仮面ライダー 第84話 危うしライダー! イソギンジャガーの地獄罠

【できれば拡声器をご用意いただきたい】

原作者の石ノ森章太郎大先生が監督のこの回。通常の2倍の製作時間をかけてつくられたそうです。通常のライダーでは見られないような(というか当時の通常のTVドラマでは見られないような)映像が多数あります。

空撮とナレーションで始まるプロローグ。当時その意識はないと思いますが、今となっては写っている地域の様子がよく分かる貴重な映像です。なにか建設中の道路も見えますし。高速でしょうか。

そしてブラック将軍の声に煽られて、怪人イソギンジャガーが現れます。

そこを通りかかった釣り人というか石ノ森章太郎。「俺の姿を見たな!」と言うイソギンジャガーに「見ないよ!」と石ノ森章太郎。

原作者なのに、若干日本語が怪しいです。

石ノ森章太郎を消した後、のっしのっしと歩くイソギンジャガー。通常は見られない大フカン映像です。

チョコ姉ちゃんとマキさん。今回のチョコの役回り、正直女性陣のうち誰でもよかったと思うのですが、よりによって3人のうちで最も演技力があやしいチョコが抜擢されています。

大先生の好みだったのでしょうか。

そこへ滝和也がやって来ます。「何だい用事ってのは。まさかデートしてくれってんじゃ」と滝和也。

絶対にそう言うと思いました。このスケベ野郎。

マキさんのお父さんは行方不明なのだそうです。「何か手がかりは」と言う滝和也に、「滝さん、マキさんはね、お父さんと二人暮らしで」とチョコ姉ちゃん。

すんません、まず質問に答えていただけますか。

それにしても、あのオッサンからこんな可愛い子が生まれるなんてにわかには信じられません。もしかして(略)。

すると、ゲルショッカーが現れ、イソギンジャガーがマキさんをさらっていきます。ゲルショッカー、今回はタイガーロープを使ってます。まあジャガーなんですけど。似たようなもんなので可です。

チョコは籠の中の伝書鳩を放ちます。あの中身、99.999パーセント食い物だと思ってましたが、鳩だったんですね。失礼しました。というか、ガキどもが持ってる通信機くらい与えてあげたらどうですか。

その知らせを受けたライダー隊本部。「滝がついていながら」とおやじさん。

全くもってその通りです。

ライダー隊本部、こちらもものごっついフカン映像です。あとどうでもいいですが、本部の床、ちと汚れ過ぎやしませんか。レーシングクラブではないのでガソンリではないと思いますが。お茶でもこぼしっぱなしなのでしょうか。

本部から一斉に鳩が放たれます。派手な映像なのはいいですが、やっぱり普通に無線で一斉送信したほうが効率がいいように思います。敵にジャックされるリスクもありますが、ここはひとつ確実性をとりたいところです。

滝和也、どっからチャーターしたのかヘリコプターです。空撮であまり変化のない映像ですが、選曲が良いのでうまく間が持っています。

ライダー隊からの連絡を受け、赤と黄色のラリー車の行方を知るヘリコプターの滝和也。滝和也の進んでいたのは、まるっきり反対の方向だったようです。

全くもって役に立ちませんこのスケベ野郎。

オートバイの本郷猛、普段は見られないアングル映像です。本郷猛は赤と黄色のラリー車を発見します。どうでもいいですがマキさん、目が半開きです。まあ可愛いのでいいですが。

本郷猛は仮面ライダーに変身。すると爆弾攻撃にあいます。爆発でジャンプするサイクロンのストップモーションでアイキャッチへ。素敵!

CM明け、ストップモーションが解かれたところで開始です。すると、ゲルショッカーのオートバイ部隊が、陽炎が立ちのぼる中、全くの無音で登場です。普段は、というか、TV番組としてはかなり大胆な演出です。一瞬テレビが故障したのかと思いました。

そして仮面ライダーとオートバイ部隊との対決。二重写しの映像が斬新です。手法は違いますが、ごく初期の演出を彷彿とさせます。あとゲルショッカー、やっぱりタイガーロープです。ジャガーですが。

戦闘員を蹴散らしたのもつかの間、今度はイソギンジャガーが挑戦してきます。「きさま、マキを返せ!!」と仮面ライダー。

いきなり呼び捨てですが、お二人はどういう関係で。

イソギンジャガー、触手がくれを披露します。確かにスゴい技ですが、正直恐くもなんともありませんが何か。

イソギンジャガーと仮面ライダーの対決。仮面ライダーは触手締めに苦しみますが、キックで脱出。また無音になったので、やっぱり一瞬テレビが壊れたのかと思いました。

ヘリコプターの滝は、赤と黄色のラリー車を発見。中には本物のマキさんがいました。一方倒れているマキさんを見つける本郷猛。「マキ!」とやっぱり呼び捨てです。二人の関係が気になります。

マキさんをヘリに乗せた滝和也は、それはニセモノだと言ってますが、いかに本郷猛の耳が超人的でも、その距離とヘリの爆音があっては聞こえません。本郷猛はマネキン爆弾に引っかかります。

あと、こうもヘリコプターの映像を見ていると、無意識のうちに頭の中で『特捜最前線』の音楽が流れ出す私はやっぱり病気ですか。

本郷猛は仮面ライダーに変身してヘリに飛びついていました。この仮面ライダー、人形なのは別に良いのですが、首や腕の角度をもっと工夫したら良かったように思います。

マキさんのお父さんがイソギンジャガーだと分かった仮面ライダーは、頭の変身装置を破壊するため、ライダーポイントキックを放ちます。相当の集中力を要する技のようです。

海岸のイソギンジャガーと仮面ライダー。大ロング映像です。両端にひとりずついます。劇場映画では珍しくないアングルですし、大画面が普及した現在でもありうる画面ですが、当時のTV番組として、これも大変珍しい映像です。画面の小さい、そして正直今と比べればそれほど画質の良くないテレビで見る映像で、いわゆる安全フレームギリギリに、あのサイズで人物を立たせる演出というのはそうはありません。

イソギンジャガーはもとの男に戻ります。滝和也、きっと内心では、あの野郎オッサンのくせにあんな可愛い子を抱っこしやがってと思っていたに違いありません。

あと滝和也、遠くから見るどっかの漁師みたいです。

誕生おめでとうシリーズ第2弾、ヘドロ怪人 恐怖の殺人スモッグ でまた会おう。

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