仮面ライダーアマゾン 第20話 モグラ獣人 最後の活躍!!


[キノコ獣人登場]

決してうがい手洗いを励行してはいけません

基本的に、私は冷血人間である。

他の人が感動するようなドラマや映画は、たいてい私に何の感動も呼ばない。

特に、男女の恋愛が主の映画とかは顕著である。映画館で見てると、思わず「ケッ」とか「くだらねえ」とか口走りそうになる。ので、あまり映画館には行かない。まあ、時間のムダでもあるし。

そんな私が、見ると必ず泣く作品がふたつある。ひとつは『ジャイアントロボ』の最終回。もうひとつは、このアマゾン第20話なのである。

冷静に見れば、そもそもキノコって“獣”人じゃないじゃんとか、真冬なのにマンションの全集民のうち、風邪をひいてるのが赤ちゃんだけって有り得るのかとか、ツッコミを入れられる箇所は多々ある。

しかし、モグラ獣人の死という事実の前では、もはやそんなことはどうでもいいのである。

第5話から登場し、『アマゾン』だけでなく、全特撮作品の中においても代表的な三枚目キャラクター・モグラ獣人。

作品の重要なキャラクターとなり、やや殺伐とした雰囲気すらあった初期の『アマゾン』のカラーを変えたともいえる存在であるモグラ。その死は突然やって来た。

キノコ獣人をだましてカビを手に入れたものの、作戦をキノコ獣人に見破られ、逆にそのカビの毒手にかかるモグラ。

しかし、なんとかアマゾンたちの待つ場所へ辿り着いたモグラは、自分の体についたカビを、解毒剤を作るために使ってくれと言う。

そして出来上がった解毒剤。アマゾンはモグラに飲ませようとするが、死を悟ったモグラはこれを拒否。

マサヒコに、

「マサヒコ、モグラを見直したかい?モグラを尊敬するかい?」

というモグラ、そして全員にみとられながら、モグラは息を引き取る。

解毒剤でキノコ獣人の毒を一蹴し、仇をとるアマゾン。しかし、モグラはもういない。

その墓には“勇気の士(ひと) モグラ獣人の墓”とある。コメディ的な要素を担ったキャラクターの死は、あまりにも悲しく切ない。

やはり彼こそが“本当の仮面ライダー7号”のように思えてならない。しかし、私たちはモグラのことを決して忘れない。だから、敢えて彼に“仮面ライダー”の称号など必要ないのだ。

そして、私はモグラを尊敬しているのである。


仮面ライダーアマゾン Vol.2
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