仮面ライダー 第53話 怪人ジャガーマン 決死のオートバイ戦


【できれば刃物をいただきたい】

この回から再び藤岡弘演じる本郷猛が主役となり、新1号ライダーが登場します。

たった1週間でこのカラーリングの違いですから、前情報なしにこの回のオープニングを見た人はさぞかしびっくりしたでしょう。

この新1号、諸説ありますが、強力になるショッカーに対抗するため、本郷猛自らがショッカーに捕まり再改造を受け、自己催眠装置で脳改造を逃れて脱出した、というのが一般的のようです。またこの時の責任をとる形で、死神博士が日本支部から他支部へいわば左遷されたともなっているようです。

いずれにしても、作品中で語られた内容ではないので、公式見解ととるかどうかは意見の分かれるところでしょう。再改造の説を示すものとしては、オープニングで挿入される改造カットや、ワシカマギリの回で本郷猛が自分の改造されるところを回想するシーンなどがあります。

まあ、もしかしたら単なる衣がえかもしれませんが。

この回のオープニングから、写植だった文字がなぜか手書きに戻ります。また「立花藤兵衛」の「衛」がなんだか簡単な文字になってます(私のコンピュータでは出ませんでしたが行人ベンに→ヱ この字です)。

オープニングのラストでは

トドギラー→ドクモンド→ナメクジラ→イソギンチャック→ギリーラ→カメストーン の順で怪人が登場します。ラストカットのみハエ男も出てきます。

まだ本編に登場していないドクモンドとギリーラが出ているのは製作順が早かったためだと思われますが、まだバリバリの新怪人なのにドクモンド、すでに再生怪人のようなやられっぷりです。

動物園の守衛さんが怪しい男に声をかけると、男はジャガーマンになりました。守衛室に戻った守衛さんは、もうひとりの人に信じてくれと言いますが、もうひとりの人は「信じるさ」と言って、毎日毎日鏡の中で会ってると言います。そいつがジャガーマンでした。

ということはこの怪人、毎日毎日身なりを気にしているのでしょうか。想像するとちょっと笑います。まあジャガーマンは男前だから良いですが、ゴキブリ男ったらはり倒すところです。いや、はり倒したくないですけど。

守衛さんはジャガーマンのツメにやられます。この間1カットです。1カットの中で、守衛室と書いた磨りガラスのドアの向こうで、5秒間で血のりをつけて倒れます。おつかれさまでした!

動物園を悠々と歩くジャガーマン。ところでさっきの虎とは話はついたのですか。

オートバイを駆る本郷猛。音楽はまさに『かえってくるライダー』です。劇場版でも本郷猛が変身してから流れました。大けがを経て、また主役として番組に戻ってきたと思うと感慨深いものがあります。

それにしても、藤岡弘氏のオートバイは安心して見ていられます。なんせ前のライダーは無●許でしたから。

本郷猛が帰ってきたおかげで、グランプリ優勝の夢が膨らんできたとおやじさん。

一文字隼人では内心力不足だと思っていたのでしょうか。

オートバイを走らせながら「グランプリの優勝、俺の夢だ。だがその前に、まずは悪魔の組織ショッカーの息の根を完全に止めることだ」と心の中で言います。

すると、「息の根が止まるのは本郷猛、貴様の方だ!!」とジャガーマン。

すんません今のモノローグだったんですけど。

それともジャガーマン、動物と話が出来るだけでなく、人の心も読めるのでしょうか。恐るべしジャガーマン。

本郷猛の前に、今回から登場する強化黒戦闘員の登場です。体に骨模様がついているのが特徴です。

本郷猛、テレビ版で初の変身ポーズをとります。劇場版では“変身”でしたが、テレビ版では“ライダー、変身”です。“変身”という時に微妙に腰を動かすのがセクシー。

変身とともに『ライダーアクション』の歌入りが流れます。本編で歌が流れるのはこれがはじめてでしょうか。

仮面ライダー新1号のアクションシーン、初登場ということもあってか、テレビ版としてはかなり派手な演出となっています。

一方、こちらも新設されたショッカー基地。製作順の関係か、劇場版と第46話(ベアーコンガーの回)で先行して使われています。従来の基地との大きな違いは、首領が命令を出すショッカーマークと、その周辺に配置された中2階と階段です。

仮面ライダーのテクニックをよく見ておけと地獄大使。どうせなら突っ立ったままじゃなくて座らせてあげたらどうですか。

テレビのニュース、山本アナウンサー登場。ゴキブリ男の時も出てきます。それにしても殺風景なスタジオです。

動物たちに、オレの命令があったら野生の血をたぎらせて人間どもを食い殺せと語りかけるジャガーマン。

象に言ってもしょうがないような気もしますが。

この回からミカ姉ちゃんに変わってトッコ姉ちゃん登場(オープニングではミツコとなっていますが)。犬の鎖を持っていますが、ジャガーマンに食われたのでしょうか。

女性陣と五郎の前に現れるジャガーマン。五郎の水筒攻撃など通用しません。そして動物どものエサにしろとジャガーマン。もったいない話です。五郎だけはさっさと食わせるとして、せっかく女子が3人もいるのに。

私がジャガーマンなら(以下略)。

そこへ助けに入る本郷猛と滝和也。ジャガーマンを追う本郷猛に「ひとりじゃ危ないぞ!」と滝。この後あっさり捕まるあなたに言われたくはありません。

本郷猛がジャガーマンを追っていくと、地獄大使が現れます。仮面ライダーとの初対面ですが、ゾル大佐は直接、死神博士は声だけでしたが、地獄大使はホログラフィーです。随分高待遇です地獄大使。

ホログラフィーの地獄大使と会話する本郷猛。実際の内容はアレですが、はたから見るとちょっと危ない人です。

さっきの「ひとりじゃ危ないぞ」というのはそういう意味だったのでしょうか。

本郷猛がさっきのところに戻ると、すでにみんないません。ショッカーに捕まりました。滝和也、全くヘタレ過ぎです。

本郷猛はみんなを救うためにわざと捕まります。抵抗すればみんなをライオンのエサにするとジャガーマン。みたところやっぱりエミ姉ちゃんが一番美味しそうです。あのポッコリおなかがたまりません。鼻血でそうです。

本郷猛はおとなしく処刑されるフリをしてライターを落としていきました。そのライターでロープを焼き切ろうとする滝和也。五郎は吠えるライオンに「もうちょっとだから見逃してくれよな」と言います。さっきはライオンのエサになっても良いんだとか言ってたくせに、調子のいいガキです。

十字架で火あぶりの刑になる本郷猛。ですがこの状態だと、火の巻き上げる熱風で変身できそうな気もします。

どっちにしろ、滝和也がやってきたので助かった本郷猛、仮面ライダーに変身です。まだ主題歌の歌入りは使用されません。

仮面ライダーは激闘の末、ライダーヘッドクラッシャーという大技でジャガーマンを倒します。藤岡氏のドスの効き具合が技のスゴさを表しているようです。

ジャガーマン、本郷猛の十字架が自分の墓標になりました。

事件が終わり、ライオンに命令する五郎。吠えられるとおじけづきます。やっぱりただの調子のいいガキです。まあライオンにモテるんだから良いでしょう。

次回予告、回転した仮面ライダーのマスクが脱げているように見えるのは、間違いなく気のせいです。

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