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仮面ライダー 第89話 恐怖のペット作戦 ライダーを地獄へおとせ!


【できれば子供に財布ごとお金を渡さないでいただきたい】

この回からオープニングが『ライダーアクション』に変更されます。おそらく、いつのも歌を待っていた当時の視聴者は、突然エンディング曲が流れ出して、困惑のうちにオープニングが終わったことでしょう。

映像は全く変更されていませんが、効果音が何カ所か入れられ、中江さんのナレーションは新しいものになります。従来よりもややテンション高めのナレーションです。


男女ペア二組。女の人、正直あまり美人じゃないのであんまりうらやましくないです。

そこにやってきたカナリヤを捕まえると、その声で男女が苦しみだします。カナリアはゲルショッカーの怪人カナリコブラになりました。合成の割合としても、かなりコブラです。

カナリアとはなんとも珍しい怪人モチーフですが、ゲルシッョカー独特の2種類の動植物怪人というコンセプトが可能にした技です。

「蛇ににらまれたカエルという言葉を知っているか。お前たちがそのカエルだ」とカナリコブラ。


半分カナリアの分際で随分エラそうです。


男女がカナリコブラに殺された現場に滝和也がやってきますが、警官に止められます。当然です。しかし、滝和也が身分証を見せたのか、警官はどうぞと言って通してしまいます。なんたることでしょう。ここは日本なのに。

本部でカナリアを捕まえて自慢げの滝和也。小鳥にも好かれる魅力があるのだそうです。


小鳥はいいですから、女の人から好かれる努力の方が必要です。


あと少年ライダー隊、鳥かごまで標準装備とはその充実ぶりは恐るべしです。

ナオキとミツルがカナリアのエサを買った帰り、ふたりはゲルショッカーの戦闘員が乗った車を発見します。どこまでが作戦かはわかりませんが、もしガキふたりが気づかずにボーッとしてたら、そのまま男ばっかりでむさ苦しくドライブだったのでしょうか。

ナオキ・ミツルと戦闘員との早回し追いかけっこ。戦闘員は、ふたりを捕まえて、戦利品とばかりにライダー隊のヘルメットをかぶります。実は密かに憧れていたのでしょうか。

そこへ本郷猛が登場、ナオキとミツルを逃がします。

ナオキとミツルが本部に帰ると、本部は頭痛大会でした。カナリアはカナリコブラになりますが、下手に怪人にならずにそのまま鳴き続けていた方が良かったような気もします。ツメが甘いです。こいつもツメは長いですが。

そこへやってきた本郷猛。外で仮面ライダーに変身し、カナリコブラと対決です。「二度と戦えないようにしてやるライダー!!」と息巻くカナリコブラ。しかし逆に、自慢のコブラハンドを仮面ライダーに潰されてしまいます。コブラハンドの使えないカナリコブラはただのカナリアです。怪人は退散します。自分が二度と戦えないようになりましたか。

しかしまだ続くペット作戦。ブラック将軍がその成果を首領に報告しますが、首領が口を挟まないので、ブラック将軍ひとり喋りの様相を呈しています。

カナリコブラのカナリアを見つけ、警察に通報しようとするタロウくんのお母さん。通報するより普通に追い払えばいいような気もしますが。あと、出番までフレーム外にしゃがんでいたカナリコブラの姿を想像すると、とっても愉快です。

再びカナリコブラと対決する本郷猛。「あ、貴様の足は!?」と驚くカナリコブラですが、どっちかというといつの間にか復活している貴方のコブラハンドの方がビックリです。

本郷猛は仮面ライダーに変身。その戦いのさなか、唐突にもうひとりの新怪人・ネズコンドルが現れます。

『V3』前半のような展開ですが、原則1エピソードにつき1怪人、劇場版ですら新怪人はひとりしかいなかった第1作で、ふたりの新怪人同時襲撃というのは、実はこれが初めてです。(ガニコウモルのケースはややこれと異なります)さぞかし仮面ライダーも視聴者もビックリしたことでしょう。

カナリコブラは仮面ライダーの月面キックの前に破れますが、ネズコンドルは滝和也を空中高く放り投げます。滝和也のストップモーションと、ネズコンドルの出っ歯で、まさか前後編だとは思わなかった今回は終わりです。


では諸君、恐怖のペット作戦第2弾、ライダーSOSでまた会おう。


DVD 仮面ライダー VOL.15
第89話 「恐怖のペット作戦 ライダーを地獄へおとせ!」を含む
新1号ライダー編第86〜91話を収録。
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コメント

>月見家さん

>小太りナオキ
実はずっと気になっていたのですが、終盤レギュラーの子供ふたりって、必ずナオキ・ミツルの順番で呼ばれてましたね。もしくは「ナオキたち」。
ミツルが「たまに俺を先に呼んでくれよ」とすねてなかったか心配です。

>意表をつかれる展開
オープニングにもネズコンドルなんて書かれてませんでしたからね。もっとも、番組の人気が不動のものになって、かつ終盤だったからできた展開かもしれません。

平成ライダーは、主人公側のほうに異様にドラマがかたよっていて、ワルもの側に魅力的なキャラがいないというのも、ハジけない原因のひとつのように思います。
とはいえネタが出尽くした感のある現在、なかなかあの頃のような展開というのも難しいでしょうね。他のシリーズで新しい、と思ったことが、実はライダーシリーズでもうやっていた、なんてこともあのますし。そういう意味でもやっぱりライダーって偉大。

>キングジョー
あれ、良かったですね。映像も選曲も良かったです。『ノンマルトの使者』でウルトラ警備隊を完全悪者扱いにしたことでも印象的な曲が流れてましたが、ウルトラセブン対強敵というシチュエーションだと、やはり燃えますね。

 演歌留奈紫苑|2007年03月03日 18:50

この前後編もわりと好きな話です。

>早回し追いかけっこ
このあたりから「強力な新組織ゲルショッカー」という感じがなくなってきますね。ナオキなんて結構鈍重そうなのになぁ。小太りで大人には従順…そんなナオキが未だに好きになれません。

>ふたりの新怪人同時襲撃というのは、実はこれが初めて
この意表を突かれる展開…しびれます。私の場合、モスキラスの回の終わりに、あの「アヒアヒアヒ〜」の青い怪人が紹介されたときでさえ、しびれたぐらいですからね…。確立されたフォーマットをほんの少し崩すことがストーリーをハジケさせるんですよね。ここらへん、平成ライダーにおいてはもの足りない部分のような気がします。

>まさか前後編だとは思わなかった今回は終わりです
この“ヒキ”はかなり効いてます。ウルトラセブンのキングジョーの前編の終わり方とも共通するドキドキ感。

DVD、見ようかな…。

 月見家|2007年03月03日 02:04

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