ウルトラマン 第1話 ウルトラ作戦第1号


【事故ったらまず謝るべきでは】

『ウルトラQ』のタイトルロゴを破り、カラー作品らしく真っ赤なバックに白抜きで『ウルトラマン』と出る、有名なタイトルバックです。

ただ、今までがんばってきたウルトラQの立場がないような気もします。

オープニングの歌は、「きーたぞーわっれらーの」と唄うバージョン(便宜上Aタイプ)です。

あと、テロップにある“劇団 変身”っていうのがとっても気になります。

ハヤタ隊員の乗る三角ビートルがパトロールをしています。すると、飛行する赤い物体と青い物体を発見します。ハヤタ隊員は本部に報告です。

ハヤタ隊員の連絡をすべて録音するため、机の中からオープンリールデッキが出てきます。ハヤタ隊員、下手にくしゃみでもしようものなら、それも録音されて末代までの笑い者になるので、神経質にならざるを得ない状態です。

そのころ、若者たちがドンチャン騒ぎをしている湖に、青い光の球が沈みます。

若者のひとりがカメラでそれを撮影しようとしますが、こけた間に球は見えなくなります。カメラを持っていた人、バカ遅いよおまえとかエラい言われようです。

それを追っていたハヤタ隊員のビートルは、赤い球と衝突。ビートルは墜落して大爆発です。

警察から連絡を受けた科学特捜隊は、ブレザーから隊員服に颯爽と着替えます。ていうか、ブレザーの下に着ていたようです。まあ薄手の生地なので着ていても差し支えなさそうですが、男子はトイレの時に困りそうです。

この科学特捜隊の服ですが、カラー作品であることを意識してか、ものごっついオレンジ色です。かつて『テレビ探偵団』で、小林昭二さんが、アレは凄くイヤだったと語っています。シナリオで「青のブレザー」と服の指定があると、ホッとしたそうです。

ビートルの外には、ハヤタ隊員が倒れています。なんであの大事故で外に投げ出されたのかは謎ですが。そしてハヤタ隊員は、赤い光の球に包まれます。

球の中で、M78星雲の宇宙人が姿を見せます。M78星雲の宇宙人は、ベムラーを追っていたそうです。ベムラーとは宇宙の平和を乱す悪魔のような怪獣だそうです。

M78星雲の宇宙人は、死なせたお詫びにハヤタ隊員と一心同体になって、地球の平和のために戦いたいと言います。そして、困った時にこれを使えと、ベータカプセルを、とっても乱暴にハヤタ隊員に落っことします。

「これを使うとどうなる?」とハヤタ隊員。すると、

「ハッハッハッハッ…」

と不気味に笑うM78星雲の宇宙人。

まさに宇宙の平和を乱す悪魔のような笑い声です。

しかも、「心配することはない」と言うM78星雲の宇宙人。その不審な笑い声を聞けば、誰だって心配になると思いますが。

そのころ、湖にはムラマツ・イデ・アラシの3人が着きました。しかしハヤタの死体はありません。そこにいた警官は「光の球が包んで上空に舞い上がった」と言います。それを聞いて、

「そんなバカな」とムラマツ。
「いや、そんなバカなことがあったんです」と警官。
「そんなバカな!」とイデ。

これでは100万年経っても同じやりとりの繰り返しです。

科特隊基地には、ホシノくんが来ていました。フリーパスでしょうか。科特隊の警備が一体どうなっているのか気になります。

ハヤタ隊員を捜すムラマツ隊長たちの前に、ベムラーが姿を現します。隊員はスーパーガンで攻撃しますが、ベムラーは涼しい顔をして、また湖底に沈みます。

科特隊基地には、ハヤタから連絡が入ります。「みんなあなたのことを心配しているのよ」というフジ隊員には、「そんなことはどうでもいい」と全く答えません。女性の質問にちゃんと答えないとは、なかなか失礼な奴です。

