイデとアラシですが、連れの正体はホシノくんでした。ちなみに、この回では「イサムくん」と呼ばれています。まだ設定に迷いがあった時期なのでしょう。

ていうか、連れがガキでは一人で行くよりつまらないようにも思いますが良いのでしょうかフジ隊員。

ハヤタは、こんなバカ共につきあってられないぜと言わんばかりに地図を見ます。そりゃそうでしょう。

夜の海、とっても良い選曲でラゴンが現れます。腕には原爆がぶら下がっています。ただ、他の怪獣よりも若干非力なのか、船一艘沈めるのにエラい苦労してます。

世田谷の国立病院には、教われた船に乗った人が収容されます。ていうか、あの状況で良く生き残ったものです。

一方のフジ隊員。ナレーションでも「休暇中のフジ隊員とイサムくん」と言ってます。ていうか、フジ隊員は確かに休暇中ですが、ガキンチョはただ勝手についていっただけだとおもいますが。

あとフジ隊員、せっかくの休暇なのに科特隊のブレザーのままです。私服に着替えるのが面倒くさかったのでしょうか。

フジ隊員とホシノくんは、勝手に審判を買って出ていたミツコちゃんのおもりをするハメになります。ミツコちゃんのお母さんに「ごゆっくりどうぞ」と言うフジ隊員ですが、

顔にイヤだと書いてあります。

ミチコちゃんは「ミチコ、お腹ペコペコなの」とか「ミチコ、スパゲティとかサンドイッチとか大好きよ」と、暗に奢りを要求します。この娘、将来どれだけの男を騙すのでしょうか。

要求通りスパゲティとサンドイッチにありつくミチコちゃん。ただ、ミートソースがなんだか凄い色してますが大丈夫でしょうか。

ミチコちゃんが、ヒマつぶしにフジ隊員のバッジのアンテナを伸ばすと、科特隊の通信が聞こえます。それを聞いて「白い航跡ってなにかしら」とフジ隊員。

すぐ近くにありました。

それにしても、休暇中にまで事件に遭遇するとは、行く先々でショッカーに出くわす立花レーシングクラブ並みにラッキー、いやアンラッキーです。

白い航跡がホテルに迫っているのを知り、ホテルの人を避難させるフジ隊員。そこへラゴンが現れます。

しかし、「あ、ミチコちゃん忘れてた」とフジ隊員。

そんな大事なことあっさり忘れないでください。

ホテルに戻ってミチコちゃんを連れて行こうとすると、ちょうどラゴンのお出ましです。さっさと逃げれば良いのに、ホシノくんは近くにあった果物ナイフをラゴンの手に突き刺し、ラゴンを怒らせます。

まったく余計なことをしてくれるガキです。

怒ったラゴンはフジ隊員たちを執拗に追いかけます。余程腹が立ったのでしょう。

アラシは、ビートルで上空からラゴンに接近しますが、原爆があるために攻撃できません。

「ハヤタ、君はどんなことがあっても原爆を奪い返すんだ!いいな、頼むぞ、絶対に奪い返してくれよ!!」と、熱っぽくハヤタに言うムラマツ隊長。ただ、ウルトラマンに頼むのならともかく、人間ひとりで巨大ラゴン相手に何ができるというのでしょう。

ていうかハヤタ隊員、隊長の懇願を何気に無視してませんか。

アラシのビートルはラゴンの吹いた火に襲われ、アラシはパラシュートで脱出します。科特隊は音楽でラゴンの気を沈める作戦に出ますが、全く効果がありません。

放射能のために音楽好きの本能も消えてしまったと解釈するムラマツ隊長ですが、ただ単に好みの音楽と違ったということは考えられないでしょうか。試しに落語でも流してみたらどうでしょう。

ラゴンは降りてくるパラシュートを狙いますが、それに気づいたホシノくんは、ワーイワーイと騒いでラゴンの気をそらします。一見勇敢な行動にも思えますが、そもそもこうなった原因を作ったのはアナタなので、この場の責任を取るのは当然と言えば当然です。

すると、フジ隊員の元へ「キュイーン」という宇宙人でも現れそうな効果音でハヤタが現れます。

科特隊基地では、「ウルトラマンさえ来てくれたらなあ、ウルトラマン、来てくれ!」とイデが言ってます。先週もそのような意味のセリフがありましたが、特にシリーズ初期であるということなのか、“呼んだら来てくれるウルトラマン”という印象を視聴者に持たせるという意図が感じられるセリフです。

すると、ホシノくんの危機にハヤタはウルトラマンに変身。“パッパパパー”という音楽のすぐ後に“パパパパーーーーパッ”と繋がる、スカイライダー後期みたいな選曲になってます。

ウルトラマンはラゴンから原爆を奪いますが、登場からわずか45秒ほどでカラータイマーが赤になり、「ウルトラマンを支える太陽エネルギーは地球上では急激に消耗する」と、おなじみのナレーションが入りますが、

いくら何でも急激過ぎです。

そうこうしているうちに、ウルトラマンの手から原爆が落ちます。原爆は木の枝にひっかかりますが、思わずアラシが手を出してすくいあげようとします。気持ちはわかるというものです。

そしてウルトラマンとラゴンの格闘中、ゴロンゴロン転がった原爆の起爆スイッチが入ります。あと20秒で爆発です。立ちつくすアラシ・フジ隊員とホシノくん。こうなってしまっては、もはや念仏を唱えることくらいしかすることはありません。

ウルトラマンはラゴンの熱線に苦しみますが、100倍返しとばかりにスペシウム光線を発射。くらったラゴンは崖から海に転落です。

ウルトラマンは、原爆を持って地球の外に向かって全速力で飛び、やがて原爆は大爆発です。

上空で閃光が走り、アラシたちが呆然としているところへ、何事も無かったかのように、あっさりハヤタが現れます。

ロボはウルトラマンは自分の体を犠牲にして、地球と我々人類を救ってくれたんだよとアラシ。

「ハヤタさん、ウルトラマンは死なないよね」と言うホシノくんに「彼は不死身だよ」とハヤタ。まあ、目の前でピンピンしてますからね。

というわけで、一発だけ爆発した原爆が与えた影響への影響を心配しながら今回は終わりです。

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