仮面ライダー 第35話 殺人女王蟻 アリキメデス


【できれば部下は誉めて育てていただきたい】

ショッカーは、蟻の卵から改造人間・アリキメデスを作ることに成功します。よほど苦心したのか、アリキメデスの誕生を見て科学者たちも大興奮です。

怪人に名前をつける権限は今までのエピソードを見る限り、どうやら首領にあるようなので、このネーミングも首領のセンスでしょう。単なるダジャレですが。あと「女王蟻女」ってのも変ですが。

ちなみに、アリカポネやアリギサンダーもほぼこれと同じ論法です。

ところでこの怪人、やっぱりアリガバリとは仲が悪いんでしょうか。

アリキメデスは、銀行のシャッターを蟻酸で溶かし、金庫に侵入します。駆けつけた警備員を蟻酸で溶かすまではいいのですが、誰も見てないのに「この女王蟻の威力を見よ」と言って、こともあろうに札束に蟻酸をかけて燃やします。

せっかくなのでお金も盗んでいけばいいと思うのですが、どうやらシッョカーはゲンナマよりも、金(きん)や財宝などモノの方に興味があるようです(次の回でも宝狙ってますし)。

ショッカーのアジトである家に、戦闘員に化けて潜入する滝和也と一文字隼人。こうなると滝和也だけでなく、一文字隼人にもマイショッカー服が欲しいところです。

廊下で戦闘員の気配を感じたふたり。ジャンプしますが一体何に捕まっているのでしょう。手のひら吸盤でしょうかこの人たち。

アジトの中で、ふたりはバカでかい卵を発見します。殻は鋼鉄のように硬いようです。一文字隼人が拝借しようとすると非常ベルが鳴ります。ガメるなら棚の中のをガメるべきでした。

滝和也、卵をロープかなにかで固定もせずにバイクで逃げようとすると、女の人を轢きそうになります。慌てて女の人を後部座席にのせようとする滝和也ですが、女の人はアリキメデスでした。まったく古典的な手に引っかかる人です。

ちなみにこの卵、さっきから軽々とゴロンゴロン転がっています。殻は鋼鉄のように硬くても、重量は発泡スチロールのように軽いのでしょう。ショッカーの優れた科学力だからこそなし得た技です。

一文字隼人は仮面ライダーに変身。貯水池のようなところでアリキメデスと対決しますが、蟻酸をかけられ、下の水に転落です。

アリキメデス、見事仮面ライダーをやっつけたというのに、基地に戻ったら誉められるどころかゾル大佐にとっても怒られてしまいます。確かに今は仮面ライダーよりも卵の方が大事なのでしょうが、どちみち仮面ライダーさえいなければ作戦の成功は間違いないわけですし、少しは誉めてあげても良いのではないでしょうか。部下グレますよ。

一文字隼人、あっさり復活して卵をクラブに持ち込みます。中から怪獣が出てたらどうしようと言うマリ姉ちゃんに幼稚だなあと言う五郎。我々が言うのはいいですが、日夜ショッカーとご対面しているこの世界の住人が言うセリフではないような気もします。

五郎たちが卵をクラブの倉庫に運んでいる間に、一文字隼人は自分の体についた液体の分析を終えています。倉庫がどれだけ遠くにあるのか分かりませんが、いくらなんでもちとは早過ぎやせんかい。

倉庫では、卵が変化を見せていました。「鬼が出るか蛇が出るか」と珍しく高尚なことを言うマリ姉ちゃん。

まあ、出て来るのは蟻なんですけどね。

滝和也に、卵から離れろと言われても、まだ「あたし、卵の中が見た〜い」と言うマリ姉ちゃん。

まあ、蟻だとは思いますが。

そして大量の殺人アリがクラブを襲撃します。さすがにこれだけの数になると、たとえ蟻といえども踏む気がしないでしょう。アリキメデスも現れます。

いったんは火を使って怪人を撃退しますが、一文字のモノマネ作戦でまたピンチになるクラブの面々。明らかに佐々木剛一文字隼人の声でしたが、よくモノマネだと見破りましたね滝和也。

倉庫に逃げたクラブの皆さん。卵を燃やそうとガソリンをかけて火をつけますが卵は平気です。ていうか、さっきといい今といい、そこら中にガソリン置きまくってますかこのクラブ。

クラブの危機に「みんな、がんばれよ!!」と叫んで仮面ライダーに変身する一文字隼人。

おまえもがんばれよ。

こういう場合だと、サイクロンに乗りながらだんだんと変身できる本郷ライダーが便利です。

殺人蟻に、クラブの皆さんを食い殺せというアリキメデス。明らかに自分の蟻酸で始末したほうが早いと思いますが、かわいい蟻たちに美味いものを食わせたかったのでしょう。

そんな親心が災いして、仮面ライダーが到着してしまいます。「ショッカーの世界征服の野望は、私が許さん!!」と仮面ライダー。中の人の中村さんの目もそう言っています。

卵を持った仮面ライダーとアリキメデスの対決。アリキメデスは蟻酸を自分の卵にかけてしまい、卵は溶けます。中にはアリキメデスの幼虫らしいのが入っていましたが、それ以外は空です。養分になりそうなものとかいっさい入っていませんでした。

アリキメデスの蟻酸攻撃に「二度とその手は食わん!!」と仮面ライダー。正確には貯水場で一度、クラブで一度、卵を盾にした時にさらにもう一度くらってますので、「4度も同じ手は食わん!!」というところです。

仮面ライダーはアリキメデスにライダーキックをくらわせます。アリキメデスは自分の蟻酸が混じった水たまりに落ちて溶けてしまいました。

アリキメデスの死とともに他の卵も連鎖反応で爆発しました。悔しがるゾル大佐ですが、やはり部下は誉めて育てるべきだったという教訓を残して今回は終わりです。

次回予告、また画面中央よりやや下、ゴシック調になっています。

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