フジ隊員は、ハヤタに言われてS16号を湖までビートルで運びます。その様子を見る3人の隊員に、ハヤタから連絡が入ります。「今まで一体どこにいたんだ」とか「どうやって助かったのか」とか隊長が聞きますが、ハヤタは相変わらずちゃんと答えません。

しかも、「我々のところにビートルを着陸させろ」というムラマツ隊長の命令に、フジ隊員までも「りょーかいりょーかい」と、とってもゾンザイな返事です。

もしかして、実はあまり良い扱いを受けていませんか隊長。

ベムラーを発見した科特隊は、“ウルトラ作戦第1号”を開始します。もしかして、ここまで本格的な怪獣との戦いは、これが初めてだったのでしょうか。

しかし、ベムラーはハヤタ隊員の乗ったS16号をくわえて現れます。いわば科特隊は人質を取られた格好ですが、科特隊は委細構わず背後から攻撃。ムラマツ隊長、さっき質問に答えてもらえなかったことが、よっほど腹に据えかねたのでしょうか。

ベムラーは、S16号を放り投げ、回りを燃やします。普通、乗り物そのものに熱線浴びせると思うのですが、なぜ回りを燃やしたのでしょう。ただ単に狙いが外れただけかもしれません。

それに気がついたハヤタ隊員は、ベータカプセルでM78星雲の宇宙人に初変身。やはりカラーテレビを意識したのか、真っ赤なバックからM78星雲の宇宙人が登場です。

ここで、石坂浩二のナレーション。

M78星雲の宇宙人からその命を託されたハヤタ隊員は、ベータカプセルの力で宇宙人に変身した。マッハ5のスピードで空を飛び、協力なエネルギーであらゆる敵を破壊する不死身の男となったのだ。

それ行け!我らのアマギ隊員!!ヒーロー!!

ただM78星雲の宇宙人、ぶっちゃけ顔が近所のじいさんみたいなうえに、かなりの及び腰です。もしかして、あまり実戦経験がなかったのでしょうか。

そうこうしているうちに、M78星雲の宇宙人のカラータイマーが赤になります。それを見て危険信号だと思い、「赤は万国共通ですからね」とイデ隊員。

すんません宇宙人なんですけど。

M78星雲の宇宙人は、一瞬飛んだかと思うと、着地しながらベムラーのバックを取ります。なかなか卑怯な戦法です。

M78星雲の宇宙人に痛めつけられたベムラーは、球に乗って逃げようとしますが、スペシウム光線によって大爆発です。

M78星雲の宇宙人の勝利を見て喜ぶ科特隊の面々。アラシと隊長がなぜか握手してますが、あなたたちは何もやってないじゃないですか。

M78星雲の宇宙人は、もっこりを視聴者に見せつけながら、いずこともなく飛び去りました。

ビートルから出てくるイデ隊員。「あれ、変だな?」と言いますが、一体何が変なのか、放送から41年経っても、私にはいまだに分かりません。

すると、ハヤタ隊員がかけてきます。ハヤタ隊員が「ところでベムラーどうなりました」と白々しく聞くと、「うん、宇宙人が追っ払ってくれたよ」とムラマツ隊長。

すんません思いっきりぶっ殺してましたが。

イデ隊員は、宇宙人はなんて名前かとハヤタ隊員に尋ねますが、ハヤタ隊員は「名なんか無いよ」と断言します。

そんなわけないでしょう。

仕方がないので、ハヤタ隊員はウルトラマンという名前を考えます。イデ隊員が「ウルトラに良いでしょ」と言ったので採用です。

帰り際、「君は全く悪運の強い男だよ」と、誉めてるのか誉めていないのかよく分からない言葉をかけられて、「僕は不死身ですよキッャプ」と適当なことを言うハヤタ隊員。

さっき死んだじゃん。

ラスト、そう言ったハヤタ隊員ではなく、そのヘルメットの流星マークがなぜかアップになって、今回は終わりです。

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